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[社会] 韓国での就職、よく理解してからにしよう

労賃待遇・作業環境が優れた会社への就職は至難の技


▲韓国の就職博覧会に参加した朝鮮族の求職者

最近になって、多くの中国朝鮮族が韓国政府の訪問就業制などの政策で、韓国にて就職している。 関連部門の最近の統計によれば、現在、韓国に滞在中である朝鮮族の数は50万人を越えるという。

韓国に来た朝鮮族を相手に韓国全域に雨後の筍のように生じたのが職業紹介所で、ソウル市だけで80ヶ所余りという。 永登浦区大林駅周辺には、朝鮮族に就職を斡旋する職業紹介所が並んでいる。 その中には最初から商号もなく《同胞就職専門》、 《朝鮮族専門》、《家政婦》という看板も見られる。 大林洞一帯の職業紹介所には、毎日、数百人の朝鮮族が労賃が高く 待遇が良く自らの適性に合う仕事を探すために集まる。

彼らはほとんど、10〜20万ウォン(通常、一ヶ月の月給の10%を支払う)の紹介費を払って仕事を探している。 やっとの思いで 韓国の地を踏んだ朝鮮族は、血の滲むような思いで稼いだ金を紹介費として捧げて仕事を探すが、気づかない内に 損害を被ることが多い。 職業紹介所は求職者と求人者の仲介を通じて、正々堂々と金を儲けるべきなのに、 そうでないという残念な状況にあるのが韓国の現実で、在韓朝鮮族と職業紹介所の間の不協和音は途切れることがない。 昨年には働き口を紹介した職業紹介所の所長を殺害した事件が発生し、多くの人々が茫然自失したこともある。

ほとんどの職業紹介所では、就職後3日内に紹介された仕事を辞める場合、紹介費を100%返還することにしているが、 7〜10日後には一銭も戻さないという規定がある。 多くの求職者は紹介所の話だけを信じ、荷物を包んで仕事をしに行く 場合が多い。 だが、その会社に行ってみると、紹介所で聞いたことと違っているところがあったり、全く違う時が多い。

これに対し失望した朝鮮族求職者が紹介所の関係者を問い詰めながら、他の紹介所に行くから紹介費を返してくれと言えば、 紹介所ではいろいろな口実をつけながら一部分しか返還してくれない。 結局、損害は朝鮮族の求職者が受ける。

就職を望む朝鮮族求職者は、韓国には直接会社とアウトソーシング業者があるという点を忘れてはならない。そして、 まず直接会社に就職するのか、それともアウトソーシング業者に就職するのかを先に考慮しなければならない。 直接会社は 会社の管理者が直接面接をした後、職員を採用、管理して契約を締結して労賃を支給するので、一種の家族のような雰囲気が 濃厚で、職員を比較的良く面倒見てくれるのが特徴だ。

アウトソーシングというのは、ある会社が別の会社のために生産、流通、サービスなどのサービスを提供する形態を指し、 アウトソーシングでは会社の代わりに職員を採用して労働契約を締結し、職員を管理して給与を支払う。

アウトソーシング業者は韓国の良い働き口のうちの大部分を独占しており、労賃が直接会社より20%ほど高く、 賞与金(100%〜500%)があるなどのメリットがある。 その反面、アウトソーシングを通じて就職すると、アウトソーシングと 会社の二重管理を受けなければならないので、職員がストレスを比較的多く受け、一日2食のみ無料で提供され、月当5〜7万ウォンの 寄宿舎費用を払わねばならないなど短所もある。 そして良心のない一部の悪徳アウトソーシング業者では、職員、特に 在韓朝鮮族職員の退職金を払わないようにするため、入社後1年が過ぎる前に様々な口実をつけて切り捨てることもたびたびある。

このような問題を解決するには、在韓朝鮮族求職者は良心的な職業紹介所を選択し、面接に行く前に先に職種、環境、労賃、 待遇、賞与金の有無、契約締結の有無などを詳細に問い合わせするべきで、紹介費の返還に関する規定をよく調べて みなければならない。

ワークネット、ミディアジョブ、ジョブコリア、、サラムイン、キャリア、インクルート、私たち同胞就職ネットなどの就職 ポータルサイトを利用して履歴書を送ったり、採用情報により問い合わせして面接する方法で就職することも出来る。 20〜30代は、 このような就職サイトを利用して事務職あるいは貿易などの会社の就職を試みことが出来る。

その他にも《交差路》、《フリーマーケット》などの新聞を利用することが出来、道庁や市庁などで運営している 《外国人支援センター》を訪ね、働き口や就職情報を無料で調べることが出来る。

世の中に《山良く水良く景色良い上に人柄まで良いところ》はあまりないのと同じで、労賃が高く待遇が良く宿泊が良く 労働がきつくなく、作業環境が優れた会社に就職するのは至難の技だ。 最近のように物価は常勝し景気は振るわない韓国の 状況を勘案すれば、なおさらのことだ。 そして一人で入国した人々は、首都圏より労賃が高くて居住環境が良い地方へ行けば、 在外同胞ビザ(F4)も受けることが出来るので、一挙量得だ。

韓国は競争が非常に熾烈であり、また専門職技術者の労賃と待遇が高い国だ。 私たちは熱心に技術を習い、会社や職場で なくてはならない存在になって初めて高い労賃待遇を受け、相対的に容易な技術職や専門職種に従事することが出来るように なるのだということを忘れてはならない。

(吉林新聞 パク・クァンイク記者 2013年2月5日)
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