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[教育] 休みに私達の子供を誰が面倒見てくれるのか

出勤族の朝鮮族父兄、この冬休みにも子供を預けるところがないのが悩み



休みは子供たちの一学期の重い《学習ふろ敷包》を解く楽しい時間だ。 しかし今年の冬休みにも出勤族の両親たちは心配が 並大抵でない。 昼間に子供が一人で家にいるためだ。 出勤族は休みになった子供を預けるのに相応しい場所が欲しいと、 切なく訴えていた。

コンピュータやTVで無駄な歳月... 家に一人で置いておくのも心配

長春市の某事業団体に出勤する田女史は、娘が休みになるとすぐに心配ができた。 田氏夫妻は出勤族で、老親が身近にいない彼らは、 長春市朝鮮族緑園区小学校3学年の幼い娘を昼間に任せる所がない。

《最近は、アパートの子供たちに事故が起きたというニュースをTVで見るたびに恐ろしい》、《子が一人でいる時は、(私が)事務所に 連れていったり友人の家に任せようにしている》と田氏は語る。

田氏は《昼間に、休み期間中の子供たちの面倒を見てくれる托管所があれば、どんなに良いか》といい、どうせなら朝鮮語まで 教えればなお良いという。 彼女によると、娘のクラスの半分くらいの生徒は朝鮮語が上手ではない。 最近、田氏は朝鮮族特色の 冬キャンプを娘に奨めている。

子供が長春市寛城区朝鮮族小学校6学年の李女史も不安は同じだ。 李氏夫婦も出勤族で、李女史は《そばにいて守ってくれる人もおらず、 子供が休みを虚しく過ごすのではないかと思うと恐ろしい》と語る。 彼女は、《一日中、コンピュータゲームばかりしたりTVを見て 休みを過ごす子供のため、頭を痛める出勤族が身近に多い》という。

《休みに子供たちの宿題を指導し、囲碁や将棋、書道を教えたり、チェギチャギなど民族特色の濃厚な文化活動を教える朝鮮族の塾や 組織が長春にあればいいと出勤族たちは希望している》と李女史が語った。

長春だけ見ても、休みに入った子供を田舎に送ったり空き家に置く朝鮮族出勤族が多かった。 一部は韓国に行った夫や妻の下に送り、 異国見物をさせるケースもある。

延辺:社会的に多様な対策準備

延辺州次世代関心委員会副主任・李南実によれば、延辺にはほとんと゜の街道や社会区域ごとに次世代関心委員会が 設置されている。 老教師、老専門家など5老人員で構成されたこの委員会のうち、一部は自体で托管所を建て、区域の 子供たちを休み中に世話している。

出勤族が朝、子供を任せれば5老たちは子供の興趣に合うように無料で特技を育てさせ、両親が退勤する時まで見守る。

延吉市公園区域園輝街道、北山丹春街道などの委員会では、子供たちに卓球の訓練をさせ、今年の冬、延吉市で主催する 街道子供卓球競技に参加させる。

《電卓所は始業の後にも午後<3時学習班>、<4時学習班>等を多様に設け、出勤族の子供たちを見守っている》と李南実は語った。

2000年に延吉市に設立された民間文化奉仕団体-《朝鮮文読書社》は、休みに朝鮮族の子供たちのために図書館を用意している。

この団体の会長であり図書館責任者である趙権玉によれば、図書館の面積は500平米で、室内には2〜3万冊の図書が陳列されている。 子供に図書閲覧証一枚さえあれば、両親まで含めて3人に本を貸す。 《本を通じて後世代に民族と伝統を知らせるこの場》によれば、 図書は延辺大学や延辺人民出版社、延辺の知識人、海外の人々が寄贈したものだ。 趙権玉は《民族と次世代関心事業のために 民族の知識人が皆一緒に力を集めなければならない》と語った。

延吉市中央小学校でも、休みの間、学生たちに民族伝統文化を伝授すべく努力している。 この小学校の副校長・朴雪花によれば、 この学校は《朝鮮文読書社》の紹介で、今年の冬休みに《韓国、釜山大学からテコンドーの教師を迎え、無料で生徒たちにテコンドーを 教えた》という。それ以外にも、この学校は民族楽器や伝統舞踊、民族手芸品の製造方法なども学生たちに教える。

長春市朝鮮族団体、問題解決に没頭

休み期間、出勤族のため子供たちに民族文化継承の重要性を知らせようと、長春市の朝鮮族の様々な単位と部門、 社会団体が活動している。

記者の報告を聞いた長春市朝鮮族次世代関心委員会では、朝鮮族電卓所を作ることに関し、現在、研究準備中だ。

長春市朝鮮族群衆芸術館の新しい建物は、国がまもなく建築してくれる。 この芸術館副館長・黄海月は、《新しい建物が 立ち上れば、子供たちに休み期間中に踊りや歌をプレゼントする》と語る。 この芸術館は、現在、北朝鮮から芸術家を 迎えて長春地域の朝鮮族の学生たちに踊りや歌を教えている。

記者が調べたところによれば、長春には実際に個人が設けた朝鮮族電卓所が何ヶ所かあった。

ある電卓所に子供を任せている学生の父兄・金氏は、《退職教員が子供の宿題も指導し、時々おやつも食べさせて世話を してくれる》とし、とても満足そうだった。

しかしある学生の父兄・姜氏は、《小さな部屋に子供が多く、個人アパートに設けたものなので、(子供たちが)飛び回る所もない。 安全の問題なども心配だ》とし、子供を安心して送り出すことが出来なかった。

学生父兄の金氏は《先生にお礼を十分に差し上げるから、朝鮮族学校で冬の間、電卓所を設けてもらえれば、どんなに良いか》とし、 《しかし学校では安全の問題などでかえって負担にもなる》と語る。

休みになった子供の安置問題は、学生、父兄の生活と仕事に大きく関係するものであり、社会全体が一日も早く対策作りに 乗り出さなければならない問題だ。 この方面において、良い代案や豊かな経験、建議がある方は、積極的に吉林新聞社に 情報提供して下さることを望みたい。

情報提供電話: 0431-87652910

Eメール: JLRBjinxiong@163.com

(吉林新聞 2013年1月18日)
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