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[社会] 延辺州、朝鮮族人口の減少対策を準備

中国内の朝鮮族人口が減少傾向を見せている中、朝鮮族最大密集地域である延辺朝鮮族自治州が関連対策の準備に出た。

25日、延辺インターネット放送など現地メディアによれば、延辺自治州は最近開幕した第14期人民代表大会会議の 案件で'朝鮮族人口発展条例案'を上提した。

この条例案は、1996年以後マイナス成長の勢いを続けている延辺州の朝鮮族人口を増やすためのもので、補助金支給を はじめとする各種の出産・保育支援策を含んでいる。

2010年の人口調査当時、延辺州全体の人口227万人のうち、朝鮮族は83万人(37%)で、10年前より6万人余り減った。

これは1992年の中韓修交以後、朝鮮族の青壮年層が韓国と中国内の大都市へ仕事を探して大挙離れ、現地の出産率が急激に 低くなったためと解説される。

現在、延辺州の朝鮮族の二番目の子供の出生数は年間900人にも至らなくなっている。

延辺州のある地域代表は、"1990年代中・後半から朝鮮族人口が大量に中国の沿海地域合作企業に就職し、海外労務に出たため、 人口が急減した"としながら"20年ほどが過ぎた今でも彼らが帰ってこない理由は、故郷に帰ってきても従事する仕事場がないため"と 指摘した。

彼は、"条例制定も必要だが、政府次元で彼ららが就職できる仕事場を積極的に創り出し、数十万の朝鮮族人口が故郷に帰って くるように誘導することが至急必要だ"と強調した。

少数民族が占める比率が30%を下回れば自治州指定が解除されるため、一部では延辺州の朝鮮族人口の減少が持続する場合、 自治州の地位を失うことになるのではないかという憂慮まで出て来ている。

中国内全体で朝鮮族人口は1990年192万人で、2010年183万人と、20年間に9万人(4.6%)減り、延辺州が属する吉林省(104万人)と 黒龍江省(32万8千人)、遼寧省(24万人)等、東北3省に全体の87.8%が居住している。

(黒龍江新聞 2012年12月25日)
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