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[経済] 村の土地、長期集中譲渡で村民収入増加

蛟河、天北曙光村、精米会社と13年間、土地譲渡契約で1畝当りの収入200元増加



十月も過ぎようという30日、記者は蛟河・天北鎮曙光朝鮮族村を訪ねた。天北鎮は行政上、蛟河所轄区域ではあるが、 蛟河市よりは吉林市からの方がはるかに近い1時間程度の路程だった。

散在地域の朝鮮族密集地の一つである天北鎮には、光鮮、永進、曙光の3つの朝鮮族行政村が現存している。

記者一行を出迎えにきた方は、18歳の時、黒龍江から蛟河・天北に引っ越して来て、これまで天北を出てみたこともなく、 村の幹部として17年間仕事をしてきたという曙光村の鄭道尊(59歳)村主任兼村書記。彼から曙光村についての紹介を聞いた。

曙光村は戸籍上の所帯数は109世帯、戸籍上の人口は351人だが、実際の居住世帯は18世帯で残った常住人口は約50人ほどだという。 そのうち2世帯が過去に馬車引き、豆腐屋をしていて、村で戸籍を受け入れた漢族の世帯だ。

曙光村の水田面積は120haであり本来3ヶ所の小隊に分かれていたが、今は3つの小隊を合併して隊長職に幹部1人を置き、 老人協会では20人余りが長期的に活動をしている。

2010年、曙光村は農業合弁会社を成立、曙光村指導部では農業合弁会社の名義で天泉米業公司と村の土地長期集中譲渡契約を結んだ。

農業合弁会社に加入した農家の合計90haの土地を13年間、精米会社に長期譲渡することを契約、譲渡費は天北鎮で一番高い 市価下限線の下で、国家で徴収する米価を基準として米一斤につき0.05元上がれば畝当りの譲渡費も20元上がる。

農業補助金は土地の持ち主に回し、稲藁を要求する農家は稲藁を畝当り60塊、現金を要求すれば畝当り48元と計算してくれる。

村の溝さらい、道修理、雑事等等、村の任務に限っては、精米会社で畝当り20元ずつ村に支払う。

精米会社と契約した初年度の2011年には、譲渡費を畝当り660元を受け取ったが、これは2010年と比べてみると、 110元上がったことになる。2012年には畝当り720元を受け取ったが、これは周辺の村の最高相場よりおよそ200元高い価格だ。 しかも譲渡費は先払いで受け取る。

鄭道尊村主任は、集中譲渡は様々な面で利点が多いと分析し、三つを挙げた。

最初の利点は、村に老弱者ばかり残った現況で集中譲渡は個人譲渡による紛争を減らし、村民の利益が合法的な保障を受け、 市場形勢により最大限、土地譲渡の高収益を創り出す。

二番目の利点は、村の指導部幹部が不足している状況で、村指導部の活動負担を大幅に減らした。

三つ目は、精米会社と手を握って国家関連の農業政策投資を誘致することにより、村の建設に有利だ。

それだけではない。

この村の村民は、精米会社に長期的にあるいは季節的に出勤あるいはアルバイトをして副収入が出来るようになった。 曙光村の村民・金ヨングク(30代)は、精米会社に生産隊長として招へいを受け、月固定収入2400元だ。

今年稲秋に機械作業が難しい稲収穫に、村民たちが畝当り400元を受けてアルバイトをし、金儲けが存分に出来たという。

平時、精米会社のその他の雑事にも、村の労力が動員される。

曙光村は蛟河市と吉林市の文明村として栄誉を受け、基層優秀党組織に選ばれ、鄭道尊村主任は優秀党員として 蛟河市第12期13期党代表として連続2期選抜された。

(吉林新聞 2012年11月2日)
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