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[社会] 注意報!父兄相手の電話詐欺に用心

最近、幼い生徒を持つ父兄ばかりを相手に電話詐欺行為をする輩が活動しており、父兄の胸を痛めている。

10月31日午前、小学校3年の息子を持つ北京コリアタウンと呼ばれる望京で暮らす朝鮮族・金女史は、突然、名前を 知らぬ者からの電話を受けた。 内容は、子供の隣の教室の担任教師だとして、名前まで正確に述べ、その家の息子が突然 胃の出血で倒れて北京市児童病院に運ばれて行ったという。 そして、子供の担任教師がそのために出勤出来ないので自分が 引き受けることになったとし、お金を準備してはやく病院に来るようにというのだ。

あまりにも突然の状況に遭遇した彼女は、会社に出勤した夫に慌ててこの事実を知らせ、着の身着のまま銀行カードを 探して財布に入れ、急いで階段を降りてタクシーを呼んだ。 金女史がイライラしてタクシーを待つっていたその時、また、 携帯電話が鳴った。 今しがた連絡して来たばかりの隣のクラスの担任教師が、どこまで来たのかと尋ねるので、タクシーを 待っているところだというと、すぐに子供が今直ちに手術しなければ生命が危険だからはやく次の病院の銀行口座へ5万元を 入金してから来るようにというのだ。

朝学校に行く時まで何ともなかった子供が、生命が急に危険になったという話に気が動顛してしまった金女史は、分かったと 答えては直ちに付近の銀行に走って行った。 会社に出勤した夫もタクシーを拾って病院へ向かった。

彼女が我を忘れた状態で銀行に到着し、今まさにお金を振り込もうとしていた時、今回は携帯電話からメッセージが到着した。 子供の学校からの知らせで、内容は最近、父兄を相手にした電話詐欺が多いので格別に気を付けろということであった。

その時、初めて気分がすっきりした金女史は、子供の担任教師に電話をかけることを思いついた。 電話を受けた担任は、 自身がまったく休んでおらず、子供も今学校に何の問題もなくいると伝えた。

メッセージがあと1分だけ遅く届いていたら、彼女は5万元をあっという間に詐欺で失っていたのは明白だった。 調べによると、 この日、この学校では父兄から似た内容の電話が数十回以上もかかって来たという。

10月30日午前、やはり北京で会社を経営する朝鮮族・李氏もおかしな電話を受け、小学校6年の娘が今自分たちの手によって 拉致されているとし、家の注所と車のナンバーまで気味が悪いほどに知っていた。 それで急いで担任教師の携帯電話に 連絡をしたが、出なかった。 後で分かったが、犯罪分子は子供の担任教師の授業時間、そして授業中には携帯電話を 携帯しないということまで全て掌握していた。 幸い、賢明な李氏は速やかに学校該当部門に連絡を取って子供の安全を確認、 詐欺を免れることが出来た。

電話詐欺犯罪分子の詐欺方法と手段は、次第に緻密化・陰険化していっている。 そして一部の個人あるいは利益集団により、 現在、私たちの個人情報はほとんど露出状態に置かれた状況で、ややもすると瞬く間に致命的な損失に遭うこともあり得る。

外国に出たり、あるいは国内の他地域に出た子供たちの代わりに孫の世話する朝鮮族老人たち、そして子供を身辺に置いた 若い父兄は、それらと似た電話を受けた場合、犯罪分子が指示するままに行動するのではなく、ひとまず焦る気持ちを沈め、 手をつくして最も早い時間内に子供の正確な情報から知るようにしなければならない。 そうすることで犯罪分子の 詐欺電話に駆り立てられず、不必要な財産損失を防止することが出来る。

(吉林新聞 2012年11月1日)
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