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[経済] 延辺、75%の大卒生が外地で漂流

専門家−カギは産業基盤が用意されること

2012年に大学の門を出たばかりの卒業生が、続々と各自の職場に就職して仕事を始めている。今年はどれだけの延辺籍の 大卒生が再び延辺に戻って故郷の経済社会建設に参加出来るのだろうか?

該当部門の統計によれば、2009年から2011年までの3年間、高等学校を卒業した延辺籍の大卒生数は3万 5298人に達した。 そしてそのうち、再び延辺に戻った大卒生は8789人で、25%にしかならないと伝えられた。 残りの75%は延辺に戻らず、 国内経済が発達した大都市や沿海地区、そして海外留学を選択したことが明らかになった。

延辺大学某学部の27人の朝鮮族大卒生を対象に調査した結果、そのうち11人が青島、北京、天津、上海などの沿海地区や発達した 大都市に就職したことが明らかになった。その反面、27人中、延辺の企業に入った大卒生はただの1人もいなかった。 延辺に残る場合、 大卒生は公務員や事業単位に入ることを最優先に考慮した。

先日、長春で開かれた東北アジア高級人材フォーラムで、中国人事科学研究院・呉江院長は、東北3省の人材流失が深刻だとしながら、 現在の状況を《末端人材が多く、高級人材が少なく、投入が多く産出が少なく、流出が多く収入が少ない》と指摘した。 その実例として、昨年、吉林省で教育と研究開発に対する投入がGDPに占める比率が11.9%、人材がGDPに対する貢献率は16.4%に しかならなかったのに対し、広東省は8%の投入で32%という高い効率を創り出した。

このような現象は延辺も同じだ。 財政支出全体で教育に投入される比率が非常に大きな比重を占めているが、大卒生流失が深刻で、 特に外地の名門大に入学した優秀な延辺籍の大学生は、卒業後ほとんど全部が帰郷せず、外地に定着しているといわれる。 政府次元で 一時、彼らを故郷に帰って来るようにしようと努力を試みてみたが、結果はうまく行かなかった。

人材の流失をどのように防ぐのか、特に高級人材をどのように迎え入れるのかについて、中国人事科学研究院・呉江院長は、 《金銭や一時的な待遇が問題ではない》として、《政府の指導も重要だが、カギは彼らに真に何か取り組む仕事を与えることだ。 産業インフラを用意して、市場が彼らを自然に吸引するようにしていくことが一番望ましい》と強調した。

この10年余りの間、開発と建設を経て、延辺はすでに中国が東北アジア地域の合作に参加するための重要な舞台として浮上した。 今年、政府の事業報告で、延辺では人材事業に重視を回し、地域外の高次元人材を誘致して延辺籍の人材の帰郷創業を誘導すると 明らかにした。 東北アジアの前哨基地である延辺で、今後、どんな方法と手段で国内の他の都市と今、 海外で留学している延辺籍の人材を引き込むのか、期待される。

(吉林新聞 2012年8月9日)
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