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[社会] 中国同胞のビザ申請急増…審査処理渋滞が深刻−韓国

処理期間1週〜6週…"結婚式に出席出来ずイライラ"

韓国政府が国内滞留在外同胞の子供に対する入国機会を拡大し、最近、中国同胞(朝鮮族)の子供の ビザ申請が急増し、処理期間が以前より6倍程に増えるなど、深刻な渋滞を招いている。

24日、駐瀋陽韓国総領事館によれば、4月16日に施行された'外国国籍同胞制度の変更・改善案'により、満25歳未満の 若手同胞の韓国訪問の条件を緩和した後、ビザ申請件数が倍に増加した。

中国同胞の90%ほどが居住する中国東北3省を担当する瀋陽総領事館は、ビザ審査期間を減らすために人材を最大限稼動 させているものの、1日平均800〜900件だった申請件数が1500件以上に増え、渋滞がますます深刻化している。

現在、審査を待つビザ件数だけでも1万 9千件に達しており、普段は1週間だった処理期間は、観光ビザは3週、短期訪問 ビザは6週にまで伸びている。

これにより、韓国で結婚式の日を決めておいて出国を準備していた婚約夫婦や、休みを迎えてやっと韓国にいる両親に会う 計画を立てた子供たちは、気を揉んでいる。

現地では、韓国政府が制度の改善に先立ち、人材補強など十分な事前準備をしていなかったことに対する不満の声が あちこちから出て来ており、瀋陽総領事館には迅速なビザ審査を要請する嘆願が殺到している。

実際、中国内の韓国公館の中でビザ発行件数が最も多い瀋陽総領事館のビザ審査・処理件数は、 2009年に15万件、2010年に23万件、昨年は30万件で、2年間に倍に増加したが、ビザ担当人材は増員されなかった。

特に中国全体的に韓国訪問者が早く増える傾向で、ある程度予見された状況だったにもかかわらず適切に対処 しなかったために円滑な領事サービスを提供出来なくなったという指摘だ。

瀋陽総領事館の関係者は、"使える人材を全て投入し、追加勤務を通じてビザ審査の渋滞を減らすことに注力 している"としながら、"領事館の人力と現地行政員の増員を建議している状態であり、団体観光ビザは旅行会社に 対する行政制裁を強化する方向にて業務を改善し、審査を最小化している"と語った。

また、観光とビジネスを目的とした中国人の韓国訪問が大きく膨らみ、今年上半期、中国人に対するビザ発行件数は 昨年上半期より52.4%増えた63万件と集計された。

(黒龍江新聞 2012年7月25日)
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