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[社会] "朝鮮族は同じ民族ではない"線引きする韓国人ら



韓国水原バラバラ殺人事件の後、朝鮮族に対する激しい感情を抱く韓国人が増加しているとマネートゥディが報道した。

朝鮮族・李某氏(62)は4年前、婦人と一緒に韓国に来た。 韓国の地を訪れた理由は、'金を儲けるため'。 中国では 韓国に比べて高齢者が仕事場を見つけるのが難しいためだ。 李氏は中国に住みながら、少数民族という理由で 無視されたことはないという。

彼は"(韓国の人は)自分より劣る人に悪口を言ったり無視したりするので、理解出来ないことが多い"として"最近、 水原と永登浦などで広がった相次ぐ殺人事件で周囲の視線が冷たくなったのを感じる"と語る。

李氏も最近、永登浦職業紹介所で殺人を犯した朝鮮族のように、韓国人にお金を踏み倒された経験がある。 彼は"(仕事を始めて)三日以内に職業紹介所に再び行けば、紹介費を戻すというのに、事情があって3日後に行っても紹介費を 戻してもらえない"と訴えた。 また"職業紹介所は紹介費として10万ウォンから15万ウォンを徴収するのに、まともに仕事を しにくい働き口を紹介して来たりもする"と指摘した。

在中同胞(朝鮮族)を見る外国人嫌悪症(ジェノフォビア)が最近、危険水位に駆け上がっている。 朝鮮族が相次ぐ殺人事件を犯し、犯罪者として見る認識が広がった。

朝鮮族は主に韓国人が忌避する厳しい仕事をしながらも、蔑視や差別を多く感じると吐露した。

朝鮮族・金某氏(56)はクリーニング屋で平日12時間〜13時間仕事をする。 週末は明け方3時〜午後8時まで17時間仕事をした。 激務により、身体を壊し、今はしばらく仕事を休んでいる。

金氏は仕事を習いながら、しばしば当惑感を感じた。 彼は"初めて仕事をすれば当然下手なのに、教えるというよりは悪口を言って、 さらに止めろという"として"中国では初心者をしっかり教えて長く仕事が出来るように助けるのに、びっくりした"と打ち明けた。

◇朝鮮族非難は"自分の顔に唾を吐くようなもの"

徐ギョンソク先生は最近、殺人事件で朝鮮族全体を犯罪者として指差す行為は正しくないと指摘した。 彼は"朝鮮族は同じ 民族であり、彼らを非難するのは私たち自身の顔に唾を吐くようなもの"としながら"あたかも'朝鮮族全体が殺人上手だ'という 認識が打ち込まれるのは道理に合わない"と強調した。

朝鮮族が多く居住するソウル地域のある警察関係者は"(朝鮮族が)飲み屋で喧嘩して興奮しながらビンを割ることはあっても、 噂のように凶器を持っていることはない"として、"少数が犯す犯罪なのに、朝鮮族全体を犯罪者と見る視線は危険だ"と語った。

人口数対応の犯罪者統計を見れば、朝鮮族の犯罪率は韓国人より低いことが分かった。 警察庁などによれば、2010年基準で 韓国内居住の中国人(朝鮮族含む)は29万9321人。 中国人の犯罪者は1万654人で人口対応犯罪者比率は3.6%と集計された。 だが、同じ期間、韓国人の犯罪者は193万5262人で犯罪者比率は人口対比4.0%であった。

◇朝鮮族への犯罪者の烙印は'危険'

専門家たちは、朝鮮族をはじめとする外国人の犯罪を減らしたいのなら、入国手続きを強化する必要があると指摘した。 また、犯罪記録照会などを強化して、外国人犯罪に積極的に対応するならば犯罪発生率をさらに低くすることができると助言する。

李ジョンヒョク安山中国同胞の家所長は、"朝鮮族をはじめとする外国人入国時の犯罪記録照会などを強化し、選別的に 入国手続きを踏むことが重要だ"として、"外国人犯罪者の入国を事前に予防することが重要で、特定国籍の外国人に犯罪者の 烙印を押す行為は危険だ"と述べた。

多文化社会に入り込みながら、外国人を見る構成員の認識変化も重要だという観点が多い。

金ヒョンミ延世大文化人類学教授は、"朝鮮族は半分は韓国人であり、十把ひとからげに嫌悪の対象とすること自体が問題"として "外国のように学校や言論で文化の多様性教育をすれば、(外国人に)即刻に反感を表わしたり表現してもよいなどという認識が 台頭することはなかっただろう"と語った。

(黒龍江新聞 2012年4月20日)
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