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[経済] 1000回の失敗を経て、緑豆冷麺特許製品を発売

李淳鎬社長、1000回の失敗の末、遂に特許製品を発売


▲李淳鎬社長と彼の特許製品・緑豆冷麺

龍井市東興食品会社の李淳鎬社長が、9年間の粘り強い研究と開発そして時間との綱引きの末、 遂に冷麺ファミリーの新しいメンバー−国家特許製品の緑豆冷麺を発売した。

《緑豆冷麺という完成品を作り出すまで、6年という長い時間がかかった。 そして2008年11月に特許を申請し、 また3年という時間を経て、2011年11月に遂に国家特許を取得することになった。》李淳鎬社長は、自分でもこれまで どんな意志力でこれほど長い時間辛抱して来たのか分からないと言いながら、感慨無量でその時間を振り返る。

龍井市東興食品会社の李淳鎬社長は今年、63歳。一生を企業で過ごした人物で、普段からアイデアが多く、 着実に実践する事業家として当地に広く知られている。 冷麺が好きで好きでたまらない彼が、緑豆冷麺という格別な 思いつきを持って研究を始めたのは、今から10年前の2002年だ。

《とうもろこし、ソバ、小麦粉冷麺のうち、人々は蕎麦冷麺一品を選んで来た。 緑豆は身体の熱を除去する良い効能が あると、東医宝鑑にも記録されている。 それなら蒸し暑い夏に緑豆で作ったすっきりした冷麺一盃を持って、<暑さ なんか、どこ吹く風>と言えるようになるなら、これほど良いウェルビン食品がどこにあろうか。》ある日、そんな考えが 李淳鎬社長の脳裏をふとかすめて過ぎ去った。 《まさにそれだ》と考え、無条件に推し進める性格の持ち主である彼は、 こうして緑豆冷麺との縁が出来た。

緑豆冷麺を開発する過程で最も難しかった点は、緑豆粉の粘性が少ないので、麺がお湯に入るとすぐにその場で散って しまうことであった。 それでも他の麺に緑豆粉をほんの少し入れただけで《緑豆冷麺です》などと消費者を愚弄するような 軽薄な考えは 微塵もなかった。李淳鎬社長の言葉通り、原料の中で緑豆粉が半分程度は占めてこそ、緑豆冷麺という名前に恥じないものに なる。それで6年という長時間、1000回を超えて試行錯誤を繰り返しながら、開発費用も莫大なものになった。

《2008年に遂に緑豆冷麺の開発に成功しました。 それと同時に手中のお金も一銭も残らず、全て使い果たしました。 仕方なく3万元を高利貸で借りましたよ。》 60歳になる李淳鎬社長は、このように高利貸を使って会社を登録し、 マイナスから出発して創業を始めた。 そして未来に備えて、開始と共に緑豆冷麺生産技術を特許申請した。 《緑豆冷麺が よく売れるから周囲に贋物製品も出てきました。 もう特許権侵害で法的に対応する計画もしています。》李淳鎬社長の話だ。

食品は何といっても品質と味だ。 東興食品の《海蘭江》ブランド緑豆冷麺と蕎麦冷麺は、李淳鎬社長の匠の精神が生き、 その味、その品質で食に煩い消費者たちも、一度味わえばその味に深々と陥る健康食品として浮上し、シーズンには供給が 需要を満足させることが出来ないほどになる。 十年に及ぶ忍耐と粘り強い努力の甲斐あって、売上額も常勝疾走を続けている。

《最近、外国に出て金を儲けて帰って来た朝鮮族の中に、創業を試みる人も時々いるので、ちょっと助言をしてほしい》という 記者のリクエストに、李淳鎬社長は、《外国で苦労してお金を儲けて来たのなら、創業も妥当性をよく考慮してみなければ ならない。 そして、はした金などと侮ることなく、一銭二分づつでも儲けながら再投資をしていくことが望ましい》と語った。

(吉林新聞 2012年3月1日)
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