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[経済] 高騰する賃貸費に苦しむ朝鮮族店、活路は?

朝鮮族商店街が密集した長春市の主要商業通りの一つである桂林路の商店街賃貸費が高騰している。 尋常ならぬ上昇の 勢いに、朝鮮族店の心配ばかりが深くなる。

賃貸費を払えば、何も残らない

李ヨンエ(60歳)は長春市朝陽区桂林路の 2階商店街で漢江スーパーを経営している。 延辺特産のメンタイ、塩辛、明太子、 包装キムチから韓国の調味料、もち米飴、いわし塩辛などの食べ物、日用雑貨、化粧品、装飾品に至るまで、漢江スーパーでは 現在およそ5000種類の商品を販売している。

店の主人・李ヨンエはもともと同じ番地の1階で90平米の部屋を借り、10年間、漢江スーパーを運営してきた。 現在の店に 引越しして来たのは11月1日、今は面積150平米につき1年間の賃貸費用が8万元だ。 2階に移ってきたせいで、収入が減ったが、 李ヨンエは偶然の幸運という。 元1階家主は一年間の賃貸費用を新年から40万元と新しく規定したためだ。

紹介によれば、2000年、桂林路1階90平米ほどの店の年平均賃貸費はせいぜい5万元程度であった。 2011年まで10年間で40万元に いきなり上がったので、店ごとにどうやって家賃を支払えばよいのかと苦しんでいる。


▲微笑を浮かべた漢江スーパーの李ヨンエ社長

《長春以外の地域へ引越ししようとも考えていましたが、私たちのような小さな店は、得意客が特に重要でしょう。》とし、 《高騰する賃貸費のため、3人いた従業員を2人に減らした》と語った。

漢江スーパーから何軒か離れて位置するミョンド韓服店も高騰する賃貸費に耐えられず、従業員を置いて使う実情でなくなった。 ミョンド韓服店の主人・兪シンチ(40歳)は、延辺から引っ越して来て、桂林路1階で店を設けて13年目だ。 韓服の外にも、各種装飾品を含め、200種類余りの商品を販売している。 彼女が現在借りている部屋は70平米で、 一年間の賃貸費用が30万元余り。 1年間働いて、賃貸費用を払えば、三人家族が暮らすのは大変だと話す。

賃貸費高騰の原因は…

長春市、桂林路の商店街賃貸費用が高騰することになった主な原因は何か?

調査によれば、2つに分けることが出来た。

最初に、市場についての理解が不足した店の経営の初心者が、盲目的に動いたこと。商業経験が不足した者は、 桂林路の地理的強みだけを信じて、誰もが借りようとする反面、これらの者たちの心理を把握した家主は、高額の 賃貸費用を要求する。 需要に供給が追いつかない局面が現れたのだ。

桂林路の地域市場についての不確かな理解と経営経験不足は、店の経営初心者たちの破産の危機を起こしがちだが、 賃貸者が増えるほど賃貸費用は引き上げられた。

二番目に、年収が高いいくつかの店の経営者は高額の賃貸費用であっても納付する余力がある。 ある店の主人が 賃貸費を上げれば、他の家の主人らも後に続き、一緒に引き上げた。

熾烈な競争の中での道を摸索

李ヨンエさんは、現在、すべての商品を割引して販売している。 2階に上がってきた後、1階入口に 商品紹介看板を付けることができないので、彼女は労務者を雇って毎月2000元の労賃を払って道路で看板を持って広報している。


▲寒い冬に看板を持って立っているスーパー案内員

《10年間、こつこつと人情を積み重ねたおかげで過去の顧客が物を買ってくれるようになったんです。 暗い夕方でも、 階段を用心深く踏んで店を訪れてくれる老人たちを見る時は、感動もします》と語る。

《市場経済体制であるだけに、賃貸費用の引き上げにどう対処すればよいのか》と困り果てる李ヨンエ、より一層、 暖かい気持ちで得意客を行儀正しく迎える方法だけが生存の法則だと語る。

ミョンド韓服店・兪シンチさんは、賃貸した70平米の店半分を一年に15万元ずつ受けることとして、某児童衣装店に 賃貸した。 一戸に内側、外側二つの店が共生するわけだ。 短期的には30万元の賃貸費用負担が軽減されたが、 長期的には致命的な打撃になるかも知れないとして心配している。 店が半分の面積になった分、賞品の陳列も半分に 減ったので、買い物に来たお客さんは入って見てからすぐに出て行くとし、苦衷を吐露した。

兪シンチさんは、《賃貸費用が高まるほど商品のブランド化に固執し、販売の種類を広げて顧客を引きつける》と決心している。

(吉林新聞 2011年12月28日)
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