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[文化] 朝鮮族・権春花、韓国の国楽を中国に伝えたい

韓国最高の芸術学校に随時合格

《国楽名人になって国楽を中国に伝えたい》




《韓国の国楽を中国に伝えたい》というしっかりした目標を持って一人で韓国に渡って行った朝鮮族女高生・ 権春花(22歳・中国吉林市)。権さんは最近、韓国芸術界では《空の星をとるぐらい》といわれるほど競争率が高い 韓国芸術総合学校伝統芸術院音楽科の随時特別選考に合格したと韓国聯合ニュースが先日報道した。

権さんは全羅道訛りが大部分のパンソリをやるには困難が多かったが、これを克服して堂々と合格したことは血の にじむような努力の結実だ。

中国吉林市が故郷の権さんは2008年10月、国楽科の新入生を募集するという知らせを聞いて国楽を勉強することにした。

家の環境が豊かでなく、韓国行きでも困難があったが、《国楽の人材養成プロジェクト》を進行中の韓国全羅南道教育庁と 珍道郡が学費と寮費を支援、国楽の勉強をすることが出来るようになった。

権さんは正規の授業では不足した実技の練磨のため、放課後に近隣の南道国楽院練習室を訪ね、夜遅くまで実技教師の 指導を受け、伝統国楽人の夢を育てたことが大いに助けになったと語った。

故郷で北朝鮮指向の舞踊と民謡を専攻した権さんは、14日、《パンソリをさらに勉強して中国に帰り、 後輩の養成をしたい》としながら、《パンソリ自体が中国で接することが出来なかった部分なので、難しいが、 より一層熱心に勉強して必ず夢をかなえたい》と覚悟を固めた。

南道国楽院・許サン課長は、《言語と経済的事情など、劣悪な条件の中でも諦めないで最後まで夢に向かって 駆け抜けた権さんの努力が、韓国最高の芸術学校に進学出来る原動力になったようだ》と語った。

(吉林新聞 2011年12月15日)
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