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[教育] 無理な韓国語使用が混線を招く

中韓修交以後、中国朝鮮族が韓国へ多く出入りし、韓国の文化をたくさん受け入れ、私たち朝鮮族の文化生活も より一層多彩になる傾向だ。

日常生活に使う言語でも韓国のやわらかい言い方を見習い、より一層親しい感覚を与えて韓国で使う一部の外来語を 受け入れ、意思表示をより一層正確に出来るようになった。 例えば、朝鮮語で正確に表現することが難しい《身体に 適応しにくい肉体的、精神的刺激が加わった時に生体が現わす反応》を外来語で《ストレス》ということなどだ。

しかし、韓国で使う言語を全て受け入れて中国内で使うとなると・・・一部誤解をもたらしたり、意思表示が完全に 異なってしまい、困惑してしまうこともある。 下に数種類、間違って使われている教育機構の名詞につき、例を挙げてみよう。

中国では、初等教育、中等教育、高等教育の3級教育体系を構築しており、初等教育には小学校があり、中等教育には 普通中学校、職業中学校、中等専門学校があり、普通中学校には初級中学校と高級中学校があり、高等教育には 高等学校があり、高等学校はまた、大学校、専門学院、専門大学に分かれる。

韓国でも初等教育、中等教育、高等教育の3級教育体系を成しているが、各等級の学校の名称を私たちとは違い呼び方を しており、私たちの小学校を小学校、初級中学校を中学校、高級中学校を高等学校と呼ぶ。

次に《学院》についての現代漢語規範辞典の解釈は、《高等教育機構として三つの類型に分かれ、第一は何らかの専業教育を 主として単独で設立したものであり、例えば<師範学院>と同じもので、二つ目は大学内部に校系間に設置した一つの 部門であり、例えば<北京大学法学院>と同じものであり、三つ目は単独で設立して様々な専業を含むものであり、多くは 地名で命名したものであり、例えば<黄山学院>のようなもの》であるとし、韓国語辞典では《1,同意語:学校. 2,学校設置 基準の様々な条件を整えない私立教育機関. 教育課程により知識、技術、倫理体育教育を行う》と解釈している。

以上の解釈から見ると、学院とは、中国と韓国では完全に異なる教育機構を指す。 中国での《学院》は高等教育機構を指し、 韓国での《学院》は完全な学校条件と施設を揃えられない中国で言う課外輔導班を示すものだ。 ところで今、私たちの 報道機関の一部か民間では課外輔導班を韓国の命名により《学院》と書いており、これにより新しい世代は課外輔導班を 完全に学院と認識しており、古い世代の人々も次第に学院を受け入れる傾向を見せている。 中国には《学院》という 高等教育機構があるので、中国内では課外輔導班を《学院》と呼んではならないと考える。

その他、中国では、大学校の行政最高責任者を大学校長と呼び、韓国では大学総長と呼ぶ。 今、私たちのメディアの一部や 民間では、韓国の命名により課外輔導班を学院と呼び、小学校を小学校、高級中学校を高等学校と呼び、大学校長を大学総長と 呼んでいるが、このようにすれば中国の指摘対象と不必要な混線をしたり、その指摘対象が完全に異なるように表現されることになる。

したがって筆者は、いかなる対象を指し示す時でも、場合によっては韓国の命名によりすることも出来るだろうが、 中国内では中国の命名により呼ぶべきであろうと考える。

(吉林新聞 ジュ・チョンリョン記者 2011年12月13日)
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