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[教育] 大学入試、少数民族特典点数が消える?

先日、遼寧省中高等教育学生募集試験委員会で《2014年遼寧省普通大学入試録取照顧弁法》、以下、《方法》と略称)を 公布することにより、各朝鮮族中学校と父兄の間に波紋が生じている。 一つは、《方法》によれば2014年から瀋陽、撫順、 鉄嶺、鞍山、丹東、大連などの都市の朝鮮族の大学受験生は、今まで享受してきた少数民族特典点数を享受することが出来なく なるためだ。

《大学入試の特典点数項目の一部に対する調整と管理を前進強化することについての教育部、国家民委、公安部、国家体育総局、 中国科学技術協会の通知》(教学[2010]10号)文書の要求により、遼寧省学生募集試験委員会で研究・決定した《方法》には、 大学入試の恩恵対象が明白に提示されており、2014年から大学入試で10点加点を享受することが出来る対象は次の二つの部類だ。

第一は高級中等教育段階で省級の優秀学生称号の授与を受けた学生、二つ目は高級中等教育段階で重大な国際体育競技で団体あるいは 個人種目で6等以上の獲得者や全国体育競技で個人6等以上を獲得した学生と国家2級運動員以上の資格証を獲得した学生たちだ。 体育種目は陸上、バスケット、サッカー、バレーボール、卓球、武術、水泳、バドミントンなど8種目に準ずる。 このまま決まれば、 今までの大学入試で10点加点を享受していた朝鮮族の学生たちが、2014年からは享受出来なくなる。

これにより、《方法》では、《喀左、阜新モンゴル族自治県と新賓、清原、鳳城、岫岩、寛甸、北鎮、本渓、恒仁満族自治県の 少数民族学生たちは入試総点数に5点の加点を享受》とし、《漢族地区に散在している少数民族受験生はその他の受験生と同等な 条件下で優先入学させる》と規定した。

この規定から、私たちは次のようなメッセージを読み取ることができる。 すなわち、遼寧省内のモンゴル族自治県と満族自治県の 朝鮮族学生たちは5点加点を享受することが出来るが、瀋陽、鉄嶺、撫順、鞍山、丹東、大連の朝鮮族学生たちは5点加点を 享受出来ず、ただ漢族の学生たちと同等な条件下で優先入学させるということだ。

また今回スタートした《方法》では、本民族言語で大学入試に参加する少数民族受験生に対しては、全く言及をしていない。 本民族言語を使う少数民族の受験生たちに直結するこの問題点と関連し、該当の学校と該当部門で現在、遼寧省教育庁と 交渉中といわれ、その成り行きが注目される。

(吉林新聞 キム・チャンヨン記者 2011年11月29日)
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