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[経済] 故郷を守るため、朝鮮族農場主を招聘する

双陽区山河街道三専朝鮮族村、栽培こそが土地を守ること

村の土地を大規模に請負引受する農場主を歓迎



▲村をしっかり守っている金ソンギ主任(右側)と金チョンド老人会長

《農家を他民族に売れば土地を没収する》、《土地譲渡権は永遠に売ることが出来ず、譲渡しても一度に3年を超過出来ない》、 《譲渡費は村民委員会を経て決済しなければならない》、《農家を他民族に賃貸することは出来ない》、《他民族の配偶者は村に 来て住むことは出来るが、その家族は村に定着出来ない》、《他民族が土地を扱って基本農地と道路を破壊すれば、 譲渡権を剥奪する》…

これは、長春市双陽区山河街道三専朝鮮族村が村を守り土地を保存するために設けた強力な措置だ。 三専村民委員会では 2009年から関係者に覚書を書かせるようにするなど、あらゆる方法でこの3年間この措置を確実に執行し、村と土地を守ってきた。

これにより、村にはおびただしい数の空家があるものの、村の環境がきれいになり、盗賊に遭うこともなくなった。 土地は3年以上 譲渡する行為がなくなり、譲渡費をきちんと受け取れないこともなくなった。

村の田畑の傍にたてた鉄看板に《私が暮らした故郷を捨てないでおこう》と書いた文が書かれている。 今年夏、金主任が直接書いて 建てたものだ。



17日、記者一行が三専村を訪ねた時、村の主任である金ソンギ(65歳)は、《私たちは、土地を捨てるというのは、亡くなった先祖たちに 申し訳なく、罪を犯すに等しいこと》だと考えるとし、冬寒い農村で暮らすのは大変だが、そのために離れることは出来なくなって いると胸の内を表わした。

1970年代、三専村は他の村に比べて30年は進んだ、吉林省の有名な文明村であった。 その時、村にはレンガ工場があり、農村瓦の 家を一度に164軒統一して作ったり、学校と大隊事務室を作り、その他にも三つの工場まで作った。 また、当時、双陽県政府の 資金調達を受けて段々畑を田園化し、トラクター、日本製の田植機で機械化された米作りを行い、村には自動車道あった。

今は、稲作が立ち遅れ、35年前に作った瓦の家が古くなり、もともとあった鉄工場、レンガ工場、瓶工場、縫物場など村の企業が 荒廃してしまい、集団の財産が崩壊、韓国訪問就業制が出来た後は人口が大量に抜け出た。

現在、村に残っている78人のうち、70歳以上の老人が80%以上だ。 金主任は村の一番大きな問題は、《土地を大規模に請負 引受する朝鮮族の農場主が現れないこと》とし、《外地に行って営業職をするのではなく、村に来て社長職をひきうける農作業人材を 歓迎する》として招聘状を掲げた。 朝鮮族農村が発展するためにぶつかった不便な実情でもあった。

村の入口に立てた鉄看板に書かれた《生産発展、生活富裕、郷風文明、村容清潔》というスローガンは、大変ではあっても、村を 新しい農村として建設したいという村民たちの意志が引き立って見えた。

(吉林新聞 2011年11月24日)
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