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[経済] 祭りも経営すべし



10日、延吉で琿春孟嶺セレンリンゴ狩り祝祭が開かれた。 祝祭に拍手を送りたい。

今年で4年目を数える孟嶺リンゴ祝祭を、今年は孟嶺村でなく延辺の首府・延吉でその幕を開いた。 セレンリンゴの広報と販促、市場開拓を狙った祝祭らしい祝祭、《名祝祭》といえる。

1年の間、苦労してリンゴ農作業をしてきた果実農家のため、ソロバンを弾いた計算ある実利的な祝祭であり、 十分に《名祝祭》として堂々と呼びたい。 祝祭を通じ、果実農家はリンゴも売り、販路も開くことが出来、 実際的な恩恵を受けて文字どおり《リンゴ販売の心配》を減らすことになった。

そして恩恵を受けた果実農家は、祝祭を組織した政府に感謝を送り、拍手する。 祝祭で《延辺にもこのように 美味しいリンゴがあるんですか》と延吉市民たちも歓迎し、祝祭を楽しんでいた。

琿春市の孟嶺リンゴが延吉に来て祝祭を開いたことは、延辺の祝祭文化に新しいメッセージを投げかけていると いう点で、より一層大きな意味がある。

《祭りも経営しなければならない》

今回の祝祭が投げかけたメッセージだ。 熟慮しなければならない課題である。

この何年間、延辺は《祝祭ブーム》のために事実上、途方もないお金が《大量に》出た。 各級政府が財政を壊して 開催した派手な祝祭は、声が大きかっただけで、雨は降らないことも少なくなかった。 何十万元、ひいては百万元ずつ 投資した祝祭は、自画自賛する身内の祝祭としてごまかして終わってしまうことが日常茶飯事であった。 現地の経済発展を 導いていかなければならない祝祭が、《政治的業績》を積んでお金で《組織力》を誇示してみせる《政治の遊び>>に充当 されているという非難もなくはないのが現実だ。

考えを変え、姿勢を変え、これからは祝祭も経営しなければならない時が来たのだ。

実利的な祝祭であってこそ生命力が有り、生命力がある祝祭でこそ現地の経済発展に役立ち、経済発展に役立ってこそ 国民に恩恵がもたらされるのではないだろうか!

毎年この時期になると問題として台頭する米の販売難、リンゴ販売難を見つつ、《無公害米祝祭》や《リンゴ杯祝祭》を 開催していれば、《チンダルレ祝祭》や《梨の花祝祭》よりも国民にさらに実際的な恩恵がもたらされたのでは ないかという気もする。

琿春孟嶺セレンリンゴ狩り祝祭が、延辺の祝祭に経営理念を深く植え付けるきっかけになってほしいと思う。

(吉林新聞 2011年10月11日)
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