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[社会] 朝鮮族男性の生存比率、漢族との比較

漢族男性は70歳から減り、朝鮮族男性は50歳から減る

朝鮮族男性漢族男性より15年早く亡くなる


専門家が国内で初めて朝鮮族と漢族の男女比率を統計数字で比較してみた結果、朝鮮族は50歳から 男女比率の転換点が出来、男性の比率が次第に減る一方、漢族は転換点が70歳から始まり、男性比率が次第に減る。 これにより、漢族の中老年男性の生存比率が朝鮮族より15年も高いことが分かる。

先日、国家統計局農村社情報技術処調査研究員・鄭雲陽は、2000年に行われた全国第5次人口調査結果に基づき、 朝鮮族と漢族の男女比率を統計分析、このような結論を得たと記者に明らかにした。

分析によれば、漢族の男女比率は1(女性が1)対1.06で、男性の方が多い。 各年齢別に漢族は70歳以前には男性の方が多く、 70歳に転換点が現れて女性の比率が次第に多くなり、80代後半に1対0.53となる。

漢族は男女が70歳まではほとんど同じような比率で生存しており、85歳以後に《朝鮮族の70代の状態》が現れる。



2000年中国第5次人口総調査資料を調べると、朝鮮族の総人口は192万 3842人、そのうち男性が95万 6946人で 49.7%で、女性は96万 6896人で50.3%だ。 朝鮮族の男女各年齢別比率は、50歳以前には1対1.03-1.08で男性の 方が多い。 しかし50歳から男女比率の転換点が出来、男性の比率が次第に減って行き、70代には1対0.58とほぼ 半分の女性たちが一人で余生を過ごすことになる。

結果的に漢族の中老年の男性たちの生存年数が、朝鮮族より15年も高いということになる。 戦争など特殊な 状況以外には、一つの民族の男女比率は一般的に同じように変化し、老年になってから女性の方が多くなる 現象が現れる。 しかし朝鮮族は特異で、50代から男性の比率が顕著に減り、男女比率が深刻な差を現わす ようになると鄭雲陽研究員は指摘する。



朝鮮族の男性がなぜ50歳から急激に減少するのか? ひょっとして1940年代から1950年代初期が戦争の時期で、 朝鮮民族の男女出生比率に大きな差があるからではないのか? しかし《歴史資料を探してみても、顕著な差はない》と 鄭雲陽研究員は語る。

2000年人口調査の際、70代以上の男性の減少は抗日戦争、国内戦争、朝鮮戦争など特別な状況と解釈することが 出来るが、50代から60代は参戦に該当する年齢も多くはない。

事業と生活の圧力による過労現象なのか、そうでなければ過度の飲酒と喫煙など不良な生活習慣のせいなのか? 一体、 何が原因で朝鮮族男性が早く死ぬのか? 朝鮮民族の皆が熟慮すべき問題であるとし、鄭雲陽研究員は、朝鮮族の男性の 寿命が短いという問題がなぜ出来たのか解明する必要があると強調する。

21世紀に漢族はもちろん、韓国や日本など周辺国家の平均寿命が80歳以上と次第に増えている最近、朝鮮族男性が50代 から健康に赤信号が灯るとなると、生活の質も低下し、家庭と社会の負担も大きくなり、本人の幸福にも障害となる。

今後は朝鮮族も健康に気を付け、不良な習慣を捨てて先進国とは異なる民族の優秀な生活習慣を導入し、生命を重視し、 健康を科学的に管理し、男女いずれもが元気に長生きしてほしいものだ。

調べによれば、2010年に行われた中国第6次人口総調査資料は現在集計中で、朝鮮族の人口が新しい合理的な構造に なっていてくれることを期待したい。

(吉林新聞 2011年6月16日)
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