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[文化] 延辺チームの3連敗、サッカーファンたち不満たらたら

延辺チームでなく、情熱の薄い監督陣の問題が大


▲2つ目のゴールを許すと、すぐに一人二人と競技場を離れ始めたァンたち。


▲雨が降り始めると、席を離れるファンはより一層多くなった。

4月30日午後、延辺長白虎チームはホームで最下位の湖南湘涛チームに2ゴールを許し、無気力のまま屈した形となり、 サッカーファンたちは悪夢にも似た鬱陶しい競技に苦しめられなければならなかった。

去る16日ホームで大連阿爾浜チームに0:1で敗れた後、続く23日の遠征競技で重慶力帆チームに0:2で敗れた延辺チームにとって、 湖南湘涛チームとの競技は絶対に負けられない競技であった。 だが、結果はサッカーファンの不満だけを引き起こし、 サッカー場を大挙退場したり、《監督辞めろ!》と叫ぶなど、行動で反感を示した。

《勝たなければならない競技で、負けるしかない陣形》を使ったというのが、大部分のファンたちの主張だ。 実力発揮が思うに 任せない4番と7番の選手の選抜について、最も多くのファンたちが不満を吐露、その矛先を金光柱監督に向けた。

競技前半戦2分と後半5分で許したゴールについて、サッカーファンたちは集中力が落ちた、延辺チーム内部に問題が 存在するのではないのかと疑問を投げかけたりもした。

競技51分で2つ目のゴールを許すと、すぐに数千名の観衆が競技場を離れ始めた。 《失望しました。 こんな負け方を するんなら、二度と試合を見には来ません。》 50代のあるサッカーファンは、降ったり止んだりする雨をかいくぐりながら サッカー場を離れた。

《延辺チームの情熱、延辺チームの戦術、延辺チームの精神が全くない競技は生まれて初めて見た》と70代のサッカーファンは 記者を掴まえて不満を吐露した。 《先日の大連チームとの競技は敗れたとはいえ納得は出来た。強いチームに先制ゴールを 奪われ、主力選手が退場させられたのに、屈することなく戦うその精神は殊勝なものでした。 重慶チームに負けたという 知らせを聞いたが、遠征競技だったので、それも理解は出来た。しかし今日はどう贔屓目に考えても、納得も理解も出来ないです。》

冷たい春雨がサッカーファンたちの失望した身体と心を容赦なく濡らしたこの日、半分以上のサッカーファンたちが 離れた競技場で、最後まで競技を見守った熱血のサッカーファンたちは、《最後まで諦めるな》と叫びながら、 深い不振に陥った延辺チームを応援した。 彼らの中には、延辺サッカーファン協会の会員たちや競技開始から最後まで 喉が枯れるほどに応援した大学生サッカーファン協会の会員たちもいた。

《残念でした。 そして延辺サッカーのために心から応援するファンたちの精神に感動を受けました。》延吉市公園街で 恵英食堂を経営する李廷世社長はこのように語った。 この日夕方、李社長は自文の食堂でふんだんな膳を調えて最後まで 延辺チームを応援したサッカーファンたちを招き、彼らの心を慰めてくれた。

《負けても兄弟、勝っても兄弟》延辺サッカーファン協会・許憲会長はこのように語る。 《今日勝たなければならない 競技で私たちのチームが負けました。 しかしまだ多くの競技を行わなければならない延辺チームです。 私たちまで 希望を捨ててしまって良いのでしょうか? 良い試合を期待しましょう。 サッカーを愛する延辺人民と私たちサッカーファンが 生きている限り、延辺チームは必ず立派な状態で良い試合を続けて行くことでしょう。》意味深長に話しながらも、 重く複雑で息苦しい心情は隠せない様子だ。

サッカーファンたちは、選手たちの連携プレーがうまく行かず、一部の選手たちの実力発揮が出来ていないなど、 各自の考えを虚心坦壊に交換しながら、延辺チームが一日も早くチームに存在する問題を解決して、不振から 脱却出来ることを期待しているが、そのような中で監督に対する不満が最も多かった。

1994年から延辺チームを応援して来たという延辺サッカーファン協会のある会員は、このように語った。


▲冷雨の中でも相変らず応援を止めないサッカーファンたち。

《私たちは誰もが延辺チームを愛しています。 成績が良ければ自分の子供が成功したかのように喜び、振るわなければ あたかも自分が間違ったかのように、どうしたら良いのかと悩みます。》

《考えてみれば、選手たちの実力発揮がうまく行かないのは実戦経験が少なかったり、コンディションが良くなかったと 考えれば理解することも出来ます。 私たちも冷雨を受けながら声が枯れそうになるまで応援したので、私たちのせいでも ないでしょうしね。 事実、全国で私たち延辺ほどサッカーを愛する所がどこにありますか? 相手の実力が上だったと言えば、 それまでのことでしょう。 潔く敗北を認めるだけのことです。》泣きそうな沈んだ声だった。

《しかし、競技前の準備が不足していたり、相手チームを研究もしないで全て同じ戦術を使っていたとすれば、それは監督陣の 問題でしょう? 金光柱監督が責任は自分一人でとると語ったというが、どんな方法で責任をとるつもりなのか、まったく 理解が出来ません。》悔しそうに、ここで話を急に切ってしまう。

事実、この日の競技を観戦したすべてのサッカーファンの心情はすっきりすることが出来なかった。 だからこそ、 どこかにやり場のない不満をぶつけたいのだ。

(吉林新聞 2011年5月1日)
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