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［経済］　中露朝環型多国観光コースが正式に開通 ▲推薦紹介会議で琿春三疆江国際旅行社が省内の旅行社と委託代行契約を締結する場面 4月26日、琿春市人民政府で主催した《中露朝環型多国観光コース推薦紹介会議》が長春で盛況裏に開かれた。 推薦紹介会議で、この観光コースの独占経営旅行社である琿春三疆国際旅行社では、吉林省中国青年旅行社、 吉林省中新国際旅行社、長春文化国際旅行社、吉林省青年商務国際旅行社、吉林省大衆教育旅行社、長春東北假日旅行社、 吉林省華邦旅行社、長春市中意旅行社、吉林省中国国際旅行社、吉林市東方旅行社、吉林市長白山旅行社、延辺九州旅行社、 延辺中鉄旅行社など13の旅行社とそれぞれ委託代行契約を締結した。 琿春三疆江国際旅行社の朴珍淑総経理によれば、多国観光コースの旅程は4日間であり、毎週水曜日に琿春から発車する。 具体的な観光コースは、中国・琿春(通商口)-ロシア・ウラジオストク-スラビャンカ-ハサン-北朝鮮・豆満江-羅先市-中国・ 琿春(通商口)であり、観光費用は一人当り2460元ほどだ。 観光客は、旅行の過程でロシアのウラジオストク市のアムール湾、ウラジオストク中心広場、太平洋艦隊軍港、金角湾不凍港、 北朝鮮の羅先市琵琶島などの観光名勝区を見物しながら、当地の異国風情を体験することが出来る。 琿春市観光局局長・趙顕虎は、《27日に21人で構成される初の観光チームが長春から出発、観光客たちは4日の間に3ヶ国の5都市を 観光することになる》と紹介した。 趙顕虎局長によれば、2010年3月から琿春市ではこの観光コースを切り開き、中国、ロシア、北朝鮮の3者の旅行機構代表が 環型多国観光コース合作協議を締結した。 同年4月19日にこの観光コースは初めて試運行に入った。 推薦紹介会議で、吉林省観光局副局長・蔡躍玲は、《琿春の独特の地理的強みは、中、露、朝多国観光コースの他では真似出来ない 特徴を持っていることであり、中国の国境観光市場において、競争力の強い商品になるだろう》とし、《吉林省観光部門では 大々的に宣伝を強化し、このコースを中国の有名観光ブランドとし、観光の先行モデルとして図們江下流地域の国際間経済、 文化交流と合作を強化しなければならない》と指摘した。 推薦紹介会議に続き、延辺州観光局副局長・苑暁雲が、27日に長春から出発する初の出発チームに旗を贈与し、順調な旅程を祈願した。 琿春市は中、露、朝3国の境界地帯に位置しており、ロシアの臨海辺彊区と北朝鮮の羅先地区に隣接している東北アジアの中心都市だ。 中国から海路にて韓国の東海岸と日本の西海岸に達することが出来、さらに北米州、北欧とも最も近いところだ。 2009年に国務院で正式に批准した《中国図們江区域合作開発計画要綱》では、琿春市を開放通商口都市に指定した。 現在、琿春市は東北アジア地区の重要な観光目的地になっている。 調べによれば、東北アジアの各国は、それぞれ独特の観光資源を持っており、観光市場の潜在力が巨大であるため、 ヨーロッパや米国、オセアニア、東南アジアに続き、世界的なもう一つの観光ブーム地区だ。 2000年から2010年の間に、東北アジア地区の国際観光年平均成長率は7.7％に達し、1億人余りの観光客が 区域内の多国観光を選択した。 （吉林新聞　２０１１年４月２７日） Copyright(C) 朝鮮族ネット