xxxxxxx
朝鮮族通信 中国の朝鮮族に関するニュースポータルサイト Search by Google:
ホーム 朝鮮族概要 地域紹介 政治 経済 歴史 観光 ショッピング コミュニティー お問合せ



[社会] 電波に乗って結ばれる同胞の情

中央人民放送局朝鮮語放送を通じて結ばれた内モンゴルと長春の縁

昨日朝、配達員から重たい郵便物を受け取った。 送り主は内モンゴル呼和浩特市の金日権氏。

開けてみると手紙とともに本二冊が入っていた。 とても嬉しかった。 ところでどうやって私の住所を知っ たのか?有難さと共に私はしばし考えた。去る 11月 7日(月曜日) 夕方六時、私は習慣的にラジオを聴 いた。 《ここは中央人民放送局です。 今から朝鮮語放送を始めます...》 アナウンサーの慣れながらも親切 な声が耳あたりよく聞こえた。 《ニュース報道》、《時事解説》、《今日の話題》に続きラジオドキュメンタリー《 不滅の足跡》 国内での朝鮮人革命闘争史蹟踏査記第70回を放送した。 続いて番組担当者チョウ・ソンオク 記者が前回(第69回)に出したクイズの正解を出した聴衆たちの名前を放送した。 それとともにある聴衆は新し い要求を提起して来たという。 内モンゴルのある聴衆は、番組に対する自分の所感を話し、崔採同志の回顧録 を取り上げていただけるとよいという素朴な望みを伝えて来た。 やや案外な要求だったようで、番組担当者は自分 たち手にはまだこの面の資料がないと答えた。

そうだ。 私たちが知る限りでも崔採同志の完全な回顧録はまだ世の中に出ていなかった。 長春に暮す私たちも 非常に切なく、何度も崔採同志を訪ねて回顧録についての話を持ちかけたが、彼が謙遜して断るせいで、中国朝 鮮族の旧革命家の一人である彼の回顧録はまだ未完成の状態にあることを私たちはよく知っている。

大変革の時代、目の前の利益関係だけに目がくらみ、民族や伝統的観念が希薄になっている現実において、 自分の民族の一代の革命史蹟を知りたいというその心に私は深い感銘を受けた。

翌日私は中央人民放送局朝鮮語部に電話をかけ、昨日夕方の放送の時、崔採同志の回顧録を聴きたいという 方がどなたなのかと問い合わせた。 そして私に崔採同志の一部の懐古文章があるので、放送局に送るから本 人に伝達してくれと言って頼んだ。 その日午後、私は放送局で知らせてくれた電話番号どおりに内モンゴル金日権 さんに電話をかけ、そのように切に崔採同志の回顧録を聞きたいというのにはどんな事情があるのかと 問い合わせた。 すると彼は自分は幼い時代、延吉で過ごしたといい、当時、延辺で朱徳海の次に人民群衆から 愛された方が崔採同志で、それで自分は崔採同志を崇拝しているとのことだった。 1948年度に延吉市中央小学 校に通う時、崔採同志の娘と同じクラスで勉強したというなどの事情も話した。

私は直ちに 1987年に出版された 《中国の広闊な大地の上で》中の崔採同志の文章 《陽光燦燗した太行山根拠 地で》と 《不可避の 5月》をコピーして、郵便で中央人民放送局朝鮮語部に送り、金日権さんに伝えるように 頼んだ。 何日かの後、金日権さんから崔採同志の懐古文章を読んでいるところだという電話があり、その 後手紙とともに本を送って来たのだった。

《中央人民放送局朝鮮語放送の電波を通じて、中国西北部に散在している私たちも朝鮮人としての脈搏を感じ、 同胞の愛を受けています。》 このように手紙の冒頭に書いた彼は、続きけて、今、内モンゴルには 2万 2000人余 り(1990年統計) の朝鮮族が多くの分野で活動しており、 《中国農業科学研究員草原研究所》だけも朝鮮族の事業 関係者が 300人おり、内モンゴル自治区建設庁庁長も朝鮮族だとのことだった。 今、自分達は 《内モンゴル朝鮮 族研究会》という組職機構を作り、各種の活動をしていると紹介した。 そして手紙とともに送る本 《内モンゴル朝鮮 民族》と 《朝鮮氏姓系図全書》も、朝鮮族研究会で編纂したものだと紹介した。

手紙を読んで内モンゴルに住む我々同胞の堅忍不抜の精神と生活を熱愛する姿を伺うことが出来た。 我が同胞 がいる所には田があり、歌と踊りがある。 《内モンゴル朝鮮民族》を読みながら、私は彼らの未来がさらに美しく なることを祈るようになった。

こうして電波を通じてお互いに遠く離れている私と金日権さんは、暖かい同胞の情を結んだ。 13億の中華 民族の同じメンバーとして、東西南北に散らばって住んでいても、言葉が通じて文が通じれば同胞の情も通じる。 中央人民放送局朝鮮語放送に、さらに多くの聴衆が耳を傾ける時、同胞の情は電波を通じてさらにしっかりと一つ に融合されよう願ってやまない。

(吉林新聞 ビョン・チョルホ記者 2006年1月10日)

関連記事:2006.01.10内モンゴル朝鮮民族
Copyright(C) 朝鮮族ネット