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[社会] 家族間、愛情溢れる新年メッセージ

体お大事に、頑張るよ、お酒飲み過ぎないでね


▲ 老人を尊敬して子供を愛する美風良俗が節日の食卓にもそのまま出ている。 ホ・ソン記者

日月星霜を繰り返すうちにいつのまにかまた新年を迎えた。 まったく同じ 365日の繰り返しだけだが、 人々はそれでも常に新しい希望を抱いて新しい祝福を願いながら新年朝を迎える。

“お母さん、今年の新正月にもお伺いすることが出来なくて申し訳ありません。 新年もお元気で、いつまでも いつまでも長生きして下さい。”

大学に入学し、母親の傍を離れてからいつのまにか 25年、大学を卒業して北京で事業をしているチョン・ヨンスク 氏は、故郷である黒龍江省密山市に暮している母親にこんなに電話で新年挨拶を伝えるしかない。 兄弟姉妹が 皆韓国に出ており、中国には彼女一人だけが残っているが、彼女さえ親から遠く離れていて 3日休息の陽暦正月 には両親を訪ねることができない。 北京にある娘の家で一緒に住むとしても 70歳の母親は都市の高層アパートでの 生活は “監獄生活”のようだといい、どうしても馴染んだ田舎に固執する。 節日時ごとにそして普段もよく子供たち から母親の貯金カードに小遣いが十分に振り込まれているので、母親一人きりで生活するには別に支障はないが、 目の前にて見られない子供たちが遠く海外で食事をまともにとっているのかどうか、無理したりしていないだろうか、 気苦労に母親の寂しさだけが募る。

“お母さんの心配はしなくてもいい、お前達が元気でいてくれること以外に私が望むことなんかないんだよ” 電話から 聞こえる母親の耳慣れた声は相変らずだ。

高校生のソルヒャンは新年を迎えて母親にメールを送った。 たとえ同じ家で毎日向い合う顔でも、直接言うのが気恥 ずかしいからだ。

“この一年の間はお母さんにあまりにも申し訳なかったです。 勉強を怠け、コンピューターゲームに没頭し、 PCバン(ネットカフェ)に出入りして... お母さんは何年も前に買った服を今でも着てますが、私にだけは季節が変わる 度に常に新しい履き物、新しい服を買ってくれました。 ところが今まで私がお母さんに差し上げられるものは、 ひどく悪い成績表だけで、新年を迎えるこの時、一人しかない子がこんなに出来が悪くて本当に申し訳ないとしか 言えません。 しかし新年は期待してください。 お母さんがお話ししておられるように、一度熱心に、最善をつくして あらんかぎりの声を張りあげながら勉強して見ますよ。 だから一度見守ってください。 何日か後の期末試験で良い 成績を取って、それを新年の贈り物としてお母さんに差し上げますよ。お母さん大好き!”

新年初頭まで一番忙しい人々はおそらく銀行、財務、税務などの系統の具体的な事業関係者たちだろう。 前年最後の日までの一年間のすべての入金額、収入と支出、税金などを夜遅くまで何日間か集計しなければ ならない彼らにとって、新年初頭は初年度の仕事始めではなく、去年の締め括りということになる。

徹夜しながら一年の仕事を総括したシンさん、共に夜を徹した仲間たちと一緒にビールを飲んで帰った時は、 陽暦正月の朝だった。 一歩遅れて田舎にいる両親に新年の挨拶をすると、怒った田舎の母親から “お酒を飲み 過ぎないように。 もう 40を過ぎたんだから、自分の体ぐらい自分で管理しなくては”という、暖かい愛情のこもる 母だけに許される小言が返って来た。

中国でひと頃流行った “ご両親の家にしょっちゅう行きなさい”の歌詞のように、新年にも母親たちが子に一番多く 言う話は、体を大切にと、お酒を飲み過ぎるななどの小言で、父親は、仕事頑張りなさい、仕事さぼるなと言う小言だ。

(延辺日報 カン・ジョンスク記者 2006年1月4日)
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