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[社会] 糖尿病治療剤で 中国国家特許を取得した朝鮮族

長年の間、病魔と闘い、自分の身を実験台にして研究したあげく、治療剤を開発して中国国家特許を獲得した朝鮮族 がいて、話題になっている。

話題の主人公は吉林省琿春市に居住する平凡な家庭主婦・金ヨンジャ(51)さんで、彼女は `大腿骨壊死治療薬物 及びその調剤法'を発明した。壊死は人体の一部分が腐り、死んでしまう状態を言う。

27日、吉林省同胞の媒体である東北ジャーナルによれば、金さんは 18歳の時の不意の事故で、二本の足を使うこと ができない状態になった。 琿春市のある医院で治療を受けた彼女は、聡明さを認められ、漢方医から鍼術などを学んだ。

金さんは "一生を不具者として暮すより、死んでしまおうと思ったりもした"とし、 "しかし生きようという意志さえあれば、 いつでも立ち上がることができるだろうという希望を失わなかった"と語る。

彼女は自分の身を臨床実験対象として、針を打ち、良いという薬剤を取り合わせてあれこれ服用するなど、根気強い努力 のあげく、 4ヶ月ぶりに再び歩けるようになった。

金さんは一時、癌ではないかと疑われるほど胃腸病がひどく、糖尿とその余病で足と背中が腐って行きつつあった。 また 息子三人を残して夫が先に他界し、苦痛は加わった。

治療費と薬代がなくなると、彼女は各種の民間療法を捜して自ら薬を調合し、投薬するなどして病魔と闘った。

15年の間、倦まず弛まず努力したあげく、遂に胃腸病が全快し、肉が腐って行くほどにひどかった糖尿病も好転した。 特に苦しかった大腿骨壊死も跡形無く消えた。

金さんは "薬草採集のために一人で山の中迷い歩いた時間がどれだけ長かったか知れない"とし、 "調剤した薬を準 備し、拳をギュッと握って、自ら死刑宣告を下した後に飲んだりした"と言葉を濁ごした。

彼女は闘病と治療の経験を土台にして、 `骸骨復活山薬で大腿骨結穴性壊死治療 200例'という論文を書き、 直ちに `中華臨床医学研究' という雑誌に発表し、中国 100編の優秀医学論文に選定される栄誉を受けた。

金さんは自分が研究開発した `骨痛霊'を 2001年に国家発明特許として申請し、遂に今年 9月、特許証書を受けた。

金さんの発明品は 2002年 3月 `世界特許交易評価及び促進委員会'の推薦を受けて `ジュネーブ国際特許技術成果 博覧会'に参加し、金賞を受賞、その年 4月には香港中華特許技術博覧会でも金賞を受けた。上海特許技術普及応用 有限公司からは高級発明師として招聘された。

"日本で医学を勉強する息子が帰国すれば、正式に診療所を作って患者を受け入れ、 糖尿病治療特効薬を製造して 特許申請をする計画"という彼女は、図們市の恵まれない隣人助け合い協会副会長と新安街養老ホーム名誉院長を 兼ね、経済事情の厳しい患者たちに無料で薬を供給し、貧しい大学生を支援する仕事をしている。   

(連合ニュース ワン・キルファン記者 2005年12月27日)
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