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[社会] 内モンゴル朝鮮族民俗観光村−三合

内モンゴル自治区ウランホト市から北に約 10kmほど行くと、‘三合朝鮮族民俗文化観光村'という看板がはっきりと 見えて来るが、この村がまさに国家から ‘民族団結先進集団'の栄誉を授与された三合朝鮮族村だ。 朝鮮族を主とし、漢族、満族の三民族が一緒に住むので ‘三合村'というわけだが、今はモンゴル族まで合わせて 実は 4つの民族が集まって仲良く暮している。

この村は去る 30年代の初め、我ら朝鮮族 1世たちが日本開拓団に付いて果てしない大平原であるこの地域へ 入って来て、荷物を解き、鍬を入れ、開拓農場を建て、立ち上がった。

7500畝の耕作地を扱っているこの村は、現在 370世帯、1570人の人口を持ち、そのうち朝鮮族が 220世帯、 900人余りで故郷の村を守り、その他の民族と共に睦まじく住んでいる。

23年前の 1982年 8月 20日は三合村の人々にとって意味深い記念の日となった。当時、中国共産党総書記で あった胡耀邦同志が三合村を訪問、多くの民族が一緒に集まって村を規範化した花畑の中の町として、 ウランホト市第一の富裕村となっている三合村民たちを高く評価し、民族団結模範村の栄誉をずっと輝かせるよう にと希望を述べた。 そして特別にこの村を詳しく視察し、老人たちを訪ね、社会主義建設のために功を立てた 既成世代が今後も優れた伝統を発揮し、若い世代の模範になってくれるようにと希望した。 その後、三合村では 毎年 8月 20日を老人節と定め、この日が来ると村全体の 55才以上の 4民族の老人たちは一堂に集まって盛り だくさんの活動で老人節を楽しく過ごす。

今、三合村では、若い人々が大部分国外や都市に出て、老人たち主体で運営されており、家ごとに広い庭先を持ち、 水ポンプを使って、畑には各種の野菜と果樹まで育て、余裕のある生活を享受している。

この村はその他の朝鮮族村とは違う、やや珍しい食べ物の習慣がある。 大きな行事がある時には、蕎麦豆腐、鏡餅、 ソンピョン、草餅など我が民族の伝統の食べ物がハルモニたちの手によって丹念に作られる一方、狗醤湯の代わりに 羊を捕ってスープを作ってのみ、しかもその味が狗醤湯と似ている。 そしてモンゴル族たちが牛乳や湯を沸す時に使う 樽型のやかんで湯を沸すが、昔は木の代わりに馬糞や牛糞を焚きつけにした。

最近、続けて 30人余りの若者達が韓国から帰国して村に帰って来たせいで、村が久しぶりに生気に溢れ、昔の賑や かな姿を取り戻したと老人たちは嬉しそうな表情を見せた。   

(黒龍江新聞 リ・ファシル記者 2005年12月26日)
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