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[教育] 通河県朝鮮族中学校、落伍生教育を学校発展の中心に


▲ 落伍生教育計画書を見ながら具体的方案を研究している金チョンスン教導主任(左1)、安ジョンドク校長(中)、 金チソン副校長

通河県朝鮮族中学校は数少ない学生数のうち、落伍生数が大きな比重を占めている点に鑑み、落語生教育を学校 の死活に係わる重大問題として力強い措置で落伍生教育を全面的に推進している。

現在、学校の学生総数は 180人、そのうち親の一方あるいは双方が傍にいない学生が 50%を上回っており、大部 分の学生が学校に寄宿している。 こんな状況で親の身近不在と物質補償心理を伴った不当な仕付けが、学生たち の逸脱を煽いでおり、PCバン(インターネットカフェ)を含む不良な社会的環境が周辺教育環境の汚染に加わっていた。 その結果、携帯電話、MP3などの高級物品を追い求める学生たちの虚栄心理と郷愁心理がはびこり、勤倹節約の 素朴な品性と強靭な意志力がますます学生たちから消えている。 こんな厳しい内外環境に、学校では落伍生教育 を徳育事業の中心として、人間本位の教育思想を貫くことで、躾の未熟な部分を補い、社会的な不良の影響から学 生たちの円満な人格成長を助けるために総力を挙げた。

まず関連制度と規則を明確に執行し、学校の規律と秩序を直した。 指導者、寮長、担任の 3者責任管理を強化し、 学生たちの外泊を厳しく遮断した。 そして学生たちの学校外での不良活動を取り締まるために小遣い管理から厳格 にした。 担任教員が毎月、毎日の学生の小遣いを責任をもって需要に応じて支給し、使い道の確認をすることで学 生たちの消費が透明になり、不良消費活動を効果的に阻むことができた。

次に落伍生教育において担任教員の役目と責任を強化した。 学期初に担任教員たちは各クラスの落伍生の名簿と 及び対策を詳しく検討した落伍生教育計画書を作成し、学期末には全校的にその計画書と学生たちの表現によっ て総括した。

担任教員たちは各々の学生の個性と特徴に基づいてさまざまな方法を適用し、学生たちが心身ともに変化するよう に促す一方、 ‘愛の力’で落伍生一人一人を感化させる努力をした。 学生が悩んでいる時や問題が起こった時、親 のような関心と愛を注いだ。真夜中に子を背負って病院に駆け付けたり、牛乳やおいしい食べ物を買ってあげて痛む 心をなだめてあげたり... 普段、落伍生と一緒にいる時間と場所を多く持つようにし、お互いの理解を増進して学生の 過ちに対しても一方的な叱責ではなく、まず暖かい雰囲気を維持して学生たちの謝罪を誘導した。 特に権威的な 教員固有の姿態から脱し、温情あふれる友達のような師弟関係を構築することに力をつくした。 そして教員ごとに 学期末、学生に対する評価に神経を傾け、要求と建議を学生に対する肯定的な励ましに加えて提起し、これは 教員が学生、父兄と感情を交流する紐帯の役目を発揮して良い教育効果を生むようになった。

落伍生の場合、概してクラスの中心からはじき出された寂しさと不平の解消のために問題を起こす場合が多かった 。 そんな点を把握した教員たちは、クラスの一員として落伍生のアイデンティティと自信を確認して育てる努力をした。 落伍生各自の個性と能力の養成、発揮に役に立つ活動をしたり、毎回の活動で彼らの役目を明確にさせて参加意識 と独立心、連帯感を育てた。 例えば、学校楽隊、舞踊隊など芸能分野に特技を持つ学生たちの舞台を用意したり、 知識コンテスト、朗読コンテストなどの活動で運営を任せたりした。 休日には学校図書室を開放したり、ビデオテープ を放送するなど学生たちの趣味にあう暇つぶしの仕事を用意し、彼らの心を学校に縛りつけるようにした。

中途で学業をあきらめる学生がいなくなり、皆一緒に学業を完成するようにするため、教員たちは学生たちの様々な 学習実力によって多次元教育を進め、落伍生たちの学習への興趣と意欲を念頭に置いた学習方法と手段を採用し、 課外で時間を絞り出し、個別指導を与えたりした。

現在、学校の落伍生教育は特筆に値する成果を挙げ、学校を卒業して上級学校に進学した学生たちも所属学校の 教師たちから良い評価を受けている。   

(黒龍江新聞 ラ・チュンボン、キム・ドンパ記者 2005年12月5日)
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