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[教育] 環境保護科目で初の授業開始−ハルピン

復校した朝鮮族小中学校、飲料水の重視を格別に、環境汚染自覚性の向上へ


▲ ハルピン市朝鮮族第1中学校では、校内の水道水水質検査の結果が出るまで、
地下水とミネ ラルウォーターを利用して学生たちに食事を用意している。 (リ・デム記者)

松花江汚染事件で、去る 11月 23日から一時的に休みに入っていたハルピン市の 200ヶ所余りの小、 中学校が 11月 30日、全面的に再開されたことで、朝鮮族の小中学校も復学を迎え、初の授業を環境保 護安全常識で一貫させたという。

この日、全校生 180名の道里朝鮮族中心小学校は、欠席した学生が一人もいなかったが、初の授業に入 った各クラスごとに担任の教員たちが “水資源を保護して健康に気をつけよう"というテーマで、環境保護科 を進めた。調べによれば、断水期間、この学校の指導部では白ミオク校長をチーム長として安全対備指導 チームを作り、日夜を相互にそれぞれ 2人と 10人の教員を当直で配置した。 一方、 11月 29日には復学に 備えて全体教員が正常に出勤、区教育局で出された該当文献の精神を学習する一方、環境保護科の授業 案の準備に積極的に乗り出した。 現在まで学校の水槽に保存された水質化学検査の結果が出ていない状 況で、学生たちの水道水飲用を慎むこととし、学生たちの飲料水はなるべく持って来るようにする措置を取っ ていた。 この学校の白ミオク校長は、早いうちに水質化学検査の結果が出ることを希望した。

ハルピン市朝鮮族第1中学校でもこの日、初の授業を “環境保護安全常識" 非常科目で行い、断水期間、 2 50人余りの寄宿生たちの健康安定のために地下水で食事を作った。 この学校の校長助理・金ジョンエ先生の 紹介によれば、断水期間、学校では 6人を単位とする学生監督チームを構成し、チーム長−担任教員−学校 指導者−教育局指導者につながる一連の報告制度を作り、クラスごとに夕方自習をする学生たちのためにミ ネラルウォーターを2本ずつ供給した。 また最近、水道水の供給が回復するに伴い、学校では毎日二回ずつ 防疫部門の人員に依頼して水質検疫を進めており、飲用可能という結果が出るまで、学校の食堂では引き続き 成高子にある某飲料工場の地下水を運んで来て、学生たちの食べ物を準備することになる。 一方、時ならぬ断水事件によ って学生たちが休みをとったが、学業にはあまり影響を受けなかったと付け加えて述べた。 この学校の教員た ちは、復学に備えて断水期間にも皆、正常に出勤、授業案の準備と学校の掃除を行なった。

幼い子供たちが通うハルピン市朝鮮族第1幼稚園では “復学"した子供たちに近隣の某ミネラルウォーター会 社からミネラルウォーターを予約し、飲み物とおやつ、調理をしていた。 この幼稚園の金ヨンスン園長によれば 、11月 29日夕方 10時、区防疫機構で優先的にこの幼稚園を尋ねて来て、水槽消毒を行なったが、数トンに達す る水を消毒規定により 5回も放水した。 11月 30日午前、区教育局長が区防疫機構の担当者たちを同行させ、再 びこの幼稚園の水質検査をしたが、その結果、全て飲用要求に適うものだった。 しかしこの日幼稚園では、 事前の計画どおり、ミネラルウォーターを利用して子供たちに昼食を提供、水道水汚染に対してかなりの疑惑 を抱いている父兄たちの心配を打ち消した。 金ヨンスン園長は、早いうちに父兄会を召集して、水道水疑惑の 解消に努めたいと述べた。

調べによれば、この日復学を迎えた各朝鮮族小中学校の生徒・教師ごとに飲料水に対する関心が以前と違い 格別となり、環境汚染と非常事態に備える自覚が普遍的に向上したという。  

(黒龍江新聞 シン・チョルグク記者 2005年12月1日)
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