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[社会] 緑色産業と縁を結んで 8年

黒龍江省達豊公司理事長兼、総経理・金姫善社長


▲ 金姫善理事長が指導部メンバーたちとともに販促戦略を研究している場面 (キム・サンウク)

‘緑色'がまだ多くの国民に馴染みの薄い単語だった 8年前、 この‘緑色'に惚れて身も心も全て捧げ、 あくなき追求と優れた業績で緑色農業、有機農業、生態農業に大きな貢献をした女性がいる。彼女こそ がハイテク生物科学技術で ‘龍祺'酵素系列製品を研究開発して手広く実践に応用して黒龍江省無公害 専門肥料基地としての立場を固めた黒龍江省達豊科学技術開発有限公司 理事長 兼 総経理である 金姫善(53歳)さんだ。

8年間、彼女は燃える情熱、強い責任感、真の科学態度、苦心惨憺の創業精神で職員を導き、一つまた 一つと技術的な難題を解決し、一つまた一つと新しいハイテク科学技術製品を研究開発してその研究成 果を経済的メリット、社会的メリットへ転換させ、遂に零細な民営企業を‘東北3省民営科学技術先進企業 '、 当地の‘指導的企業'に育て上げ、‘龍祺'酵素有機肥料などの系列製品を北方 7省の土壌肥料系統‘普 及製品'、‘農民たちの歓迎を受ける製品'に浮上させ、それによって自分も ‘黒龍江省成長効益特別賞'、 ‘ 黒龍江省 3.8赤い旗手'、‘東北3省優秀民営科学技術業者・実業家' など多くの栄誉を授与された。 現在、 彼女の企業は資産総額が創始期の投資金 50万元から 1500万元余りに、建築物が初期のゼロ(当時賃貸 使用)から敷地面積 2万 4700平米、建築面積 1万 200平米に、 生産設備が最初の 1万5千トンの年間生産 能力を持った小型人工作業台から 3万トンの酵素有機顆粒肥料、2万トンの醗酵肥料、1万5千トンの酵素有 機堅実成長剤、 0.1トンの BIO液体酵素生産能力を備えた現代化生産ラインに、 職員が元々の 10人余りか ら 120人余りに増えて、民族全体的な発展を成した。

機会をとらえて緑色製品研究開発に全力

機会は人を待たない。 機会は準備ある人だけに訪れるものだ。1997年度、中年の域にさしかかった金 姫善さんは、新しい事業志向の下に元の職場だった牡丹江農業科学技術研究所を去り、ハルピンに来て黒 龍江省達豊科学技術開発公司を設立した。その時までにしても国内では緑色意識がようやく芽生え始める時 期であり、まだ一般の人々には緑色が一体どういう意味なのかはっきりと判らない時だった。 しかし早くから農 業科学研究事業に携わって来た彼女は、科学研究事業の関係者として、緑色の科学的意味を透徹するよう に理解しただけでなく、なおかつ企業家として緑色産業の発展趨勢を敏感に把握し、企業の最高決策者とし て優れた眼目で果敢に緑色製品研究開発事業に勝負をかけた。中国農業も、今後は人為的に環境を汚染さ せてながら進める耕作方法、すなわち化学肥料を使う方法ではなく、環境を汚染させないで行なう耕作方法、 すなわち有機肥料を使う道を歩むように転換しなければならず、この不可欠な趨勢は、我が国が WTOに加入 することによってますます加速化するだろうというのが彼女の見解だった。

こんな考え方から、彼女は特別な緊迫感を抱き、1998年の初めに関連情報と資料が不足した状況の中、中 韓合資の佳木斯緑洲酵素有限公司、黒龍江省土壌肥料管理所、黒龍江省科学技術開発交流センターなど 国内外関連部門の専門家たちと学者たちをコンサルタントエンジニアに招き、農業、園芸、化学、植物、コンピ ューターなどの分野の専門家たちを招待して数理統計方法で強力酵素有機肥料及び系列製品の生産処方、 生産工芸、技術、環境など総合的に深く研究・探求した。そして会社が設立されたばかりで経費が苦しい状況 下でも、続けて 50万元余りを投入して 120回余りに渡る関連科学技術実験を進めた。 これを通じて彼女らは 遂に大量の科学数値を掌握し、これを根拠として土壌の中の有害な細菌を抑制して有益な細菌を活用し、作 物に直接栄養元素を提供、 作物の生長を促進、土壌を改良、土壌肥沃度を増強、病虫害を防止する農業酵 素剤製品−強力酵素有機肥料、強力酵素有機堅実剤など系列製品を開発した。 これらの製品は有益な微生 物を利用して定向、定量し、複合酵素を生産すると同時に、赤外線などの技術でさまざまな鉱石を処理し、その 中に入っている微生物元素の有効性を向上させるなどして、従来は微生物肥料に存在する有効菌の活動時間 が短くて有効菌含量が低く雑菌含量が多いなどの致命的な弱点を効果的に補った。この製品の研究開発は我 が国に酵素工程学で多工能、持続的な効力を持つ有機肥料がなかった歴史に終止符を打ち、緑色食品、有機 農業、効益性農業発展に新しい道を開いた。 この強力酵素有機肥料の系列製品プロジェクトは、 2000年度、正 式に黒龍江省科学技術委員会の技術鑑定を通過し、国内先進水準に到達した研究成果として認められた。200 1年度から彼女は、既におさめた成績に満足することなく、また新しい BIO酵素液体肥料の研究開発に取り掛か った。 何年間もの研究開発事業で経験を積んだ彼女は、この研究開発プロジェクトをハルピン市科学技術研究 プロジェクトに昇格させ、国家から科学技術研究支援金 190万元を獲得し、研究開発事業を日夜で急き、一年半 という短い期間内に研究成果を出した。 この研究成果である BIO液体酵素は、酵素生物促進機能を利用して中 草薬剤から抜き出した速効、環境保護型液体肥料として、鉱合酵素、生長素、抗生素などの活性物質と微量元 素を豊かに含んでおり、土壌を耕し地温を高めて作物の根を堅くし、作物の結実を促進し、収穫と品質を向上する など独特の機能と抗病力が強いという強みを持っている。 この製品の成功裏の研究開発は ‘龍祺'酵素有機肥料 を新しい次元へ引き上げた。

8年間、彼女は国の科学研究プロジェクト奨励資金のほかにも、企業資金 200万元余りを投入して、拡大剤研究 開発事業を急ぎ、次々に ‘龍祺'ブランドの酵素有機肥料、酵素有機堅実剤、 BIO液体酵素など 5種類の酵素 系列製品を研究開発した。 これらの製品は続けて国家科学技術部の重点科学技術成果転換プロジェクトとして、 黒龍江省政府の重点科学技術成果普及プロジェクトに、 黒龍江省ハイテク技術産業化発展プロジェクトに指定された。

名ブランド戦略で研究成果の転換事業に尽力

科学技術開発企業として研究課題を正しく選択し、成功裏に解決して行くことが職責だが、この研究成果を経済 的効益、社会的効益に転換させるのはもっと重要な課業だ。 これは彼女が企業経営で一貫して固執して来た主 張だ。 8年来、彼女は始終新しい製品の研究開発事業を全て急ぐ一方、研究成果の転換事業を堅実に推進した 。彼女は科学技術研究成果の転換事業を系統工程とみなし、名ブランド戦略を実施して社会各界の参加と支持、 なおかつ政府主管部門の支援と使用農家の農民たちの認定を得ることに最善をつくした。 彼女は主動的に政府 関係部門の指導者たちを企業に招き、製品を紹介して製品の普及事業を政府の議事日程に登るようにしたと同時 に、政府で組織する農業分野の現地会議を捜し回り、会議参加者達に製品を紹介してモデル農家を選択し、彼ら に製品を無料で提供し、実験してもらうようにして、彼らの認定を受けた。 そしてその何年か後、ハルピン市と黒 龍江省で毎年、市級、省級農民科学技術市場を開く機会を持ち、幅広く広報を進めたが、当時、黒龍江省政府・馬 スクゴル副省長が黒龍江省農民科学技術節に参加し、親し気に手に ‘龍祺'酵素有機肥料を持って農民たちに紹 介して勧めるまでになった。 彼女はこのように省内で製品の知名度を上げ、市場を開拓すると同時に、省外の市場 開拓にも積極的に出て各地農業技術普及所と手を取り合って支社を設立し、当地の代理商を尋ねて代理店または 直売店を設置するなど、多種多様な合作方式で科学技術普及ネットワークと製品販売ネットワークを建立した。 あま りにも製品自体が立派なうえ、連携の出来た販促攻略により、 ‘龍祺'酵素有機肥料製品は省内外の市場開拓率と 市場確保率がますます大幅に増え、 98年度 40万畝から 2002年度に至っては 7000万畝と、およそ 20倍にも増え 、応用地域も 98年度の黒龍江、吉林、遼寧の3省 17県から、 2002年度には東北 3省の外に河北、湖北、江蘇、安 徽など 15の省の 60県余りに拡張した。 当時、農業部関係部門で ‘龍祺'酵素有機肥料現象について大きな関心 を集め、各地方の使用情況に対しての調査と酵素有機肥料の使用で畝当りの土壌有機質含量を 0.1% 向上させ る時、畝当りの収穫高を約 18.5kg増産することができるという理論推算方法で、‘龍祺'酵素有機肥料の応用で有 機質含量を 0.3〜0.5% 増加するという関係権威部門の結論数値にもとづいて下した結論によれば、この製品の応 用で増加した各種の穀類収穫高がおおよそ 3.5〜5.8億斤余り、増大した所得がおよそ 1億元に達した。 ‘龍祺'酵 素有機肥料の経済効益は、その後にもずっと凄まじい勢いで上がり、持続的な上昇線を描いているが、 2004年度 の年末統計によると、 ‘龍祺'酵素有機肥料系列製品の使用面積は 2002年より 5500万畝増加し、 12500万畝に増 え、ここに参加した緑色食品基地が 175ヶ所、農家が 75万戸に達し、これにより農民たちの増大した所得がおおよ そ 20億元余りに達した。 黒龍江省はこのなかで一番多く利益を挙げた地域であり、応用面積 2600万畝の水田だけ でも一年に 13億〜20億斤増産し、これにより増えた収入がおおよそ 15〜20億元余りに達する。ハイテク科学技術研 究成果の転換事業が成功裏に進むことによって、彼女の企業も全民族的な発展を成したわけで、 2004年度の彼女の 会社では主導製品販売額を 1522万元、利潤税金額を 593万元実現した。

黒龍江省達豊科学技術開発公司のハイテク科学技術研究成果転換事業は、このように巨大な経済メリットを創造 しただけでなく、土壌の中の有機含量を向上させ、環境汚染をとり除くなど、不滅の社会メリットも創造した。

(黒龍江新聞 コ・ボムリョン記者 2005年11月29日)
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