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[社会] 蔓人参の根ごとに愛の心こめる−長春

長春朝鮮族婦女協会南関小組の会員たち、貧しい子供助けるための小副業に


▲ 蔓人参の根一本ごとには第4分会南関小組会員たちの愛の心がたっぷりこめられている。

“根の一本一本、丹念にきれいにした蔓人参を売って溜めたお金で子供たちを助けるという思いで、 心は大変爽やかになり、それだけ子供たちにもより大きな意義と教育的価値があると思います。”

生活状況が難しい子供達を助けるため、組長・林チュンジャ氏の指導の下、蔓人参の皮を売る小副業を始めた 長春朝鮮族婦女協会第4分会南関小組会員たちの一様な心、一様な言葉だ。 これは彼女らの旧正月慰問計画 でもある。

皆退職した身だが、いつも社会奉仕活動に出ている彼女たちは 2003年 11月、 九台営城炭鉱災害区を慰問して 漢族の貧困家庭に白米、 小麦粉や綿入れ、綿布団などを寄贈して一円二円と溜めたお金 1000元余りを出して 彼らに大きな感動を与えた。彼女らの業績はまた、続けて “新聞画報”、“都市夕刊”にも載せられた。

今年も旧正月を迎え、貧しい子供達を助ける計画だったが、ちょうど協会・李ジョンスク会長が蔓人参の皮を売る小 副業を斡旋して来ると、とやかく言わずに手伝うようになった会員たちだった。 言うはたやすいが、いざ仕事を始め てみると、あまりたやすい事ばかりではなかったという。 大部分が年配の方々であったため、昼食時間を除きぶっ 通しで椅子に座って蔓人参の皮を剥いていると、腰がずきずき疼いて足が痛み、目まいがした。 しかし誰一人とし て愚痴をこぼすことなく、黙々と手まめに働いた。そうして一日中手を動かしても 7、8人で一日に 20斤しか剥くこと ができない。 皮をすべて剥いた蔓人参は一斤に 2元ずつで市内の中の多くの食堂に渡すが、一日の収入はわず か 40元。たとえ少ないお金だとはいえ、私の手で稼いだお金で子供達を助けるんだという思いに、辛いことも忘れる 会員たちだ。 そうしておよそ半月もすれば、新年の子供達の学費の準備は問題ないと喜ぶ彼女らだ。

身体に病気も多く、目まいで倒れるまで働きながらも、明くる日にはまた間違いなく働きに出るチョウ・ヒェスン会員、 “私の‘息子’のためにも積極的に働かなくてはならないでしょう”、何年か前から漢族の子供の “代理母”として熱い 愛を注いでいる朴ボンソン会員の素朴な言葉、一時はスケート選手として競技場で活躍し、退職した今も子供達の 養成に一役買って出ている崔スンジャ会員、午前には蔓人参の皮を剥く仕事に没頭し、午後 4時には間違いなく学 生たちのために駆け付ける彼女だ。

軽微な脳血栓で目もはっきりと見えないが、半月間注射を打ちながらも “ひとりでも多ければ、それだけはかどる” と仕事を続けて来た金ヨンジャ会員、細々とした家事に多忙を極めるものの図們から息子の家に遊びに来た 80歳 という高齢の姑が、私の心配なんかせずに早く働きに行きなさいといいながらタクシー費まで出してくれたので、こう して駆けつけて来たというカン・スンジャ会員、次世代関心委員会副主任などの職務を担当し、さまざまな社会活動 に目が回るほど忙しいものの、余暇に他の子供達のための副業に出ている金キョンボク会員、半月間自分の家を副 業の場所として提供してくれ、昼食まで供給してくれた李ジョンスク会長、 “会員たちがあまりにもよく働いてくれるの で、何をしてもさっさと手際よく進めてくれるので、それだけにもっと力を出してもっと尽くしてあげなければならないとい う思いを固めるようになる”と言う林チュンジャ組長。小さな愛が与える大きな感動だった。  

(吉林新聞 シム・ヨンオク記者 2005年11月17日)
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