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[経済] 北朝鮮の対中国進出、活発に

貿易・食堂業中心から加工業、IT業進出へ

駐瀋陽北朝鮮総領事館・林永八総領事によれば、最近になって北朝鮮各業者の中国進出が 活発な様相を見せており、以前の貿易、食堂業、民芸芸術分野中心から現在は衣類、キムチ工場 などの加工業と IT、商業でも進出している。

北朝鮮人の中国進出は貿易会社の進出から始まった。 伝統的な中朝国境貿易中心都市である丹東を 含む大連、瀋陽など遼寧省と延辺を中心にした吉林省各地域、そして黒龍江省ハルピン等に既に 100余 りの北朝鮮貿易商社が代表部や支社、合作企業形式で進出している。

次が食堂業の進出で、中国の改革開放以後、北京に進出して ‘平壌冷麺’を含む朝鮮料理で成功し始め、 北朝鮮の各部門で東北3省各地に進出し、食堂を開設し始めた。 最近何年間かの北朝鮮食堂の過剰進出で 内部競争が激化し、サービスの質が落ち、イメージが落ちる現象まで生じている。 そこで北朝鮮政府は 人民奉仕総局、高麗奉仕総局、体育省など一部のサービス関連部門にのみ食堂業対外進出を許可し、 サービスの質が落ちて国内の部門資格のない業店は昨年末までに全て撤収させることで、北朝鮮の料理の イメージ確保に乗り出した。現在東北3省にはホテル 1つと北朝鮮食堂 24件ほどが営業中であると集計 された。

そして民芸芸術品の中国進出も活発で、現在、瀋陽と吉林省各地域を中心に手芸創作団、美術手工業品 創作団などの業者 10余りが進出しており、芸術人、体育人たちの進出も活発で、瀋陽、琿春、龍井などに 朝鮮芸術養成センター、テコンドー道場などが続々と立っている。

最近何年間か、北朝鮮の熟練技術を利用した衣類、キムチ工場など加工業者の活発な中国進出で、現在、 丹東に牡丹被服など大型工場が 3つ出来、大連、鞍山、瀋陽、鉄領等にも衣類工場が一つか二つづつ進出 している。キムチ工場は瀋陽、丹東、大連にそれぞれ一つ二つずつ、合計 6つが進出している。 また去年からは北朝鮮のコンピューター技術人材を活用した IT業分野の中国進出ブームが立ち上がり始め、 主に中国側との合作形態で、中国側で外注を受け入れて北朝鮮と中国が一緒にプログラムを開発販売する 形式を取っている。

北朝鮮側の進出主体は通常、産業総局、情報産業指導局、金日成総合大学、金策工業総合大学などの部門 と大学で、瀋陽に通信装置共同研究団、映画、マンガ製作などのプログラム共同開発プロジェクト 10余 りが進行中で、大連に韓国と日本に輸出するプログラム開発業者が 5つ、長春にもソフト開発代表団が 進出している。

林永八総領事によれば、北朝鮮は金正日総書記の「21世紀は情報の時代」という指示に従って、2000年 に入ってからは情報産業を発展させる計画によって IT産業発展と IT人材育成に力をつくしている。 今は子供たちまでもコンピューターを上手に扱う水準と言う。 北朝鮮各分野のこうした中国進出は、 東北3省を主として進められており、東部地域では遼寧を中心に進んでいるのがもう一つの特徴だ。

(黒龍江新聞 2005年11月15日)
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