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[社会] ‘キムチ摩擦’で韓国食品‘当惑’

まだ影響は微弱、長期化の場合大きな影響。‘韓流’を冷却化させないかが心配

中韓‘キムチ摩擦’の飛び火が韓国の食品に降りかかり、韓国食品の販売に影響を及ぼしてい るが、まだまだその影響は微々ためものであると調査された。 しかし長期化する場合、大きな 影響を受けるはずで、また‘韓流’を冷却化させるのではないかという憂慮の声も高い。

現在、韓国食品が‘当惑’している中で、経営者たちは政策の変化に死活がかかっており、今後 いかなる政策が出るかに大きな関心を払っている。韓国の食品が今後斜陽の道を歩むのか、明るい 展望を見せるのかと言うことは、全面的に中韓両国が今度の‘キムチ摩擦’を順調に解決出来るか 出来ないかにかかっている。

経営者の地域により、反応も様々で、記者が上海、瀋陽、大連、長春、延吉、ハルピンなどの地域 の韓国食品輸入会社、あるいは韓国食品の売場を相手に電話をかけたが、地域ごとに反応が異なっ ている。 今度の‘キムチ摩擦’で韓国の食品経営が困惑を極めている‘苦悩’する会社や売場があ るかと思えば、反対にまだまだ大きな影響は受けておらず、あまり深刻に考えていない売場もある。 一言でいえば、現在はその反応が様々ということだ。

長春で韓国食品を経営する李社長の説明によれば、以前は売場を訪れる顧客が一日に 2000人余り (漢族顧客 70%、韓国人 20%、朝鮮族10%) だったが、現在は 50人余り程度で、大幅に減った と言う。 売上げも 2/3ほどが減り、 一部の顧客は食べたコチュジャンを持って来て、カネを返せ と要求、こんな事件が既に 4件発生したと言う。

延辺地域で韓国食品を経営するある経営者の話によれば、まだ関係部門の明確な指針がなく、一応 3日間、門を閉めて営業を中止した売場も少なくないと言う。 関係部門の明確な指針が出れば、 その指針に従い営業を始める計画だと明らかにした。 その間の経済損失はそっくりそのまま経営主が引き受けるしかなく、一日も早く‘キムチ摩擦’ が順調に解決することを期待している。大連で韓国食品を経営するある事業主は、得意先が多く、 彼らが信用してくれるからまだ大きな影響はないと説明した。 といえども言葉を選びつつ、返事を 憚った。 下手なことを言って飛び火が降りかからないかと心配するからだ。

瀋陽のある韓国食品店の話によれば、ある程度の影響はあるが、大きな影響はないと言う。 消費者たちは普段と別段差がないし、 品物を返還するといってやって来る顧客もまだない。 ハルピンで韓国食品を経営する玄社長の話によれば、まだ大きな影響がなく、売上げもあまり 大きな波はないと説明した。 それとともに以前の中韓両国の ‘ニンニク騒動’の時のように、 両国政府が交渉を通じて順調に解決するものと信じると付け加えた。 また一日も早く順調に解決 されることを切望した。

上海で主に菓子、キャンディーなどの韓国食品を経営する金社長は、上海市民がコチュジャンなど の辛い食べ物をあまり食べず、流通量が少ないため、あまり影響がないと言った。 しかし規模の 小さな店が多少影響を受けているのは事実だと明らかにした。ある貿易商は、韓国のコチュジャン の人気が特別に良かったが、今度の一件で吹き飛んだと惜しがった。 また中国でSARSが発生し た時、SARS予防ににキムチが良いという話が出回り、キムチも人気が高かったが、今は人気が ‘一段落’し、一部の漢族はキムチを見るたびに寄生虫の卵がないかと言いながら食べるのを憚る のが実情だと‘鬱憤’を吐露した。

韓国食品の輸入貿易会社、当惑

今度の‘キムチ摩擦’で韓国食品を輸入する貿易会社たちが当惑している。専門的に 韓国食品を輸入するある貿易会社は ‘キムチ摩擦’で輸入手続きが厳しくなると、元々計画した 輸入量を 2/3 減らし、把握出来ている品目だけを少し輸入した。 この会社は毎月コチュジャンを 5000万ウォンずつ輸入したが、現在、中国政府がコチュジャンの輸入を全面禁止しているため、 輸入を中断し、いつ禁止が解除されるのかわからないと言いながら不安視している。この貿易会社 は東北 3省に 200の取引先、広州、上海、 青島、北京、天津、新彊などの地域に 100の取引先を 持ち、もし韓国食品の輸入が順調にならなければ、今後はこの取引先との取り引きが腰砕けになる しかなく、誰もそんな状況が発生することを希望しないし、一日も早く良い結果になることを希望した。

現在、韓国食品を専門輸入して卸売りする一定規模以上の貿易会社は、中国全体に約10社余りだが、 朝鮮族と韓国人がそれぞれ半々ずつを占める。 こんな貿易会社は‘キムチ摩擦’の長期化を一番 憂慮している。 11月初に瀋陽で韓国食品販促行事が開かれる予定だったが、今度の‘キムチ摩擦’ でキャンセルされた。韓国メディアの中国産キムチ全面 ‘罵倒’に不満な中国の一部の市民たちは、 不満をぶちまけた。 一部の中国産キムチが問題がある場合、どの地域の某会社、某ブランドのキムチ で問題が発生したと報道するのが正常なのに、一部の韓国メディアはすべての中国産キムチで問題が 発生したかのように報道し、消費者に混乱をもたらし、まるでも中国産キムチは殆どがあまりにも 問題だらけであるかのように誤導している。 韓国メディアのこんな報道慣行に中国の少なからぬ市民 が不満を示している。 反対に中国のメディアは韓国のどの会社、どのブランド商品で問題が起こった という形式で報道し、消費者に韓国食品を全面否定する誤解を与えないようにしている。

‘キムチ摩擦’が‘韓流’を冷却化させないか、心配

現在、朝鮮族有志の人々は、今度の ‘キムチ摩擦’が ‘韓流’を冷却化させないかと心配している。 また目下、韓国ドラマ ‘大長今’の上映で ‘韓流’がさらに激しくなり、韓国食品店がそのブームで 好況を博していたところに、思いがけなくも‘キムチ摩擦’が生じ、影響を及ぼしているのが情けない というのが事業主たちの話だ。 現在、多くの人々は ‘キムチ摩擦’が一日も早く順調に解決されるこ とを期待し、その影響を最小限に食い止めることを希望している。

(黒龍江新聞 リ・スボン記者 2005年11月10日)
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