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[社会] 朝鮮族の性売買、地方まで拡散−韓国

不法滞留者が多数、チケット喫茶店へ続々と流入

ソウルや釜山など遊興街でも見られた朝鮮族女性たちの性売買が、地方の中小都市にまで拡散している。 去年、性売買防止法施行以後、国内の性売買女性たちが抜けた後を朝鮮族など外国人女性たちが埋める という妙な現象が生じている。

特に現行雇用許可制の各種規制がこれらの同胞を不法滞留者に作り上げ、朝鮮族の女性たちがチケット 喫茶店等に無差別的に就職している。 このなかでかなり多くの数の朝鮮族女性たちは淪落を強いられ、 前払い金も足かせとなり、チケット営業に熱をあげている。

去る 4日午後、京畿道安山市元谷洞のいわゆる `国境のない村`にある休憩飲食店(喫茶店)。 6人のお 嬢さんが忙しく配達に行き交っている。 配達に出た女性は今年 22歳になった朝鮮族女性・韓さん。 延辺が故郷であるというこの女性は、一日 3回以上近くのモーテル等へチケット営業に出る。 韓さん は "早くお金を儲けてここを離れたいと思うだけ"と言いながら "隣近の他の店にも同じ朝鮮族女性たち が、こうしてお金を稼いでいる"と語った。

同じ頃、元谷洞一帯のオフィステル周辺は朝鮮族女性たちが乗って来たバイクが `駐車`され始める。 一帯のワンルーム村と旅館は闇が迫る夕方には朝鮮族女性たちの `売買春空間`に変わる。 市民の 尹(33・始興市) さんは "彼女達の中には未成年者に見える女性も多く、得意先が多い"として "外 国人の移住労働者たちも彼女達の重要な顧客"と語った。

安山市と管轄の警察署が朝鮮族女性たちの `チケット営業`で腐心している。現在、ここで活動中 の朝鮮族女性だけでおおよそ 100人余り。 管内だけで 200ヶ所近くの休憩飲食店がある。 このうち 半分はいわゆる性売買をするチケット喫茶店であるという。 彼らは公園やモーテル、住いを選ぶこと なくチケット営業を広げる。 この地域にある B喫茶店の従業員李(21) さんは "性売買特別法の施行 以後、国内のお嬢さんたちが抜けた後を朝鮮族の女性たちが埋めている"とし、 "彼女たちは公園、 駐車場、個人オフィステルまで転々として売春行為をしている"と打ち明けた。

同じ日の夜、元谷洞一帯のある大型ナイトクラブの前。 呼客行為をしていたナイトクラブの客引き は "女性たちが来れば 1人当り 1万ウォンずつ配るイベントをした後、喫茶店等で働く朝鮮族の女性 たちが大挙殺到し、予約の確率も高い"と誘惑する。

このように朝鮮族女性たちが安山一帯を歩き回っている理由は、隣接する始華工団を中心に買春者が まだ減っていないから。 彼女らはまた急速にカラオケなどで流入、第2の陰性的な性売買に出ており、 警察の取り締まりも簡単ではない。 安山警察の関係者は "最近、朝鮮族など外国人女性たちが性売買 をしているという情報が入手され、頭が痛い"とし "来週から特別取締りに出る予定"と語った。

(ヘラルド経済 キム・チマン記者 2005年11月10日)
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