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[社会] 内モンゴル唯一の朝鮮族村・鮮光村

50万名の人口を持つ内モンゴル自治区通遼市には 300名程度の朝鮮族が暮しているが、大部分、科爾沁区 大罕鎮 鮮光村に集まって一緒に住んでいる。 モンゴル族と漢族が主なので生活環境は違うが、我が民族の 伝統と文化を引き継いでいる鮮光村の朝鮮族は生活意欲が強く、文化の素養が高く、通遼市で ‘鮮光村’とい えば専ら文明化した村という賞賛を惜しみなく受ける。

1938年、生計を求めて通遼地域に入って来た鮮光村の第一世代の朝鮮族は砂漠地帯にもオアシスがあるように 草木と砂山で取り囲まれた只中に、水路がしっかりした 3000畝ほどの原野を見つけ、荷物を降ろし、開墾をして水 田農業を始めた。 1960年度には朝鮮族が 300世帯余り、1200人余りの人口に達して政府で村を建立して鮮光村 と名付けた。 その時から里人たちは本格的に農土の基本建設を始めたが、 10年ほどで所有の水田を全て方田化 した沃土に育て上げた。 そして村の学校の学生数は 160人余りに達し、小学校から中学校まであり、土地が多くて 子供に勉強させやすい豊かな村との噂が立った。

しかし 20世紀 90年代からこの村にも外国への脱出ブームが吹き、村民たちが流出し始め、現在この村は 158世帯 に人口が 300人にまで減った。 たとえ人口は減ったとはいえ、鮮光村の人々は村の建設を怠らない。 2003年、村の 指導部で積極的に活動したおかげで、上級関連部門から資金 30万元余りを獲得した。 彼らはこのお金で村道の建 設を始め、 村の中の 6つの分岐道路をいずれも真っ直ぐで平坦なアスファルト道にしたが、これは通遼市唯一のアス ファルト鋪装道のある村を形成した。

そして住宅建設の風格がいずれも韓国式の瓦家になっており、印象深い特徴といえば、家の大門がいずれも北にあ ることだ。紹介によれば、これは周辺 20km離れた砂山から吹いて来る風を阻むためなのだという。

今、鮮光村は 1300畝の水田、900畝の乾田に 1200畝の砂山を持っており、砂山には全て白楊木、楊柳など、モンゴ ル地域の気候に耐える木を植え、その経済価値はおおよそ 50万元余りに達すると言う。 残念なことは、学生数の激 減であり、現在、鮮光村の学校には 5人の教員に 5人の小学生しか残っておらず、将来の学校運営に高い障壁として 横たわっている。今、この村の指導部(村民委員会主任・金フィジョン 49歳、党支部書記・金サンチョル 52歳)と村民たち は、学校を失わないように積極的な方法を講じ、既に外資 20万元を誘致して朝鮮語、 英語、 コンピューター組のある専 門学校を立てようと事業を推進している。

(黒龍江新聞 リ・ファシル記者 2005年11月7日)
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