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[文化] 延辺大学 ‘不死鳥'風物サークル

10年間、大学街に民俗文化高揚


▲ 去る 9月 14日 <不死鳥>風物サークルは成立 10周年を迎え、盛大な祝賀公演を開いた。

ドンドン クンタクン クンタクンタ クンタクン〜

早朝、どこかから聞こえて来て学校の庭園の隅々に響く耳当りの良いチャンゴの音は、朝の運動に出て来た 人々の気持ちをいっそう爽やかにさせる。 好奇心を催すチャンゴ音に誘われて足を運べば、着いた所は延辺 大学の後山にあるやや小さな休憩所。 10人前後の若い男女の大学生たちがチョマクムチャンゴ、 鉦、太鼓を持 ってズラリと囲んで座り、風物調子の練習に余念がない。技能訓練に余念のない人々は延辺大学 ‘不死鳥'風物 サークルの会員たちだ。

1995年 9月 14日、 延辺大学朝鮮族大学院生の学術団体である ‘私たちの文化学会'の傘下団体として成立され た ‘不死鳥' 風物サークルは、民族芸術を愛し志向する延辺大学の学部生たちを主体に作られた学生サークルだ。 10年前 ‘私たちの文化学会'が韓国漢南大学哲学科の風物サークルとの行事で贈られたただ一つの四物(鼓、鉦、 太鼓、どら)を元にして、彼らはすぐに ‘不死鳥' 風物サークルを設立し、一銭一銭集めて楽器を新調して行き、頭を 下げて延辺芸術学校や韓国の専門技能者たちに教えを受けながら成長した。

‘不死鳥'が単純学部生たちの手に導かれて 10年という歳月を歩んで来るということは、やはり ‘不死鳥'に多くの魅 力と力があるからのようだ。 しかしいざ ‘不死鳥'の内面をのぞき見れば、多くの苦労と '無用'の悩みで満ちているサ ークルだ。 ‘不死鳥'は創始期はもちろん、現在までも学校の環境内にサークル部屋がなく、会員たちは技能訓練を 1年中室外でしなければならない。 白い雪が覆う冬でも、蒸し暑さで息詰まる夏でも '不死鳥'の会員たちは朝、夕方 、楽器を担いで学校の裏山に陣取って、地べたに腰を据えて技能訓練をする。 それだけではない。 夏と冬休みには 集中訓練のために田舎を尋ねて合宿を去る。 毎日およそ 8時間を厳しい技能訓練に費やし、残りは風物理論、民俗 歌を含んださまざまな知識学習と創造的な娯楽活動につながる日程は、朝 5時から始まる。千斤の重さに感じられる まぶたを摘まみながら夜 12時まで日程をこなさなければならず、お粥でも生煮えの飯でも炊事チームが出すままに一 日三食、みそ汁に混ぜてキムチで食べなければならない合宿生活は 10日余り続き、 ‘極限的’だと表現できるほど 苦しくて涙ぐましい。 ‘不死鳥'を辞めたいという心情がフッと生ずる時もあるが、信望していると、こんな苦労も安らか に育った現代大学生たちに意志力の向上と共同生活の方法を悟らせてくれる。

こうして技能訓練に没頭する外、彼らは延辺大学の先生たちを含めた社会各階層の知識人たちの有力な支援の下 に招請講義、風物チーム対外公演、遺跡地踏査、農村社会実践活動を行い、民族社会を知り、視野を広げたりしている。

10年間の成長を経た ‘不死鳥’も、既に手に指折るに値する成果が少なくない。 ‘不死鳥'が設立された翌年 の 1996年初に、全国大学生文芸コンクールに参加して優秀賞を受け、延辺大学のために栄誉をもたらし、大学内 の ‘12.9'行事に固定種目で出演する。 そして今では社会的にも広く知られ、祭りや祝賀、大型文芸活動に招請され、 風物調子で興趣をそそってくれたりする。 去る 7月には延辺大学の優秀サークルに選定され、延辺大学を代表する象 徴的なサークルとして浮上した。

しかし実はこれよりさらに大きな成果として挙げられるのは、何といっても民族人材の養成だろう。 10年という歳 月、 ‘不死鳥’ 風物サークルを経て行った会員たちだけでも200人余り。 ‘不死鳥'を通じて民族文化を悟り、民族意 識を高揚して共同体意識を持った社会人に成長した人々は、民族社会の優秀な人材に劣らない。 現在、彼らは皆、 それぞれの領域で熱心に活動しており、海外や国内で修士博士過程を踏むとか、終了した人だけでも既に 20人余り を越える。

延辺大学の朝鮮族大学生たちに我々の民俗文化を知らせ、伝統芸術を受け継いで進み、大学街の健全な文化生活 気風を樹立し、導いて進む上で一翼を担う ‘不死鳥’ 風物サークルは、去る 9月14日にはサークル成立 10周年記念 行事を盛大に開き、ますます成熟して行くサークルに生まれかわっている。

(黒龍江新聞 キム・ソンファ記者 2005年10月27日)
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