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[特集] 浜海新区開発で京−津一日生活圏

伝統製造業退き、 IT、電子など先端産業が続々と入る



中国が珠江デルタ、上海浦東開発に続き、北京から 1時間の距離にある天津に対して大々的な戦略開発に 乗り出したようだ。 つまり天津浜海新区が中国の経済発展の 3番目の軸として浮上する見込みだ。 特に江沢 民前国家主席が先月末天津を訪問した直後、胡錦涛総書記の訪問で浜海新区を中心とする環渤海湾地域の経 済躍進に大変な関心が集まっている。

浜海新区中心の環渤海湾経済圏、新しい飛躍

新華通信は “天津浜海新区が中国の新しい戦略発展計画の重点発展地域になった"として、 “‘南快北慢'(経 済は、南側が進み、北は遅れる) 現象を改善するだろう"と報道した。

これに先立ち、中国政府は天津地域におおよそ 5千億元の資金を投入して、この都市を戦略的発展地区として 作る事にしたと明らかにした。

現在まで浜海新区は 270億ドルの外資誘致に成功し、世界の 500大企業のうち 106の業者が入居した。 浜海新 区は今後の 5年間、電子情報、化学工業、自動車及び装備製造業、現代金属製錬、生物技術と現代医薬、 新エ ネルギー、新素材など先端技術産業中心の 6大産業群の重点育成と共に、港と空港、道路建設など周辺のインフラ を一気に発展させる計画だ。

韓国企業の進出にも大きな影響−中小規模企業から大企業中心に

浜海新区の開発方向が先端技術団地と開発センター育成、北部地域の物流センターなどに確定され、韓国企業の 中国進出にも相当な変数になる見込みだ。

韓国企業の天津進出は 1990年代初、天津市東麗区を中心に中小製造業者であるカツラ、 纎維、履き物、 ボ イラーなど労動集約型製造業が主流をなした。 以後 90年代中盤から三星、現代、LG、大宇など大企業が進出 し、これと係わる納品業者の連動進出が著しかった。 したがって労動集約型製造業者から現地化を土台とする技 術力中心の労動−技術集約型版図を見せている。しかし浜海新区の急速な発展及び中国政府の新しい政策など で、これ以上安い人件費と賃貸費及び安い原資材を通じる利益を追求する伝統製造業は堪えて行きにくくなった。 これにより、現在、天津経済技術開発区に入居した三星電子、現代電子、大宇、浦項製鉄などの大企業と大徳電子、 イルシン産業、新豊製薬、オーシャン実業などハイテク技術で勝負する電子、医療器機業者などとともに IT、生命工学 、研究開発センターなど先端技術産業の入住が続くと見られる。

今後の浜海新区は北京中関村と共に京−津先端技術産業の新しい工業ベルトを県線し、中国大陸を導く ‘機関車' の 役目をするものと見込まれる。 浜海新区の開発に注目して来た成ジュンソク天津ロボットボイラー会長は 260万ドルを投 入して軍糧城地域に韓国商店街と工場を誘致する公団を造成、天津進出の韓国企業の入住を積極誘致している。

マルチメディア物流システムの構築が成功のカギ

天津・戴相龍市長は、今後の 3〜5年間 400億元を投入して天津港(世界 10位の貨物処理量)を拡充して国内最大 の保税貿易港かつ北方地域の物流拠点として育てる方針だと述べた。 それゆえ、韓国と地理的に近い天津地域に 韓国物流企業の進出が押し寄せている。 現在、天津地域に韓進海運、現代商船、大韓航空、アシアナ航空、 三星- 津運物流など陸海空の韓国物流業者が 50社余り陣取っており、物流市場の先行獲得のために素早い動きを見せてい る。それだけでなく、 DHL など世界的な物流企業の進出も続々と続いている。専門家たちは先端技術開発地域に変わ っている浜海新区が先進的な物流電算システムと情報システム、専門化を通じる高付加価値の実現、ブランドイメージ の構築など、諸般の要素を備えているかどうかに実質的な成功が出来るかどうかがかかっていると指摘した。

浜海新区は首都圏統合の加速化と北方経済復活の活力素

一方、中国政府は浜海新区が首都圏に位置した地理的利点を充分にいかすため、長さ 178kmに達する 6〜8 車線の京−津−塘高速道路の建設と 123億元を投資する京−津都市列車の敷設工事を推進していると明らかに した。 都市列車が開通すれば、二つの都市の距離が 30分に短縮されると関係者たちは見ている。 天津地域の 地下鉄工事も活発に進められており、間もなく韓国のソウルと仁川のような首都圏一日生活圏が開かれる見込み だ。 したがって浜海新区は 1時間距離の首都圏地域として、北京の政治、経済、文化の情報入手が早く、その他の 大陸地域より早いテンポで発展することができるものと期待される。 特に浜海新区が中央政府の力強い支援の下、 推進されている点を勘案すれば、中国大陸の新しい経済成長の求心点としてクローズアップされているという主張が 説得力を持つようになる。 したがって、天津地域が一つの直轄市だけではなく、首都圏統合の出発点として、北京と ともに政治、 経済的に相互補完する中国大陸の新しい経済成長の軸として、その一翼を担うことになろう。 なおかつ 北京オリンピックをきっかけに、北京−天津の統合が加速化される時点であり、天津は首都圏のための背後基地と して、北京は浜海経済発展の動力として作用するなど、京−津統合がより一層早くなるものと見込まれている。 また 天津地域が直轄市の機能だけではなく、北方経済を導く龍頭馬車として位置づけられるように見える。

(黒龍江新聞 2005年10月22日)
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