xxxxxxx
朝鮮族通信 中国の朝鮮族に関するニュースポータルサイト Search by Google:
ホーム 朝鮮族概要 地域紹介 政治 経済 歴史 観光 ショッピング コミュニティー お問合せ



[文化] 第10回釜山国際映画祭 'ニューカランツ賞' 張律監督 '芒種'



在中同胞である張律監督の'芒種'が、第10回釜山国際映画祭競争部門である 'ニューカランツ賞' 受賞作に選定された。 アッバース・キアロスタミ審査委員長を含む 5人のニューカランツ賞審査委員は、今年候補に上がっ た 11の作品をめぐり審査を進めた結果、 '芒種'を最優秀作品に選んだ。

'芒種'は夫が監獄へ行った後、息子と生きて行く朝鮮族女人の辛い生活を纎細に描いた秀作。 去る 5月、第58回カンヌ映画祭評者週刊に招請され、フランス独立映画配給協会(ACID)賞を受賞し、 去る 7月にはイタリアで開かれた第41回ペサロ映画祭ニューシネマ部門大賞を受けた。 '芒種'はキムチを売って生きて行く朝鮮族女人チェ・スンヒに焦点を合わせて話を進める。 スンヒは同じ朝鮮族である金氏と中国人警察・王氏の愛情攻勢を受けるが、欲望の対象だけにとどまり、 決定的な瞬間には彼らから裏切られる。 愛を失い、息子が死ぬ事故にまであった彼女は結局、怒りに包まれて誤った復讐劇に出るようになる。 張律監督は最後の場面を除き、搖れる画面がただの一度も出ないほどに物静かな呼吸で話を引き継い で行く。 特に貧しい生活と孤独の中でも、涙も不平も見せずに心の中だけで悲しさを和らげる主人公の姿は、 残酷な現実に対する生の意志を劇的に現わしている。 張監督は舞踊科教授、小説家など素人俳優をキャスティングして 21日ぶりに撮影を終わらせたが、 自分だけのリズムで独特の映像を作り上げるのに成功した。

これと共にニューカランツ部門 '特別言及'ではチベットのワンマ・チャイダン監督の '神聖な石'と 尹ジョンビン監督の '許されざる者'が選定された。 '今年度 PIFFの最大の発掘'という評価を受けた尹ジョンビン監督の '許されざる者'は、ニューカラ ンツ賞受賞には失敗したが、 PSB 観客賞と国際映画評論家協会賞(FIPRESCI)、アジア映画振興機構賞 (NETPAC)を総ナメにする成果をおさめた。 この作品は韓国社会に根深く残った軍事文化によって傷つく人々を緊張感あふれる演出で描き出し、 評者と一般観客からいずれも好評を博した。 そして最優秀韓国短編映画に授与する仙才ファンドはチョン・ヨンス監督の ' 処容の茶道'と金ヨ ンナム監督の '熱いお茶一杯'に渡った。 '処容の茶道'は新羅郷歌の処容歌を現代的に解釈したもので、 '熱いお茶一杯'は死を目前にした 年寄りと幼い孫の一日を通じて生命の重さを真摯に描いた。 ニューカランツ受賞作は 3万ドルの賞金を受け、仙才ファンドには 2千万ウォン、 PSB観客賞には 1万ドルの賞金が与えられる。

一方、今年 AFA(アジアフィルムアカデミー) の参加者 28人のうち、 8人には奨学生抜擢と機資材 提供などの恩恵が与えられた。 韓国映画アカデミーで 6ヶ月の語学研修の後、 1年間映画教育を提供する KAFA 装学制度には テンジン・チョクライ(インド)とビサニジ・デシャプリヤ(スリランカ)が、東西大で 6ヶ月の 語学研修後 1年間映画教育を提供する DSU 装学制度にはトゥラン・ファオイナム(ベトナム)と ジュ・ペンチュ(中国)が選ばれた。

(釜山日報 キム・ジョンウ記者 2005年10月14日)
Copyright(C) 朝鮮族ネット