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[文化] 長春朝鮮族婦女協会 “代理母芸術団”の話

“仕事にやりがいと満足を感じます”



“代理母芸術団” 暖かく情深く胸に響く名前だ。 これはどの専門文芸団体でもない、長 春朝鮮族婦女協会傘下の芸術団で 2002年 6月 30日に設立された。

対外公演で僅かなお金でも協会に加え、 95年から続いて来ている代理母活動をさらに幅広く して行くことで、生活状況の難しい子供達が懸念や心配なく学業を終えられるように助けること が芸術団を設立した最初の目的だった。

しかし芸術団が設立されてから今日に至るまでは決して順風が吹いていたわけではなかった。 芸 術団が設立されていくばくもない頃、いろいろな原因で文芸の中心人物が芸術団を去り、芸術団 の実力が鈍り、新たに団員を補わなければならないなどの困難を経験したりした。 経済的な困難 は言うまでもない。 しかし何といっても決まった練習場所がないことが、一番大きな頭痛の種だっ た。 後にあらゆる人脈を通じて、人々の助けで吉林省体育学院に練習場所を確保し、無料でこれま で何とか練習を続けて来たのであった。

代理母芸術団団員は全て文芸に一定の資質と愛好がある協会会員たちにより編成され、いずれも 50歳 を越えた人々だ。 普段土曜日、日曜日を除き、五日間ぶっ通しで 9時から午後 3時まで練習を続けて 来ている彼らは、本当に出勤族に負けず、また出勤族たちとは明らかな区別がある。 全く一銭の報酬も ないのだ。 自分で昼食の弁当を包み、交通費も自分のポケットをはたく。 髪のピンや履き物のような 公演に使う細々とした道具もとやかく言わずに自分のお金で解決する。 またよほどのことがない限り 練習を休まない団員、一人が抜ければそれだけ練習に影響を及ぼすことを心配するからだ。 たまには 疲れてだるくてやめると言っていながらもいざ練習が始まれば、いつそんな言葉を吐いたのかと思うほ どに練習に専念する彼らでもあった。

あらゆる原因で他人が芸術団を立ち去る時、 “あなたは絶対去ってはいけない”と妻を鼓舞し支持して くれた夫... 家族たちの支持は団員には大きな力になったと協会・李ジョンスク会長は感慨無量に語る。

“余裕がなくてお金儲けができない今、私たちを馬鹿と言う人々もたまにいたりするが、私たちは全く 気に止めない。仕事にやりがいを感じるだけで私たちは満足する” 協会副会長兼秘書長で、 芸術団団 員で目がまわるほど忙しく動く韓リョンファ氏の言葉だ。

このように団員が一つになって固く団結し、創作と練習を繰り返えしたことで、芸術団は設立されてか らいくばくもない 2002年第1回g吉林省老年文芸会宴で金賞、銀賞、銅賞を受賞する輝かしい栄誉を受けた。 2004年第14回吉林省体育競技大会ではまた、特別招請にて “農楽舞”を公演、 大歓迎を受け、 3000元の 賞金までもらった。 その 3000元も先日一銭残らず全て協会に入れた団員たちなんです、と李ジョンスク 会長は感激とともに彼らに対する賛辞を惜しまなかった。

元・芸術団リム・スンオク団長が病気で引退し、今は長春市朝鮮族群衆芸術館副館長で協会副会長である 黄ヘウォルさんが芸術団の団長を引き受けており、長春市朝鮮族群衆芸術館の一軍も協会の団体会員に なり、 “長白アリラン”、“随分過ぎてしまったね” など正統種目で多くは合同公演を披露している。 そしてさらに活気を帯び、芸術団の未来への期待に胸一杯の彼らである。

(吉林新聞 シム・ヨンオク記者 2005年10月13日)
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