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[特集] 韓国造船業者誘致を巡り、山東半島の3都市が熾烈な角逐戦

船舶製造産業、計画不透明。
産業中心位置の取り合いが熾烈。
青島、威海、煙台、各々独特の造船工業発展条件を持つ。

煙台、大宇造船の誘致に成功


煙台市と威海市の間の大宇造船プロジェクト誘致競争は今年の 7月 13日、煙台の勝 利で幕を閉じた。 当日、大宇造船と煙台市経済開発区は協議を締結して、ここに大 型造船プロジェクトを建設することに決めた。 紹介によればこのプロジェクトは総投資額が 10億ドルに達し、主に 7万トン級以上の油槽船、コンテナ船、超大型油槽船及び 液化天然ガス船を製造、来年に着工して 2008年に生産投入する。

しかし現在、煙台市政府から該当の機関に至るまでこれについては一言隻句も言及しない。 消息筋は、これはいまだに最終的に決まったことではなく、意向性協議を 締結しただけであり、多くの関係書類が残っており、国家の許可が残っている状況 で、変数が残っているからであると指摘した。

威海市は思いがけない知らせに途方に暮れている。 今年の 4月まで、彼らはこのプロジェクト の誘致に大きな自信を持っていた。 消息によれば今年の 4月 10日、大宇造船事業 開発室チョウ・ヨンシン理事が投資先視察団一行 15人を率いて、7回目の威海市訪 問をし、双方は誠意と積極性を見せて何回も相互訪問して交渉を進めた。 当時、威海市は 4月末までにこのプロジェクトが最終的に獲得出来ると確信した。

しかし 5月に立ち入って状況はうって変わった。 大宇造船の視線は煙台市へ移ったのだ。 今年の 5月 23日から 31日まで、大宇造船実務チームは煙台開発区 を訪ねて事務所を設立、工場法人の登録、投資協議の締結、工場敷地の選択などを巡って 深い交渉を進め、多くの合意を形成した。

煙台市開発で該当関係者は大宇造船の誘致は一企業の誘致ではなく、一産業の誘致と して、煙台市だけではなく山東省全体の発展にも牽引車の役目をすると強調した。 ある専門 家はこのような誠意のある煙台市の総合優勢が、今度の投資誘致競争で勝利することになった 主な原因だと明らかにした。

3都市の造船基地建設の角逐

事実上、青島、煙台、威海市で造船プロジェクトを巡って争っているのは、造船基地建設 角逐戦の縮小版だ。 現在、山東半島は造船ブームが起こっており、大型造船プロジェクトが 続々と入居している。

船舶工業基地は青島市で重点的に建設する 4大産業基地の一つだ。

煙台市の目標も明確であり、船舶工業を製造業発展重点のトップに据えている。煙台 市は 2010年までに造船能力を 500万トン以上にし、2015年までに 900万トン以上に引き上 げ、中国で一番重要な船舶工業基地として浮上するという計画だ。

威海市も造船工業を 5大産業の一つに決めた。大宇造船誘致には失敗したが、威海市 は今年の 7月 12日、韓国成東造船海洋株式会社の 2億 5000万ドルの投資を誘致した。

これに先立ち今年 6月 24日、韓国現代綜合商事と青島霊山船業有限公司の合資により 青島現代造船有限公司を設立した。 去年 7月、国内造船の巨頭である中国船舶重工業グループ と青島市政府は、青島に船舶工業基地を設立することに関する協議を締結した。 青島膠南市・王君庭市長によれば、現代 プロジェクトを足場として、膠南は STX造船を推進しており、投資は約 5〜7億ドルに達する。

山東半島の 3都市間で船舶工業を重点産業に選定した以上、競争は不可避で、造船資源の 統合も難しくなった。

競争の伏線

一部では、青島、煙台、威海間の造船プロジェクト争奪戦は、山東省の計画面の間違いにより惹き起こさ れたものだと指摘している。

山東省の該当の文件は、青島と日照、煙台と威海、済寧を主体として 3大船舶製造 中心として建設すると明らかにした。 済寧は運河沿岸の内陸航運中心なので、これは 青島、威海、煙台がいずれも海洋船舶の製造中心になれるという話だ。 現在、山東半島 の造船産業地帯がどこを中心にするのかという明確な決定がない以上、各々自分なり にプロジェクトを推進、過当競争を招き、強みの資源を結集させにくくなり、 日本と韓国の造船業者の大規模移転の絶好のチャンスを逃す可能性があるという指摘もある。

青島社会科学院のス・ヨンヒ研究員は、煙台、威海の造船プロジェクトを取り消して 株式制形式により青島北海造船工場に参加すれば、皆が利益を得られ、資本、技術も集約さ せることができ、造船工業の発展に有利だと指摘した。

現在、山東省政府で一日も早く産業政策と総合計画を策定し、 3都市間の過当競争を 阻み、資源を統合させて競争力を高めなければならないという声が圧倒的な比重を占 めている。

(黒龍江新聞 2005年10月11日)
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