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[社会] 脱北者たちを追い出した '韓国国際学校'

煙台に続き天津でも 追い返された9人、行方不明
韓国行きの助け要請に "公安を呼べ" 校門閉ざす
"他の国の国際学校より同族がもっと恐ろしいとは"


彼らは今どこを彷徨っているのか。

先月 12日 ‘韓国へ行かせてほしい’と、中国天津の韓国国際学校に入り、追い出された仲間 9人の行方は、 いまだ不明である。天津韓国国際学校側は今まで “彼らは脱北者ではなく朝鮮族だと身分を明らかにし、学校側 から強制的に追い出したこともない”と言って来た。

しかし脱北者支援組職である拉致脱北人権連帯は 10日、成人の女性 6人と男性 1人、女児 2人などが先月 12日、 韓国国際学校に入る直前にある隠れ場所で撮った写真と動画を手に入れて公開した。 これらは写真と動画で “私たち は脱北者です! 自由と生活を求めて韓国に行こうと思います。 韓国政府と盧武鉉大統領の救援の手助けを望みます。 是非行かせて下さい!”と書いた布地を持っていた。

彼らは “北朝鮮に住み、食べ物もなく、学ぶこともできないので、韓国に行こうと思う。 精一杯学び、精一杯働いて、韓国 に貢献する” “一人しかない娘を飢え死にさせた。もう生きる方法がなく、行くあてもなく、韓国のもとへ行こうと思う” “お 金を少しでも稼いで来れば全部奪われ、お腹がすいてもお腹がすいたと言うこともできない独裁では、これ以上暮すこと ができず、韓国へ行こうと思う”と述べた。

娘(8)とともに学校に入った脱北者金(女・37)さんは、最近、都希侖拉致脱北人権連帯総長との通話で “入学相談をし に来たように学校に入って ‘脱北者だから韓国行きを助けてくれ’と言ったが、校長が職員たちを動員して私たちを追い出 した”と述べた。 金さんはまた “職員たち 10人余りにつまみ出され、 ‘帰れば死ぬ。 是非行かせてくれ’と泣きながら訴 えたが、校長は中国公安を呼ぶように指示した”とし、 “職員たちが校門外へ追い出した後、校門を閉ざし、 ‘公安が捕まえに来るから早く逃げろ’と叫んで ‘二度とここに来るな’と言った”と伝えた。

これに対して天津韓国国際学校・金テジン校長は 10日記者との通話で “彼らが自分を中国吉林省 延吉から来た 朝鮮族だと紹介し、脱北者と明らかにしたことはない”とし、 “公安を呼びなさいと言ったのは、人々が騒ぎ立てて学習 の邪魔になるので慣行的に言っただけのこと。実際には公安を呼ばなかった”と述べた。

脱北者金さんは咸鏡道出身で飢えに耐えられず、去る 1997年 2月、夫と共に咸鏡南道恵山を経て鴨緑江を渡り、中国 に脱出して下積み生活を転々としたと語った。 夫は中国瀋陽で中国公安に逮捕され北朝鮮へ送還されたと言う。 現在、延吉のある中国人の家で下動きをし、娘と共に暮らすという金さんは “他人に脱北者であることが知られるので はないかと、息すら大きく出来ず、言葉もまともにできない”とし、 “だんだん寒くなって来たのに、幼い娘に着せる服もな い”と嘆いた。

金さんは、共に学校に進入して追い出されてバラバラに散らばった他の脱北者 7人の行方については全く知らないとい う。 これと関連し、去る 8月 29日、山東省 煙台にある韓国国際学校に入って韓国行きを要求した脱北者 7人が中国政 府に強制連行され、先月 29日に北朝鮮へ送還されたことが 10日に確認された。 これによって天津国際学校に入った 人々の中も、一部、北朝鮮に送還された可能性を排除することができない。

彼らの北朝鮮脱出を助けて来た都総長は “他の国の国際学校に入れば大部分、脱北者たちの所望どおり韓国行きが 可能になるのに、特に韓国国際学校に入れば北朝鮮に送還されることが多い”とし、 “脱北者たちにとって最も危険な 所がまさに韓国国際学校”と述べた。都総長は “死をかえりみず学校に入った人々が、自分の身分を明らかにしなかっ たなどということは話にもならない”とし、 “外交通商部さえ学校側の主張を繰り返すだけで、積極的に救命に出ない” と述べた。

(朝鮮日報 アン・ジュンホ記者 2005年10月11日)
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