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[経済] 琿春市の二つの企業、北朝鮮羅津港の50%の株式を獲得

中国、北朝鮮、韓国、日本の物流大動脈が開通。

今年の 7月、中国琿春市東林経済貿易公司と琿春辺境経済貿易合資区保税有限公司は、北朝鮮羅先 市人民委員会経済合作会社と '朝鮮国際貿易合営公司'の設立に調印、中国側で董事長を引き受け、 合資経営期限を 50年と決めた。 これに先立ち、この会社では朝鮮中央経済合作管理局の批准がされ、 企業経営ライセンスの発給を受けた。 羅先国際物流合作公司は羅津港 3番埠頭と、これから建設する 4番埠頭の 50年間の経営使用権と圏河通商口から羅津港までの 50年の使用権を持つこととなった。 今回、 中国側は 3000万ユーロの資金と設備及び建築材料を投資することとなり、北朝鮮側は基礎道路、波止場を 提供することとなり、この工事の経営範囲は道路建設及び経営、道路区域、サービス施設の建設及び経営、 貨物保存及び代理運輸、保税加工区、工業団地、観光開発経営と観光施設の建設、固体結晶体の生産、小売 及び輸出だ。

中国琿春市は吉林省東南部に位置し、ロシア、北朝鮮と隣接し、北東アジアの'ゴールデン・トライアング ル'と呼ばれており、北朝鮮羅津港からの距離は 93kmだ。琿春市は東北アジア地域国際合作開発プロジ ェクトで近隣諸国と経済合作を急ぐため、長い間心血を注いだ結果、次々とロシアのザルビノ、ポシェト、 北朝鮮羅津港などを利用して日本の秋田、韓国の束草、釜山などの地域との運輸通路を開いた。 北朝鮮羅 先(羅津、先鋒)地域とその周辺には鉄鉱石、石炭、希金属及び陶磁器用資材が豊富に埋蔵され、将来の貿易 、製造、材料加工、金融サービス業、観光業、自由経済貿易の適格地域であると専門家たちは分析している。 北朝鮮羅津港の総面積は 38万平米で、 10の停泊場があり、年間貨物出入量は 300万トンに達する。

エコノミストたちによれば、羅先国際物流合営公司の設立は、北朝鮮羅津港への道路運輸改善に大きな影響 を及ぼし、北朝鮮側でも外資の誘致により国内工業を発展させる上で良い経路になる見込みだ。大図們江地 域開発の重要な構成部分のひとつの羅先経済貿易区は、様々な国で早くから注目している区域であり、最近 あった '北東アジア経済合作及び大図們江流域投資発展シンポジウム'で北朝鮮羅先人民委員会・蔡松鶴 副委員長は "北朝鮮は現在、羅津−延吉、羅津−ウラジオストク・ヘリ航空路を開通して外国商工人た ちの出入りに利便を提供する計画だ"と明らかにした朝鮮工商連合会・李学権会長は、"北朝鮮は豊 かな自然資源の強みで、投資環境を積極的に改善し、多くの中国企業が北朝鮮へ来て投資し、共同で工業 、鉱山開発と農業生産をすることを願う。 北朝鮮は政治、政策、法律及び投資環境などの方面で投資を 保障する"と明らかにした。

現在、北朝鮮が中国の機械、電力、食糧、油、日用品、石炭の需要量が多いことを勘案すると、お互いの 経済に非常にメリットになると専門家たちは指摘している。 羅先国際物流合営公司の設立は、吉林省は もちろん、諸般の東北地域の物流量の流れを加速化し、北朝鮮の経済にも大きな影響を及ぼすものと見込 まれる。

(黒龍江新聞 ユン・ウンゴル記者 2005年10月10日)
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