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[社会] "ハングルを学ぶと韓国人のルーツを感じます”−韓国



“韓国語を勉強しながら、私が韓国人であることがとても誇らしく感じられました。” 今年カザフスタンから延世大大学院へ留学に来た高麗人 3世・李ナタリヤ(24・国文学・写真)さんは、 国語を通じて韓国人のアイデンティティーを求めることができたと感激している。

カザフスタンで 2000年に高等学校を卒業した李ナタリヤさんは大学の専攻選択において、祖母が願う 韓国語と自分が希望する英語のうちどれを選択するか、随分迷った。 そんな李ナタリヤさんが韓国語 を選択するようになったきっかけは、偶然に訪れた。 大学進学のために学費がさほどかからないキル ギスタンへ行った李ナタリヤさんは、韓国人の演説を聞くようになったが、 その瞬間韓国語が楽に感 じられるようになったのだ。

韓国語で聞く初の演説だったという李ナタリヤさんは “聞き分けることはできなかったが、韓国語が 本当に暖かく感じられた”として、 “自分が韓国人であることを忘れて暮していたことが恥ずかしかっ たし、韓国語の勉強をしなくてはいけないと心に決めるようになった”と語った。

李ナタリヤさんはキルギスタンのビシケク人文大学韓国語科に入学した後、外国人学生には奨学金を与 えないという規定にもかかわらず奨学金をもらう幸運まで得た。 以後、学校を卒業した李ナタリヤさん は在外同胞財団で主催する韓国留学生選抜に選ばれて延世大大学院に入学した。

韓国語の選択で人生自体が奇蹟と共に完全に変わるようになったという李ナタリヤにも、自分のルーツ とアイデンティティーに対する悩みはずっと残っていた。 カザフスタンで生まれ、外貌は似ていても カザフスタン人ではなく、ロシア語を使うといってもやはりロシア人でもないと言うのが、幼い時代 からアイデンティティーに多くの混乱を与えた。

またそれゆえに自分は韓国人だと思って学校に通ったが、韓国人から聞いた‘あなたは韓国人ではな く高麗人’という言葉は大きな傷になった。

しかしこんなアイデンティティーの混乱は、大学に通って韓国語を学び、祖父がカザフスタンまで来 るようになったのがスターリンの強制移住政策のためだったという歴史を知るようになり、自分が韓 国人という事実をはっきりと感じることができた。

同じ枠の中にいればよくもてなしてくれる我が国の人々が、それを脱すれば非常に冷酷であることに 一番驚いたという李ナタリヤさんは “中国人や日本人は外国に出て暮しても同じ中国人、日本人なの に、我が国の人々は同じ韓国人にもかかわらず朝鮮族、高麗人と私たちを区別して呼ぶのがとても切 ない”と惜しがった。

学業を終えた後、カザフスタンに帰って大学で韓国語を教えたいという李ナタリヤさんは“ハングル や歴史などについて韓国人と話をすれば、お互いに同じ民族という同質感を感じることができる”とし て、 “中央アジアの多くの国にいる同胞たちが韓国人として自負心を感じるように、多くの支援をして いただけたらと思う”と述べた。

(世界日報 イ・グィゾン記者記者 2005年10月7日)
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