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[経済] 黒龍江省の朝鮮族農村、米生産が大豊作

優良種の先進栽培技術普及、緑色有機米の面積増加

去年、国家の農業優遇政策の恩恵を受けたことに加え、主導産業である稲作で大豊作となり、 活況を見せた黒龍江省の朝鮮族農村で今年、再び大豊作となった。

記者が省農業技術普及所副主任・李ヒョンド高級農芸士、東北農業大学・崔ソンファン教授、 省農業科学院・韓ボンチュン研究員ら朝鮮族農業専門家たちを通じて調べたところによれば、 今年、黒龍江省は春期の低温冷害と夏季のいもち病で米の生産に一定の影響を受けたが、稲が 熟する夏季後期と初秋に入って気温が往年より高く、米生産に有利な点もあった。総合的に 見て今年、省全体の米生産は再度の豊作となり、去年の水準には及ばないと専門家たちは指摘 している。 しかし朝鮮族農村の稲作は省全体の平均水準を超えただけでなく、去年の水準と さほど変わらないというのが専門家たちの一様な見解だ。

記者が湯原、五常、寧安、海林、阿城、綏化、鉄嶺、ハルピン等の朝鮮族郷村の稲作情況を 電話調査したところによれば、今年、朝鮮族農村の稲作作況は普遍的に良かった。 今年、 朝鮮族農村では優良種子を普遍的に使って先進的な栽培技術と施肥技術を普及することで、 低音冷害の被害に耐え、省全体的に流行したいもち病の影響もさほど受けることはなかった。 今年、黒龍江省のおよそ 70%の米生産地域で主導品種である ‘コンユク163'品種を使って いもち病を招いたが、朝鮮族村では普遍的に普優系列、ドンノン系列及びブサグァン系列など 抗病力が強い稲の優良品種をたくさん使うことで、いもち病の影響を最小限に抑えた。また 朝鮮族農村では苗の稀植栽培、寒育苗機械栽培など、先進的な栽培技術を使ったが、これまた いもち病の影響を少なくした原因の一つだった。 一方、多くの朝鮮族郷村では以前、稲作で 収穫高だけを追求していたが、今は ‘品質第一'を選好し、施肥で多くの先進技術を使っている。 崔ソンファン教授によれば、今年、省全体的に大面積にいもち病が発生した根本的な原因は高い 収穫高を追求することから始まった肥料過多によるものだったが、朝鮮族の米生産地では、上質 米生産を念頭に置いて肥料を適切に、正確に投入したので、いもち病の影響が少なかった。

朝鮮族農民たちの市場意識が向上するに従い、朝鮮族農村の緑色米、有機米栽培面積が大幅に 増えたのが今年の朝鮮族農村の稲作に現われた新しい現象だった。 海林市新安朝鮮族鎮では 何年間も緑色米生産をして来た土台の上に、一層高い次元の有機米生産を積極的に推進したが、 有機稲作実施面積が 1万畝に達している。 五常市民楽朝鮮族郷では 80%の面積に緑色米を 栽培する一方、有機稲作への移転を狙っており、阿城市阿什河城建村では、 100%の面積に 緑色米を栽培する一方、有機米生産基地 30haを落成した。 その他、寧安、鉄嶺、綏化、 湯原等の朝鮮族郷村の緑色米、有機米栽培面積も大幅に増えたという。

朝鮮族の米専門家達は、今の趨勢を見て、今年の米価格は地方によって多少の差があるが、 去年の総体水準に至るものと見ており、朝鮮族農民の米作収入も去年の水準と対等か一部の 地域では超えるものと見ている。  

(黒龍江新聞 チェ・ケチョル記者 2005年9月23日)
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