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[社会] 韓国焼肉の味に''料理大国中国''も感嘆




中国内の韓国人が日を追って増えている。去年の初めまででも 20万名余りだった韓国人は、 既に 30万名を超えた。‘アメリカンドリーム’を抱いてアメリカ・ロサンゼルス等に集まって 来た韓国人は、 70万〜100万名にのぼる。 中国に渡る韓国人が爆発的に増え、早いうちにアメ リカをしのぐ最大の韓人社会が構築されるだろうと見込まれている。規模の面で韓米貿易を追い 越した韓中貿易が、このような予想を裏付ける。 韓人社会の膨脹に伴い、専門的な韓国料理が中 国に渡っている。

中国には 1200年余り前、唐に建てられた新羅坊よりずっと大きな韓人社会が作られている。 北京 の望京、青島の城陽区、瀋陽の西塔地域が大規模な韓人居住地域として浮上している。これらの地 域には 7000人余りから、多くは 3万名を越える韓国人が集まって住む。 中国にこのような韓国人集 団居住地は、最近 4〜5年の間に作られた。 外為危機と 10年近い韓国内の経済不況が呼んで来た結 果と見られる。




これらの地域を中心に専門韓国料理店が一つ二つと出来ている。 中国人は韓国料理といえばカルビ と焼肉をまず思い浮かべる。しかし専門食品文化を売り込む人々は、韓国料理が中国料理に劣ら ないという事実を見せてくれる。先日、スントゥブ専門店を訪ねたある中国官僚は “こんな料理は 初めて食べた”と料理の味に感嘆した。

◆中国に花咲く韓国料理文化=中国には小さな規模だが独特の味を売り物にする専門韓国料理店が 大挙して押し寄せている。 最近、韓国人居住地域を中心に中国あちこちに生じているこれらの飲食店は、 以前の大型韓国式食堂とは次元を異にする。 場合によって違うが、大型韓国式食堂が数億ウォンの元金を 投資するのに比べ、これらは少ない場合は数千万ウォンの元金で始めている。 ジャジャンメン、のり巻き、 ブデチゲ、コムタンスープ、蓼鶏湯、刺身、チキンスンドゥブ、牛頭クッパ、カムジャタン、ビビンパ、 麺、タッカルビなど種類もさまざまだ。

北京の望京。ここは専門韓国料理店の天国だ。 韓国人がたくさん居住するほど市場も大きいからだ。 望京に居住する韓国人は流動人口を含めれば 3万名を超えると推定される。 このため、味さえ良ければ 足の踏み場もないほどにお客が集まる。望京地域には去年から今年にかけて北倉洞スンドゥブ、議政府 ブデチゲ、麺すき焼き、釜蓋三枚肉、のり巻き店など、小さくても充実した専門食堂が次々に出来てい る。 はなはだしくは韓国内の鴨料理チェーン店である ‘梨木谷鴨’は北京を代表する料理人 ‘カオ ヤ’(焼鴨)と競争するといい、 2003年末、鴨料理専門店の ‘真梨村’を開いた。 望京新庁にある味 楽も、三枚肉とスープ類で勝負をかける専門飲食店だ。

これらの専門飲食店は大型韓国式食堂にむしろ強い競争力を示したりする。 北京では朝鮮族が経営す る食堂を含め、韓国式食堂が 300ヶ所を越えるものと推定される。 多ければ競争も激しくなるものと 決まっている。 このために派手な飾りをした大型食堂も、下手をすると閑古鳥が鳴くのが普通だ。

咸ホンマン味楽社長は “中国に渡って来る人がますます多くなり、専門食堂も開花期を迎えている” とし、“食堂ほど熾烈な競争が起る業種も珍しい”と語る。 しかしそれなりに良い味を出す 専門飲食店の中には、食事時間には足の踏み場すらなくなる所が一つや二つではない。 真梨村の 孔賢哲社長は “中国でも中国食堂のように一つの飲食店ですべての食べ物を作る時代は終わってい る”として “専門化された新しい形態の韓国料理サービス文化が根付いて来ている”と述べた。

◆中国に渡ったカキ氷=中国にはカキ氷がなかった。 少なくとも 1990年代初盤までにしても中国人 はカキ氷を知らなかった。 しかし北京・王府井に店鋪を出したロッテリアが 1996年から ‘紅氷山’ という名前でカキ氷を売り始めて、中国の人々もカキ氷を知るようになった。 以後、紅氷山という名前 は普通名詞になった。 今は、夏ならかなりの高級食堂ではカキ氷を作って売る。


▲白今植社長(左)、咸ホンマン社長

しかしもともとカキ氷を中国に広めたのは、北京漢陽デパートの李廷基社長だ。 ロッテリアが北京から 撤収した後、この社長は 2000年からカキ氷機械を作っり、中国に広め始めた。 中国市場に入り込むに は、中間供給商を押さえなければならないという考えから、展示会ごとに参加してカキ氷の味を披露し た。その結果、奇跡のような事が起こった。 南の広州から北の瀋陽に至るまで、猫も杓子もカキ氷機械 を送って欲しいという注文が殺到した。 中国に普及したカキ氷機械は 2万台位にのぼる。 このうち半 分位は李社長が作ったカキ氷機械だ。 李社長は “今では中国人もカキ氷機械を作っている”と語る。

中国に渡って来たカキ氷は ‘氷粥’という名前の新しい料理を生んだ。 氷粥はおかゆにカキ氷を入れ て作った料理だ。 飲食店ごとにそれなりの独特な料理を作り出す中国人の料理文化が作り出した新種の 料理だ。

李社長は“韓国の料理文化が‘料理大国’中国に入り込める余地は無限だ”として、“しかし料理文 化の中国進出も、経済的にも文化的にも私たちが先んでいる時のみ可能だ”と述べた。

最小 6500万ウォン投資すれば、独資法人の食堂が開ける

中国で開業しようとすれば…中国人の名義貸しは詐欺被害の危険が高い

小資本で中国の門をたたく人々が増えている。 北京だけではなく上海、天津、青島、瀋陽、煙台、 威海など韓国人が集まった所には小資本で新しい挑戦をする人が多い。中国を機会の地として受け入 れるからだ。

外国でお金を儲けるのはたやすい事なのか。 十中八九は失敗する。 言語障壁に加え、理解しにくい 複雑な制度、あちこちに散らばった落とし穴が彼らを失敗に追いこむのが普通だ。 白今植 在中国韓国 人会会長(望京ソラボル社長)は “敵を知り己れを知れば必ず勝つが、敵を知らず自分をも知らなければ 百回闘っても百回負けるしかない”と述べた。

中国で食堂を開く方法は三種類だ。 独資法人で大きな食堂を開くか、少ない資本で合資をするか、初め から中国人の名前を借りて食堂を開くかだ。

中国は何年か前まででも飲食業に関する限り、独資法人を認めなかったので、人々は三番目の方法を多く 利用した。 しかしこの場合、悪い人に出会えば詐欺にあうのがオチだ。 中国が世界貿易機構(WTO)に加 入した後、飲食業投資制限措置が緩和され、独資法人で飲食業店を開くことができるようになった。

中国会社法による独資法人食堂の最小資本金は 50万元(約 6500万ウォン)が必要だ。 一部の地方都市で は特別措置を通じてこの基準を 10万元に低めた所もある。 しかしこの金額は法人設立のために事業性報 告書を出す時、さらに多くなることがある。 これより少ない資本を安全に投資する方法は、合資法人を 設立することだ。 合資法人は最小資本規制を受けないのみならず、外国人投資持分率も 25%以上なら ば良い。 持分率の上限線もない。 主人として活動しながら法律的な投資保障も受けることができる。 小さな専門韓国食堂一つを調えようとすれば、どれだけ投資しなければならないのか。 投資する都市と 位置、食堂の大きさ、内部装飾の程度によって違うが、北京の韓国人密集地域に 40坪規模の食堂を出そ うと思えば、 5000万〜6000万ウォンが必要だと飲食業界の関係者たちは言う。 もちろん中国市場をよく 知っている場合にかかる金額だ。 知らなかったばかりにかかってしまう投資額となると、さらに多くの 費用を支払わなければならない場合も生ずる。

(世界日報 カン・ホウォン記者 2005年9月21日)
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