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[経済] 青島の玩具産業、機会と挑戦が併存

過当競争で企業不渡り頻発。技術能力の競争力向上が先決

20年前、日本が玩具業種のオーダーを独占して、玩具生産企業の運命を掌握した。 その後、韓国が 日本に代って国際玩具産業をリード、 10年前から韓国玩具産業が大挙して青島に群がって来始めた。 最近になって、青島でも以前に日本や韓国が遭遇した玩具産業の困難に直面、高成長下に現われた問題 点の解決が課題になっている。

調べによれば、玩具は青島の 20大輸出商品の中の一つとして、最近はずっと二桁成長を続けて来ており、 輸出企業も常に拡がっている。 しかし青島の玩具産業も多くの問題点を抱えており、内外要素の影響で一部 の企業の未来に暗雲を投げかけている。 青島市は中国の重要な玩具輸出基地であり、輸出認可を受けた玩 具企業が 2003年の 60社余りから現在およそ 100社余りに増えた。 2004年、青島の玩具企業の輸出額は 1 億 9800万ドルで、前年に比べて12.5%成長、今年上半期だけでも成長幅が 11%以上に達し、山東省輸出額 の 60%を占めている。 青島玩具産業の発展は韓国資本の進出と切り離すことができず、90%の 玩具輸出企 業が韓国資本企業だ。 10年前から韓国の生産原価が高いなどの原因で、多くの韓国企業が地理環境と投資 環境、人件費などを勘案して青島へ産業を移転させた。 韓国資本の進出で青島の玩具関連産業は急速に発展 したが、現在、玩具関連企業が 500社余り、従業員数が 6万名に達している。

玩具企業が急速に発展し、過当競争も出現、毎年数十の玩具企業ができる一方、数十の企業が門を閉める現 象が続出した。 これについて、青島で玩具輸出会社を運営している朴経理は、企業の不渡り要素は、主に輸出 が直接バイヤーを通じるのではなく仲介商を通じて行われているたる、企業利潤が減り、経営上すぐに困難に直 面するようになると指摘した。 また多くの玩具中小企業が一、二名のバイヤーによって生存しており、そのバイヤ ーを失ってしまえばすぐに門を閉めてしまうと付け加えた。 青島税関の該当部門の関係者は、高い次元で原因を 分析、彼は現在、青島の玩具産業の構造が不合理で、生産方式が簡単で管理水準が低く、技術が劣後しており、 製品形式が単一であることが最大の問題点だと強調した。

伝えるところによると、青島のおよそ 100社の玩具輸出企業のうち、ただ 4社のみが高級玩具生産企業で、残りは 皆、低級玩具生産企業であり、付加価置が低く人件費を勘案した原料加工型企業だ。いずれもオーダーに依存す る企業であり、技術革新と開発能力が不足しており、市場競争力が低く、品種が単一であることが特徴だ。

該当の専門家は、青島の情況が日本と韓国の昔の情況と似ていると指摘した。 利潤減少による日本から韓国へ、 韓国から中国への産業移転は、現在青島にも現われていると明らかにした。 また現在、青島の玩具産業も韓国企業 が利潤減少のために徐々に撤退しており、現地の企業が入れ替っている実情だとして、現段階の青島の玩具企業が 積極的な姿勢で、直接バイヤーからオーダーを取って技術能力と管理水準を向上させ、競争力を向上させなければな らないと強調した。  

(黒龍江新聞 2005年9月20日)
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