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[社会] 珠江の川辺に咲いた百合の花

学生広東モデルの経歴10年の広東省南海執信中学校・金梅花さん


▲ 中国サッカーチーム初のW杯本選進出の功労者・ミラディノビッチ監督とともにいる梅花さん
5歳で広告を撮り始めてから 10年間、広告、テレビドラマの撮影経歴を持つ広東省南海執信中学校 3年生の 金梅花さん、一輪の生き生きとした百合の花を連想させる美貌の朝鮮族少女がいる。

生まれつきの感性と意志

二歳の時、元々のハルピンチャンニョン給水設備公司で働いた後、広州に転勤した親に付いて南方に来た梅花 さんは、人形のようにとても可愛らしく常に周辺の人たちの関心と愛を独り占めにした。 5歳になったある日、母親 が運営する飲食店(広州高麗食堂)に食事をしに来た珠江映画撮影所のある監督が、ふざけている梅花さんに広告 モデルを申し入れた。

生まれつきの感性で歩き方を学んだ頃、テレビドラマで子供が井戸におぼれた場面を見て切なくて泣き崩れた梅花 は、初めてさまざまな表情と動作の試演に合格、珠影の最年少広告モデルとして登場した。

喜之郎の広告を皮切りとして、今までさまざまな配役の広告60件余りに登場し、幼稚園、小学校の時の休日はほと んど撮影所で過ごしていた。 記者に、これまでの経歴を話す梅花さんは、小学校 1年生の時に撮影した旺旺食品の 広告が一番印象深かったと言う。 午後 4時から始めて夜明け 4時までカメラに付いて動いたので、クタクタになった 体で正午から現場で宿題をしたこと、まんじりともしないで夜を明かしたが家に帰って来てさっさと朝食をすませて 学校に行ったこと、だと言う。

幼い頃から性格が強かった梅花さんは、撮影がどんなに大変でも学校の授業だけは休まなかった。
母親のもとで 甘えたい年頃だが、ただの一度もやめるという話はなかったし、監督の厳格な要求にも嫌な表情一度も見せなかった。 子供にはあまりに苛酷過ぎるからやめようと、両親が何回も勧めたが、梅花の執念を砕くことはできなかった。 こん な梅花を長年の間、連れて通いながら付き添うために会社を運営する梅花の父親も多くの苦労をした。 しかし黒龍 江尚志にいる梅花の祖母、秦皇島にいる母方の祖父は、テレビで孫娘の新しい広告演技を見る度に電話をかけ、 褒め言葉を惜しまなかったと言う。

小学校卒業の時には台湾の名優リム・ジヨン、中国サッカーチームを率いて史上初のW杯(韓日)本選舞台に進出 させた、当時人気絶頂の外国籍監督ミラディノビッチとも共に広告を撮った。

中学校入学後からは学業の負担が過重になり、時間が出来次第に大型広告にだけ応じた。 ドラマの主人公に何回 も要請されたが、優秀な学習成績に影響を与えたくなかった梅花さんは断った。

去年は成績が落ちて大変だったが、国家教育省の特別企画である青少年に関する問題という教育広報系列番組の 出演は厭わなかった。

幼い頃から踊るのが好きだった梅花さんは、学校の各種行事の毎に舞踊を自ら創作して司会を引き受け、 年に一回ずつ開かれる文芸競演大会では常に梅花さんの単独踊りが喝采を浴びている。

梅花さんは小学校に通った 5年間、広州市南方テレビジョン放送局子供チャンネルの記者として活躍し、 中学校に入ってからは現在まで中・高中部を含めて 1000名余りの在校生が通う校内テレビ放送局の社会部(主持部) 部長を引き受けている。

“私は朝鮮族だ!"

朝鮮族学校のない広州で、ずっと漢族学校に通った梅花だが、朝鮮語を結構よく駆使し、朝鮮語の本もスラスラと読む。 梅花は幼い頃から学校行事の毎に韓服の身なりで “私は朝鮮族だ!"と誇らしく言ったりしていた。

もちろんこれは真摯な仕付けから切り離すことができない。 母親・高センエさんは梅花が小学校に通う時からハングルを 教え、家では朝鮮語を使うようにした。 余裕のある暮しであったが、食べるにも着るにも常に子供に勤倹質朴を要求す るものの、勉強と成長に必要な本を買うにはお金を惜しまなかった。 去年の延吉出張の時には、忙しい日程の中、書 店に立ち寄って 1000元もの朝鮮語の本を買い求め、子供にプレゼントした。

勉強に人並みはずれて熱意を見せ、ずっと優秀な成績を維持している梅花は、俳優になりたいがそれでもまず北京大 学に入りたいといい、難しくても必ず名門大合格のために努力すると気丈夫に言う。 将来、俳優や俳優の道が与えら れるとしても、名門大経歴の知的な頭脳を先に備えたいと言う。

学ぶことにおいていつも満足出来ない梅花は、高中の入学試験が終わる来年の夏休みには、韓国へ短期留学に行く 計画だ。 韓国で本当の韓国語、ハングル文字を学び、舞踊教員に私たちの民族踊りを直接学ぶ計画だ。   

(黒龍江新聞 キム・チュンヒ記者 2005年9月7日)
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