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[社会] 在外同胞法、法改正されても施行令はそのまま(韓国)


▲在外同胞法完全改正を要求して座り込みに突入した在中同胞たち。
彼らは在外同胞法の改正の通りに自由往来を保障 することを要求している。

娘を捜すために韓国を訪れた在中同胞・金オクジャ(63・女・中国吉林延吉)さんは自分の境遇があまりに辛く、しきりに涙を流した。

去る 96年、韓国に嫁いだ後、消息が途切れた娘・金ミラン(35)さんを捜すため、去る 6月 20日に入国した金さんは、 翌 7月、中風を病んでいた夫が死んだという悲報を受けたが、中国に帰れる状況になく、地団太を踏むしかなかった。

去る2ヶ月の間、金さんは農場で働きながら娘を捜したが、結局行方を知ることができなかった。 ビザ期間が一ヶ月しか 残っていない彼女は、法務省出入国管理所に期間延長を申し込んでくれと訴えたが、保証人を求めることができず、無駄に なってしまった。

金さんは "滞留延長のために保証人を求めようと努力したが、冷遇ばかり受けた"とし、"祖国がこんな状況であるとは、 悲しいかぎりだ"と述べた。 不法滞留者になっても、娘を捜す前には帰れないという金さんは、ソウル鐘路5街キリスト 教連合会館で 23日から無期限で始まった在外同胞法完全保障要求の座り込みに合流した。

"法改正されれば堂々と祖国の江山を見られると思ったが..."

キリスト教連合会館 7階と 15階廊下に分けて座り込み中の 100人余りの在中同胞の大多数は 60〜70代だ。

彼らのうち、金さんのようにいたわしい境遇に置かれた人々は一人二人ではない。 老身と老患の身を廊下に横たえる座り込み者 たちは、夢に描いた故国から受けた冷遇と差別が悲しいばかりだ。

去年 2月、国会は 1948年政府樹立以前に移住した在外同胞とその直系卑属を在外同胞に含める内容の在外同胞法改正案を通過 させた。 それ以前までは、政府樹立以後に移住した在米・ヨーロッパ同胞などのみを在外同胞と認めた。 このような法改訂 には、去る 2003年末から 3ヶ月の間行われた在外同胞法改訂要求の座り込みも影響を及ぼした。

しかし法務省は法が改正されてから 1年 5ヶ月が経つにもかかわらず施行令や施行規則などを改正していない。 在中同胞など の自由往来が認められれば、国内労動市場の撹乱と安保に問題が起こるというのがその理由だ。

現在、キリスト教連合会館で座り込みしている在中同胞のうち、一部は 2003年在外同胞法改正要求の座り込みにも参加した。

ケ・フィ(44・中国黒龍江出身)さんが正しくそんなケースだ。 ケ・フィさんは "在外同胞法が改正されれば、堂々と祖国の江山 を見られると思ったが、いまだに罪人のようにこそこそと隠れて通う心細い生活をしている"として、法務部の仕打ちに失望と 憤痛をぶちまけた。

彼は "自由往来を認めれば、法を守って仕事ができてブローカーによる被害も減らすことができるのに、どうして同胞を罪人と して縛りつけようとするのか分からない"とし、法務省の労動市場撹乱は杞憂であるだけだと強調した。

座り込みに参加している中国同胞の家代表・金海性牧師は "法と人権の最後の砦である法務部が 1年 5ヶ月経っても法を破り 続けているのに、容認されている現実が心苦しい"とし、 "在外同胞法の施行令と規則が改正されない限り、座り込みの場を離れ ない"と言う覚悟を明らかにした。

金牧師はまた "金持ちに嫁いだ娘だけが娘で、貧しい家に嫁いだ娘は娘ではないのか?"と、在米・ヨーロッパ同胞だけを同胞とし て扱う現実をにらみ、 "日帝の搾取と収奪を避けて国外へ移住するしかなかった方々や独立運動家の子孫たちを差別する在外同胞 法が完全改正されない限り、光復60周年はむなしい掛け声に過ぎない"と強調した。

彼は "法務部の主張と違い、合理的な出入国政策が実施されれば、同胞たちはそれに従うはずで、彼らは韓国に定着しに来るので はない"と言いながら "法務部の高位関係者たちは、施行令を改正するのが正しいと言いながらも、職務放棄をしている"と批判した。     

(oh my news チョウ・ホジン記者 2005年8月24日)
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