［経済］ 琿春−危機とチャンスに直面
数字で比べる琿春、綏芬河、東寧
■琿春、綏芬河、東寧の位置図 |
中国の労力、技術、市場資源とロシアの豊かな自然資源は、合作の機会を生んでい
る。
どのようにすれば両国間の商業機会をとらえ、国境貿易をより一層盛り上げることが
出来るのか？
これはロシアと隣接した国内すべての地域の関心もしくは話題に間違いなく、ロシア
と隣接した琿春市、 さらには我が州にとってみれば、重くて雄大な課題であること
は疑いの余地もない。
海関の統計によると、上半期、琿春市の輸出入貿易は堅実な伸びを維持、成長幅が全
国、省全体の平均水準と並ぶことが明らかになった。上半期の琿春市は、類型で輸出
入総額 9777万ドルをあげ、去年の同期対比 18.5％成長した。なかでも輸出総額が
7604万ドルで、去年の同期対比 31.4％成長、輸入総額は 2173万ドルで去年の同期対
比 11.7％ 減少した。
しかし琿春市の対外貿易が全体的に堅実な成長を見せているとはいえ、水平的にその
他の地域と比べて見ると、楽観は出来ないとの指摘がある。
当面、東北地域対ロシアの経済貿易で、琿春市と地理的、行政級別、開放開発などの
諸般要素で類似した黒龍江省の綏芬河市、東寧県との水平比較の結果は、琿春市、ひ
いては我が州に危機とチャンスをもたらしてくれている。
2004年の琿春市の対外貿易輸出入総額は、前年同時期に比べ 49.2％と言う成長率を
見せたが、その貿易額は 2.2億ドルで、前年同時期に比べてそれぞれ 19.1％、
31.1％ 成長した東寧の貿易額 7.4億ドル、綏芬河の貿易額 25
億ドルに比べれば相当に低いと言える。 特に綏芬河の場合、その対外貿易額は黒
龍江省の対外貿易輸出額総額の 37％を占めている状況だ。それだけでなく、通商口貨物通過量、
通商口出入国人数でも琿春市は東寧、綏芬河に劣っている状況だ。
また 2004年の琿春、綏芬河、東寧の地域生産総額は、前年同期対比で
それぞれ 10.3％、28.9％、19.3％の成長、工業生産額はそれぞれ 19.4％、37.2％、59％、
財政収入はそれぞれ 6.7％、43.9％、36％ 成長となっており、琿春市がかなり遅れている。
綏芬河、東寧の早い変化と長年に蓄積したエネルギーの放
出は、琿春市にとって危機でもあり、発展行政でのチャンスでもある。
先日、琿春市党委弁公室主任・王ピョン、副主任・蔡スグァンが率いる 8人は、綏芬河
、東寧について考察を進め、大きな危機感を感じたと述べた。
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“琿春は地域競争の戦略的な高地に立ち、通路の建設と対外貿易のカギになる問題を早急に
解決して行って初めて辺境開放都市発展の管制高地を占領することが出来、延辺の対外
開放をリードすることができる。 でなければ永遠に取り残されてしまうでしょう。”
取り残されたくなければ管制高地を占領しなければならないし、管制高地を占領するには行
動が迅速でなければならない。 これは正確な位置の確定、他の地方の経験を参考にすることを
含めた
一連の決断と措置が必要だ。 11.5計画に立脚した琿春、ひいては延辺は、快速疾走
行政における琿春の立場をより明確にして、絶え間ない競走と刻苦の努力を覚悟しなければな
らない時だ。
（延辺日報 キム・ソングァン、パク・ドクリョン記者 ２００５年８月１日）
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