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[社会] 韓国人・韓南容、中国で有機農法を伝授



中韓修交 13年間、中国に投資した韓国企業が 3万あまりに達するといえども、農業に投資する企業は多くない。 北京の韓国人企業 1700社余り、農業と係わる企業はたった 3社で、北京天寿有機農業有限公司もその一つだ。

北京天寿有機農業有限公司の韓南容副理事長は、北京市の中韓有機農業果樹研究所所長でもある。 韓国の果樹分野で 最初に有機農法を始めた人でもある彼は、1993年に最初に韓国国家有機農業品質認証を受けた。

1995年、彼は何人かの友人とお金を蓄え、北京北部にある昌平区の 650畝の土地に北京最初の有機農場である天寿 有機農業有限公司を設立、1998年に本格的に開始した。

荒地を平地に選び、農土改良をしてぶどう、桃、梨、杏、ナツメ、いちごなどの果物と野菜を栽培、ハウス栽培 で 1年中生産、加工する。 農場で生産される農産物でモヤシ、豆腐も作って市場に出した。 サンチュなどいろいろな 新鮮野菜は、アパート団地、外国公館、代理店に供給、遠く天津、上海等からも注文が入って来るが、今のところはまだ 力にならないと言う。

天寿農場は、北京人に健康農業、希望農業のモデルとして注目され、彼は北京市林業局果樹産業協会コンサルタントエンジニア、 北京市中韓有機農業果樹研究所所長になり、北京の有機農業をリードするようになった。

最近、彼は毎日忙しい。 一週間に 4〜5日ずつ北京市の大興区、平谷区、通州区、昌平区、懐柔区、房山区、密雲区など を巡回しながら講義し、毎週 1、2回、天寿農場を見回り、農業技術書籍も執筆し、妻子から離れていても ‘孤独を楽しむ 時間がない’と言う。

それだけではない。 有機農業は土壌改良に時間がたくさんかかり、資本回転も遅れ、まだ赤字経営状態だ。 しかし彼 は自信を持って推進すると語った。

その理由は、有機農法自体の生命力だという。 その生命力がまさに品質で決まると言う彼は、国際有機農業協会の技術 指導者であり審査委員としての自分は、厳格に国際基準を満たすことを要求するという。 厳格にするのかしないのかは、 まさに事業家と商人を区別する部分だと言う彼は “有機農業の一番の基本はまさしく ‘正しい心’だ”と言う。

ここ何年かで、中国の農産物を食べて暮らす世界の人々がますます多くなり、中国人だけでなく世界人類の健康のために 中国の有機農業をきちんとしなければならないという彼は、北京市林業局のために ‘21世紀の中国農業の進路’という本 を執筆したという。 ようやく翻訳が終わり、間もなく出版されるという彼は、自分の仕事の大きな意義に胸を膨らませている。     

(黒龍江新聞 リ・チャンス記者 2005年7月30日)
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