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[社会] 中国、北朝鮮産麻薬に'震撼'

"脱北者よりも今は麻薬がより大きな問題"



中国吉林省延辺朝鮮族自治州の延吉、和龍、龍井など北朝鮮と触れ合っている地域では、最近、麻薬問題で震撼している。

去る 9月 23日に会ったある脱北仲介人も、北朝鮮の住民が売ってくれといいながら持って来る麻薬を一、二回吸い込み、 既に完全に中毒になったようだった。 延吉市内の静かな所で、麻薬を隠密に取り引きする人々を見つけるのはあまり 難しい事ではなかった。

夜になればカラオケボックスから何人かずつ群れをなし、銀箔紙にいわゆる 「氷」(白い結晶体でゆで卵大の北朝鮮の 麻薬)を入れ、水を軽くつけた後、下から熱を加えて出てくる煙を吸いこんでいた。 彼らは 『ここでは大抵の人々が こういうことをしている』と言う。

中朝国境地帯に出れば、問題はさらに深刻だ。 商売をするお金を返すことができない北朝鮮の人々は、大部分麻薬で 代金を返そうとするからだ。 北朝鮮の人々は大部分かなりの量の麻薬を持っていた。

延吉で遭遇した中国公安麻薬事件でも、担当者は 「脱北者よりも今は麻薬がより大きな問題』と語った。彼は 3日前、 三合で北朝鮮の人々が中国の組織暴力団に 1kgの麻薬を渡す現場を押さえたが、麻薬だけ取り押さえ、犯人はすべて逃げたと言った。

国境地域では普通、麻薬 1kgが 1万7000ドルで取引されるのが、これが韓国や日本に出れば 10万〜30万ドルになるという。 中国で消費する麻薬は大部分 3等級で、 1〜2等級は全て海外に持って行かれるというのだ。

遼寧省瀋陽でも去る 8月、北朝鮮機関員と見られる麻薬商人 3人が逮捕され、一人は銃刑を受けたと彼は仄めかした。

中国の公安も彼らが機関員であることを知っているが、北朝鮮の人々は徹底的に個人的な事だと言い通し、自分たちが犠牲に なるというのだ。 彼らは後に北朝鮮国内で 「英雄」の称号を受けるという。

北朝鮮産の麻薬が安いということが分かり、韓国から麻薬遠征隊が来たりすると彼は言った。 しかしこんな人々は大部分、 罰金を徴収して解放すると言う。 中国の公安は彼らを逮捕した後、お金をもらってこっそり目を瞑ったりするのだ。

捕まえて調査して見たところで、外交問題に発展しややこしいだけのことで、実益がないという話だ。 中国側の情報によれば、 北朝鮮の麻薬は大部分、羅南製薬工場で製造されると言う。

延辺の方には、個人が少しずつ麻薬を持って出るが、丹東の方には国家機関員が麻薬を大量に持ち込み、船便で韓国や台湾、 日本に密輸している。

丹東や瀋陽等で一番高いホテルに泊り、名品だけ捜し、居酒屋で一日に数百ドルずつバラ撤いている人々は、大部分、麻薬に 手をつける北朝鮮人たちであると中国公安当局は把握している。

延吉で会った平壌出身のある脱北者は、 『最近平壌でドルをふんだんに使う者等が多いが、それらの人々も皆麻薬を取り引き して巨金を溜めた者たち』と言う。 骨董品も今ではほとんど売り尽くし、中古車の密輸も中国側の取り締まりで皆ストップした 状態なので、麻薬以外にお金になるものがないというのだ。

彼は平壌の富裕層の子どもたちが集団で麻薬を吸い込み、秘密邪教クラブで狂乱の夜を過ごして政府に摘発される事例も頻繁に あり, 最近になって大学街にも麻薬が広がり、政府の取り締まりが強化されたと言った。

中国で会った軍人出身のある脱北者も 『人民軍保衛局、党高位層などの幹部たちの間で麻薬中毒者たちが急速に増えており、 このためにさらに腐敗が進んでいる』と言った。

咸鏡北道清津市の保衛部長が最近、麻薬中毒で解職される事件もあったと言う。 北朝鮮内でも麻薬は高価なので、かなりの 幹部や富裕層ではなければ触ることができない。

麻薬は市場で堂々と売られたりするが、現金の代わり麻薬で取り引きしたりするという。最近になって金正日の指示によって 取り締まりが強化されてはいるが、中国や韓国のように死刑にするほどにはひどく処罰せず、実効を挙げることができないという。

それに政権次元で阿片畑をどんどん増やし、管理しており、あらゆる経路を通じて個人の手に麻薬が続いて流れ込んでいるのが より大きな問題だと脱北者たちは指摘した。

(延辺通信 2004年10月9日)
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