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[特集] 民族人材の名門−延辺1中

校長が語る学校運営理念−呉寿根延辺1中校長



延辺1中を民族の英才を養成する基地の学校として、全国一流水準の名門学校にし、現代化したモデル校を 建設し、延辺1中人を抜群の民族人、優秀な中華人、開放された世界人に養成するということが、長い間、延 辺1中が行って来た鮮かな個性と特性を備えた21世紀の社会発展の需要と民族教育の特点に立脚した学校 運営理念と言える。

このような総体的な学校運営理念の指導の下に、延辺1中では “延辺1中 2001年−2005年学校教育改革総 体的計画”を制定し、具体的通達を着実なものにした。.

現在学校では、先進的な教育思想を先頭に、科学的な教育内容を主体とし、現代の教育技術に基づいて能率 の高い管理を土台とし、現代化された民族学校改革の学校建設史で全面的に推進、品性が良く個性的に発展し 心身が元気で基礎学力・応用学力・創造性学力を揃えた高い資質の民族人材の養成に心血を注いでいる。

学校体制と教員陣の構築に拍車を

1952年 11月 16日に開校した延辺1中は、我が民族言語と文字で授業をする朝鮮族の高級中学校であり、 1978 年に全国の 20の重点中学校で、1980年には吉林省第一の重点中学校に、1985年には吉林省朝鮮族教育改革実 験学校に選定された輝かしい歴史と足跡を持っている我が民族の名門学校だ。

50年余りの間の発展過程で、延辺1中は優秀な民族人材の養成にこだわりつつ、独特の学校建設のモデルを作っ た。 現代の変化の激しい複雑な民族教育の現実に対して、英才を育てる名門学校の建設のための改革に拍車を かけている。

学校管理体制の改革において延辺1中は決策指揮システム、執行運営システム、参謀諮問システムと監督フィード バックシステムを設け、完壁にすることを目標に各項の活動を推進して行き、学校管理形式では “目標管理”、“過 程管理”、“制度管理”が相互に結合した形式を取り、人材養成と学校建設の任務を明確にし、能率を飛躍的に高め た。 一方 “学校内部管理体制改革方案”を制定し、合理化、規範化、体系化の原則に照らして管理を進めた。

教育の競争で教員資質を競争の最大の核心だと考えた学校指導部は、新任教員の講習、青年教員講習、学校級 青年核心教員講習、中老年教員講習など、様々な講習対象、期限、方式、目標と基本要求で講習を組織、教員た ちの全体的な資質向上を目指し、“名教員プロジェクト”を制定して教員の学力水準向上を図った。 現在、延辺1中で は 16人の教員が修士学位を取得し、 24人の教員が修士学位過程を踏んでいる。 126人の専門教員のうち、特級教 員が 1人、 高級教員が 51人、 中級教員が 37人だ。 5人の省級学科引率者、12人の州級学科引率者と授業専門家 を保有している。

長い間、延辺1中は学校の人才養成目標を実現することから一貫して徳育教育の大切さを確認しつつ、学生が思想 道徳の構築を進めた。 彼らは各種の活動を通じて愛国主義、集団主義、社会主義教育を強化した。 科学的な世界 観、人生観、価値観を養成し、学生たちを指導して人間らしい人間として成長し、文明的な人間に成長、気高い人格 を備えた現代人として成長するように鞭撻した。民族学校の特性に結びつけて、学校では定期的に伝統美徳教養を 進め、報告会と各種の参観、学習などの活動を行い、学生たちにとって故郷の理解を進め、民族の優良な伝統を知 ることで、民族の使命感と責任感を増進させ、本民族の礼儀範節と文明水準を向上させた。

特色人材養成の成果、実る

長い間、延辺1中は “全面的に土台を堅め、特長を発揮して人材を養成”する指導思想に基づき、学生たちの潜在 力を掘り出し、個性を発展させる名実共に特色学校として浮上した。

数学科の場合、1982年、全国数学連盟競演に初めて参加してから 20年余りの間、 600人余りの学生たちが全国 賞を受賞した。 その中で 7人が個人優勝をし、八回も団体優勝をして、毎年若干名の学生たちが吉林省を代表して 全国数学オリンピック競演に参加したりした。

特に 1999年と 2001年の全国数学連盟競演で、延辺1中の数学人材たちは実力を充分に発揮し、優秀な成績を取っ たが、 1999年 1等賞受賞者だけでも 12人であり、長春全地域の 1等賞受賞者総数に相当し、そのうち 3人の学生 が吉林省を代表して全国数学オリンピック競演に参加、清華大学、北京大学、中国科学技術大学に大学入学試験を 受けずに入学することができる資格を持つようになった。 2001年、延辺1中は全国数学連盟競演の個人1位、団体 優勝と 3年連続優勝の三種類の栄誉を独占することとなった。こういうわけで吉林省内はもちろん、全国の数学特奨 生養成の名門学校としての立場を明確にした。一方 “吉林省普通高級3中学校数学特奨生養成基地”に選定され、 同時に国家数学オリンピック委員会から全国数学オリンピック希望連盟協会の 9つの会員学校に任命されたりした。

体育の面でもわくわくするような成績をおさめている。全国中学生 “3号杯”サッカー競技で優勝した輝かしい歴史を持 っている延辺1中は、第6回、第7回全国中学生運動会サッカー種目で 5位となり、 2000年にあった全国中学生サッ カー連盟競技で 3位になった。学校は国家教育省から “全国体育後備人材養成基地学校”に選定された。

我が国を代表してマレーシアで開かれたアジア杯中学生サッカー選手権大会で 5位になった。

延辺1中は特奨生たちの養成で学校の知名度と学校建設の効果を高めるきっかけを作ることになったが、毎年 10 人余りの特奨生が国内の名門大学に推薦入学し、体育特奨生の場合、100%の進学率を記録した。

師徳の形成で良好な教員陣形成

“人間らしい人間を育成しようと思えば、ず教育者が学者型、研究型であるよりも、集団の模範にならなければならな い。”これは延期1中で教員陣形成の面で主張されている要求だ。

全面発展の未来指向的な人材を育成するため、延辺1中指導部ではまず、教員陣形成に力を入れた。 “見本の役 目が十分果たせて初めて、健康な子供達を養成することができる。 合格した人民教員なら、当然いつでもどこでも学 生たちが仰ぐ行為規範の立派な模範にならなければならない。” これはこの学校の呉寿根校長の教職員たちに対す る素朴な要求であると同時に厳格な要求でもある。

延辺1中では教員職業道徳の形成を長期的な課題に据え、時代の要求とともに教育を規範化しながら教員陣の形成 の実効性と質を追求、教員ごとに職場を愛し学生を愛し、職業道徳を守り、学生・父兄・社会が満足する教育者に生ま れ変わるようにしている。

この学校の指導部では、教育課程内で教務公開制度を全面的に推進、 “公開、透明、信用”の原則のもとに学校の重 大な瀬柵決定と集金項目、標準、義捐を社会に公開し、学校と社会の真の一体化行政を急ぎ、良好な教育環境と教育 秩序を樹立した。

“延辺1中の教員たちは学者型、研究型の教員である上に、うちの子たちが親しみ頼りにし、 父兄が満足する優秀な教員陣であることは間違いない。”これは延辺1中の親たちの、この学 校の教職員たちに対する素朴な印象でもある。

学校のソフト環境の形成に最善を

延辺1中の指導部は、学生たちがより良好な雰囲気と質のよい環境で勉強し、生活と各種の特技を磨く ことができるようにするため、ソフト環境の形成に対する投資を拡大、学生と父兄から賛辞を受けている。

学校では “美しい環境の原林化学校の建設”を目標に掲げ、長期的に資金を投入したが、現在、学生一人当 たりの緑地面積を 1.2平米にまで到達させた。 校庭のあちこちには特色ある机と各種の休憩用の椅子が設置され 、学生たちが勉強の余暇を利用して感情と学習経験を交流し、休息のひとときを楽しむようにした。

現代化授業のために各種の授業施設の入れ替えの必要性を感じた学校では、校内全域に授業ネットワークとケ ーブル網、インターネットを構築し、学校のホームページも新しくオープンさせた。 教員たちが自ら制作した講義ソ フトウェアの数量と質も高い次元を見せており、2003年だけでも 6件の講義ソフトウェアが省級以上の部門の 1等 賞を受賞した。 このような授業施設の更新と講義ソフトウェアに対する開発は、今後、学校の遠距離教育の開設 のために堅固な土台となった。

最近何年間かの間、延辺 1中はソフト環境の建設だけでも目覚しい成果をおさめたが、続いて全国体育衛生事 業先進部署、全国民俗中学モデル学校、省模範集団、省文明部署、省学生資質全面高揚改革先進実験学校、 省文化教育系統精神文明建設示範学校、省教育公会先進職員の家、省情報化教育模範学校などの栄誉を授与された。

民族教育実験の場として位置付けられる

長い間、延辺 1中は民族教育の特点に基づき、改革と実験を先導し、 3語(中国語、朝鮮語、外国語)授業改革 を突破口にして総合実験、全体改革を推進した。 この過程で延辺1中では、学生の資質を向上する新しい道を 模索し、民族教育の質も新しい段階に発展させ、本当に名実共に民族教育改革の実験の場として位置付けら れるようになった。

特に 3語(中国語、朝鮮語、外国語)授業の面で、延辺1中はさまざまな学科目で、いろいろな形式と内容の総 合実験儒儀容を行い、良い効果をおさめた。 例を挙げると、朝鮮語科の “作文授業の中の知能発展”、 “文学 鑑賞と能力養成”、“習作を中心とした教材体系の改革”などを実験、中国語科の “集中式、大量閲読”、“講読 と習作を並行して”、“応用能力の目標達成訓練に適応して”などを実験、 英語科の “朝鮮族学生の英語学習に 当たる教育法を探索する”、“聞き取り能力を向上することと併せて、学生たちが英語資質を全面的に向上しなけ ればならない”、“中高英語閲読授業方法に関する理論研究と実践指導” などを実験、 日本語科の “広く深く早く 中高段階常用日本語を上達させなければならない” などを実験した。

これ以外にもこの学校の教員たちが書いた授業関連論文集 70編ぐらいが国家級優秀論文に、 100編ぐらいが省 級優秀論文に選定された。

1997年、延辺1中はまた、国家教育省から少数民族学校で実行されている中国漢語水準試験(HSK)は第2期試験 段階に入った。 朝鮮語文との省級研究課題“主題情報技術教育科の研究”も既に申し込みが終わった。 こ れ以外にも学校では中央電算教育官の “10.5”重点課題である “小中学情報化技術研究及び情報化プラット ホーム資源ベースの建設と応用” の研究課題を担当しており、このような実験研究の課題は学校の教授改革を さらに高い次元へ引き上げ、少数民族教育の発展のために模範の役目を果たしている。

このような成績をおさめる過程で、延辺1中は国内の少数民族学校だけではなく国外にも一定の知名度を持つ民 族の窓口学校であり、対外的に基礎教育を宣伝する窓口学校に成長し、国内外の民族教育を愛する人々も延辺 1中に 18項目のいろいろな奨学金を設置して民族教育を支援しており、毎年、学生たちに授与している奨学金の 総額は 50万元余りに達する。

(延辺通信 2004年9月20日)
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