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[社会] "中国同胞、帰化しても差別は相変らず"



中国同胞たちが帰化すれば普段使っていた韓国式の名前を諦め、中国式の名前を使わなければならない。 行政機関の御都合主義のため生じた不合理な戸籍法条項のため、中国同胞たちは国籍を取得した後にもひどい差別感を感じるしかない。

帰化した中国同胞、名前のためひどい差別

帰化した中国同胞の女性に直接会った。 記者が会ってみた朴ソンジャ(36)さんは婚姻でにより去る 7月、帰化 許可を受けた中国黒龍江省出身の女性だった。

朴さんは帰化許可を受けた後、戸籍謄本を取って、謄本に自分の名前が朴ソンジャではなくピャオ・サンズという 中国式発音で記載されているのを見てびっくりした。

朴ソンジャさんは中国に住んでいる頃には韓国式の名前を使ったし、ピャオ・サンズは中国人に会う時、たまたま使った 名前だったからだ。

以後、朴さんは区役所戸籍係の人に、どういうわけなのかを問い合わせたが、帰って来るのは政府方針がそうだから仕方 ないという誠意のない返事だけだった。

朴さんは中国にいる時にも韓国語の名前を書いたのに、いざ国籍を取得して韓国人になった後には中国語の名前を使うよ うになったのだ。

だから朴さんは就職をする時や旅行を行く時、常に帰化外国人であるというレッテルがいつも付くのは差別ではないのか と訴えている実情だ。

政府、なぜ中国海外同胞たちに中国式の名前を付与するのか

まずこれは典型的な政府の行政便宜主義のためだと考えられる。

帰化した中国海外同胞に中国式発音の名前を書くように強制した所は、最高裁判所。 最高裁判所は去年 1月から 戸籍法規定を変え、帰化した中国同胞の名前を中国式の発音どおりに戸籍に登録するようにした。

最高裁判所側は、帰化した中国同胞が韓国で名前を変える行政手続きを踏む時、第一線の公務員たちが大きな困難 を経験したので、仕方ない措置だったと釈明している。

すなわち中国同胞の公務員たちが中国簡体字で表記した同胞の名前を国内で使われる漢字語に訳す上で困難を経験し、 規定を変えたという話だ。

第一線の公務員たちが中国語が分からず、いちいち簡体字に対応する漢字を捜すのは無理というのだ。

ある関係者は "中国語という外国語を学ばなければ判らず、読むことができないのでそうした。簡体字をそのまま使うこ とも、外国語を使うことができないという法規定に違反する"と語った。

しかしこのような釈明は、国籍を取得する過程で公務員たちが中国語辞書を調べて見るだけで解決出来る問題で、典型的 な行政便宜主義にあたる。

また簡体字に対応する漢字がない場合には、帰化人の同意を得て名前の漢字を決める方法を選ぶこともできる。

政府のこのような方針のため、わずか 2年前まででも特に改名手続きを踏まなくても良かった帰化中国同胞たちに 荷物だけが増やす結果をもたらした。

帰化している中国同胞には大きな荷物

まず法務省統計によると、去年の帰化外国人は 5985人だ。 今年の上半期だけでも 3412人の外国人が帰化申請をしたという。

すなわち去年から今年の上半期までに帰化した外国人は合計 9千 5百名余で、 1万人に迫っているが、このなかの 絶対多数である 76%、 すなわち 7千人位が中国同胞だ。

こんな現実で行政の便宜だけを先に立たせた政府の政策が、同胞たちに改名という追加的な荷物だけ負わせているのだ。

実際に改名業務を担当する第一線公務員たちも、追加的な手続が同胞に重荷になるという点を認めている。 ある公務員は "手続だけみれば、その方々(中国同胞)が不便なことは事実だ。 しかし私たちがああだこうだと言う立場ではない"と言い 逃れするのに余念がない。

また、中国同胞は行政手続に暗いので、実際に改名手続をする場合も珍しいということが、改名手続を担当する地方裁判所 関係者たちの話だ。

中国同胞が一番多く居住しているソウル地域の地方裁判所の場合にも、実際に改名手続を踏みに来る中国同胞出身の帰化人 たちは一ヶ月に一、二人に過ぎないというのが担当公務員たちの話だ。

帰化中国同胞の中でも、中国に居住する当時にも韓国式名前が戸籍に上がっている延辺、延吉など吉林省出身たちは、最初 に韓国式名前を付与しているので例外ではあるが、多くの中国同胞たちが改名手続を初めから諦めているのだ。

(延辺通信 2004年9月07日)
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