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[文化] 純粋な我が民族音楽を守りたい

延辺ハンマウム民楽演奏研究所



最近の若者達にはやや疎ましく感じられる我が民族の伝統楽器であるヘグム、チャンセナプ、タンソ、チョデ、伽椰琴、 洋琴、ソピリ、チャンゴなどを演奏しながら、純粋な我が民族音楽に固執する人々がいる。 彼らこそ延辺ハンマウム 民楽演奏研究所・李グァンス(40歳)所長を含む 10人余りのメンバーだ。

現在、延辺歌舞団、延辺大学芸術学院、延吉市朝鮮族芸術団、延辺ラジオTV放送芸術団で楽隊メンバー、指揮者、作曲 家である延辺ハンマウム民楽演奏研究所のメンバーは民楽に対する愛により意気投合して集まった音楽人たちだ。

去年 3月、正式に民政部門の許可を得て、設立を世の中に知らせた延辺ハンマウム民楽演奏研究所は、これまで10回余り、 純粋な我が民族の伝統楽器演奏で "これ以上ないほどの純粋な我が民族楽器を知らせ、民楽に対する愛の雰囲気を形成させ ておこう"と言う最初の目的のためにすべてのメンバーが努力して来た。

難しい環境の中で発足し、また色々な面から来る圧力も受けながら、彼らはただ一つ、民族楽器に対する愛だけで団結し、 苦しい歩みを繰り返して来た。 演習室がなく、所長である李グァンス(40歳)さんの家で演習を始め、その間遊撃戦を繰り 広げて延辺歌舞団、延吉市朝鮮族芸術団の演奏室を借りて、夕方ごとに演習を重ねて来た人々だ。

延辺歌舞団でチョデ(デクムともいう) 演奏家である李グァンス所長は、韓国国立中央劇団と韓国金弦国楽院で研修するう ちに民楽の技術を高め、結局、延辺にも民楽演奏専門研究所が切実に必要であることを肌で感じた。帰国の後、初めて民 楽演奏芸術団構成の意向を明らかにした時、延吉市朝鮮族芸術団の国家1級の作曲家であり指揮者である黄昌柱先生 の積極的な支持を得た。 結局、李グァンス(チョデ)、朴ハクチョル(ヘグム)、金ヨンイル(チャンセナプ)、李ジョンシク (指揮)、朴チャンイル(作曲)、李スリョン(伽椰琴) など多くの人が集まって延辺ハンマウム民楽研究所を設立して、黄昌柱 先生を顧問に迎えた。

去年 12月、延辺大学芸術学院演奏ホールで "延辺ハンマウム民楽演奏 1000年前のトラジ発表会"を開き、業界にそれまで 練習して来た技量を披露した。始めはしたものの音楽人たちが集まった研究所の運営は易しくはなかった。 延辺ハンマウ ム民楽研究所は、創始期の投資人との合作で公演にもよく参加し、正規の練習も続けられたが、利益の創出不備が原因で、 結局合作は破産を告げてしまった。 しかし彼らには信念と希望が生じた。民楽を愛する観衆がいて民楽を守り、発揚して 行こうとする一念で彼らの熱情は冷えることがなかった。 "自体で会費を払ってでも引き継いで行こう。" こうして彼らは 自己資金で作曲家たちに作品を依頼しながら、今日に至るまで絶え間ない努力を続けた。

今年、延辺TV新正月の夜会は、延辺で初めて開かれた我が民族の民楽と民謡が結合した伝統民族音楽会だった。 今度の民 族音楽会で延辺ハンマウム民楽研究所のメンバーが "バタバタ"という我が民族の伝統音楽を基礎にして新たに作り出された 器楽音楽 "ドンドンアバク"(黄昌柱作曲)を演奏したが、特有の優雅さと華麗さで、視聴者たちの歓迎を受けた。

"韓国や北朝鮮とは異なる、我が民族の魂が生きて呼吸する私たちの調子、私たちだけのメロディーを演奏したいです。 特に私 たちが演奏する時に使うチョデ、チャンセナプ、タンソ、洋琴みたいなものは、我が民族自体で改良した民楽器です。" 李グ ァンス所長はこのように打ち明けた。

"現代音楽の衝撃の中で、民族音楽が生存して行くには試練が厳しいです。 私たちの世代が率先して我が民族の音楽を保存 し、 受け継がなければならないと思います。 胸が痛むのは次の世代だと思います。 民族楽器を扱う人材がますます減っています。" と将来を心配する李グァンス氏は、 "我が民族特色の音楽を国内外に広く知らせ、見せてあげたい。 我が民族自体の創作音楽で 音楽会をやりたいです"と希望を明らかにした。

(延辺通信 2004年8月6日)
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