xxxxxxx
朝鮮族通信 中国の朝鮮族に関するニュースポータルサイト Search by Google:
ホーム 朝鮮族概要 地域紹介 政治 経済 歴史 観光 ショッピング コミュニティー お問合せ



[教育] 朝鮮族の言語的強み、いつまで維持出来るか?

中国の 55の少数民族のうち、移民民族としての朝鮮族が民族の言語的な強みで最も恩恵を受けている と言っても過言ではない。 改革開放の後、特に中韓修交の後、朝鮮族は自分たちの言語的強みで中韓 両国の経済文化交流の “急先鋒”となり、足となり、広い分野で活躍をしている。

近年来、朝鮮族の大学生たちの就業情況を見ても、朝鮮族がどれだけ多くの言語的強みの恩恵を受けて いるかが判る。 統計によると、朝鮮族の大学卒業生の就業率は 90%以上だ。 しかし推定のとおり、漢族 の大学卒業生の場合は、朝鮮族学生と違う。 夢のまた夢とまでは言わないが、就業が難しい。 朝鮮族の 大学卒業生は月労賃が1500元以上でなければ就業しないが、漢族の学生たちは月労賃が 500元、 600 元などということも多い。 朝鮮族の大学生の就業分野をみれば、大多数(90%)が韓国企業や韓国と係わる 企業だ。 何故ならば朝鮮族学生が就業競争において言語の強みで漢族の学生たちを圧倒し、韓国と係わる 業者(通訳、貿易、旅行社等々)に就業しているからだ。 そして “就業が教育方向を決める”というので、 “朝鮮族の小中学校では朝鮮語教育を逃してはならない”と主張する理由になったりしている。

それなら私たちに恩恵を与えてくれ、私たち朝鮮族の生存の重要な道具になっている言語的な強みは、どれ だけ維持することが出来るのか?

統計によると、現在、全国的に 39の大学で韓国語学部を設け、漢族の学生たちを募集して韓国語を教えて いる。 毎年、学生募集数が 4000人に達している。 のみならず少なからぬ漢族の学生が韓国に留学している。 現在、全国の各大学で留学をしている韓国の学生たちが 30万名に達しており、 2010年には 100万名を超え るものと集計している。留学関係者の紹介によれば、北京の 7つの大学で韓国語の専門学科を設置しており、 韓国で失業した “渡り鳥教授”らが来て “中国の朝鮮族たち韓国語は ‘北朝鮮’の言葉を標準にしているから、 純粋な韓国語ではない。”と言いながら、中国朝鮮族教員たちの “お株”を奪ったこともあると言う。 深く考える べきことではありそうだ。

多くの漢族の学生が韓国語を学び、多くの韓国の学生たちが中国に留学に来て中国語を学ぶようになると、それでも朝鮮族に 言語の強みがあると言えるのか? 朝鮮族は当然、私たちより中国語に堪能な漢族たちと、私たちより韓国語に 堪能な韓国留学生たちと競争をしなければならないだろうし、私たち朝鮮族の生存の有力な道具であり武器だ った言語の強みは、 “威力”を失うことになるだろう。

これに備え、多くの朝鮮族有志たちは、朝鮮族の学生が真の実力を養うことだけが、今後生き残れる道だと指摘している。

(遼寧朝鮮文報 ユン・チョン記者 2005年7月1日)
Copyright(C) 朝鮮族ネット